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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 202
2010.06.27

2010年 第38回「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」予選前日の練習走行日、5月13日(木)10時30分過ぎ、篠つく霧雨のなかニュルブルクリンクゲートすぐ近くの指定された駐車場に車を停め、歩道橋を渡り反対側にあるイベントホールからピットに向います。歩道橋上からの西側の眺望です。ロータリー越し、白い「HARIBO」のテント手前に走る広告塔が沢山駐車しています。
「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」における「マンタイレーシング」と「HARIBO」の力の入れようが際立ちます。

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ニュルブルクリンクの巨大な施設が完成後、初めての賑わいが、始まろうとしています。霧雨から雨に変り気温は相変わらず7℃で、5月中旬の気候とは思えない低温です。それでも今日の練習走行を見ようと、今までにない車と人出です。タイヤとホイールを連想させるようなイベントホールとその先は、カジノの付属する大きなホテルです。

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ゼッケン8「マンタイレーシング」の「HARIBOポルシェ997GT3R」の走行準備は整いました。このレース車輌の整備担当者がウーヴェ・フルーク監督を囲み全員で記念撮影をしました。大型トレーラーが150台くらいも駐車できる北側のシャッターは、既に開放されスタート時間の13時を待っています。ウーべさんとダミア・ケリクさんが無線のテストをしています。

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13時少し前にウーヴェさんがピットロード側のシャッターボタンを押しました。
冷たい風が北側の駐車場から吹き抜け、いよいよ練習走行のスタート開始でます。吹き抜ける寒風にピット内のメカニックの身が引き締まり、適度の緊張が走ります。テスト走行とはいえ路面はウェットですから、ドライバーの緊張はいかばかりでしょう。明日の予選に向けニューモデルの「ポルシェ997GT3R」の最終チェックをかねての走行です。
明日の予選はチームの名誉をかけて競うのですが、決勝スタート前の練習走行での接触事故は、絶対に避けなければなりません。「ニュルブルクリンク」のレースを知り尽くした「マンタイレーシング」は、明日の予選でどのような展開をみせるのかが興味深いです。

ウーヴェ監督は防寒用の「HARIBO」のキャップにレシーバーを着け、本番さながらの引き絞まった表情です。
名誉と栄光をかけた一年に一回のこのレースに、一年を費し車輌開発から準備をしてきたのですから、その思いは如何ばかりか、ウーヴェ監督当人しか計り知れません。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 201
2010.06.26

2010年、第38回「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」の予選後、日本から「マンタイレーシング」のレース車輌のフォローに「ムラタチューン」の社長村田正明が訪独しました。フランクフルト空港から20時少し過ぎにイタリアンレストラン La Lanterna に到着しました。「マンタイモータースジャパン」の大鹿社長も同行しましたから、これで「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」のメカニックと観戦メンバーは全員揃いました。日本から先発した2名のメカニックは、明日のレースに向け、まだ「ニュルブルクリンク」のピットに残り、ウーヴェ・フルーク監督と整備作業をしています。

観戦組の私達が、1階のいつものテーブルで食事をしているのを2階で食事をしていたウォルフガングガング・カウフマンさんが見つけ挨拶に来てくれました。今日の予選の結果はどうだったか。ダッチバイパーの調子は?などの質問が矢継ぎ早に飛び交いました。少しして今度は、こちらがカウフマンさんのテーブルのお仲間のところへ挨拶に行きました。

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カウフマンさん専属のカメラマンと先日の後輩ドライバー、3名が2階に上がった階段正面のテーブルで食事中でした。挨拶を交わしているところに、このレストランのオーナーが現れ、イタリアから手伝いに来ているオーナーのお身内も加わって、ひとしきり賑やかさを増しました。他のお客様は、さぞ唖然とされたでしょう。左下、写真のような大世帯での記念撮影になりました。

2階への階段を上がり切った右のテーブルには、トヨタ 「ガズウレーシング」の皆さんが食事中でしたが、カウフマンさんのテーブルとは正反対で背を向けていたので全く気付きませんでした。

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上、左の写真を撮り終え、振り返ると「ガズウ レーシング」の皆さんが会食中で、1週間前にこのレストランで成瀬さんを囲んで会食されていた皆さんとは、メンバーも入れ替わっていましたが、その中に長浜さんが加わっていましたから、ここに居合わせた3チームの明日からのレースの健闘を称え合いました。

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男世帯のレーシングチームが多い中、「ガズウ レーシング」の粋な計らい、紅一点?素敵な女性が入っていましたので、写真を撮らせて頂きました。
チームに女性が居ると、こうも雰囲気が柔らかくなるものなんですね。

成瀬さんとは先週5月6日(木)に、このイタリアンレストラン La Lanterna でお目にかかったのが最後となりました。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 200
2010.06.25

第38回「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」を1週間後に控えた5月6日(木)日本はゴールデンウィークが終ったばかりです。
21時過ぎ、夕食にいつも利用するイタリアンレストラン La Lanterna に出かけました。
明日、7時にホテルをスタートですから、普段より早めに夕食をすませ、支払いをお願いしました。オーナーのネストラ・マウリジオさんが勘定書を持って来たのでいつも通りサインをすませました。滞在中このイタリアンレストランの飲食代は、帰国前日に一括して支払いをしています。挨拶をして帰り際、2階に成瀬さんがメカニックの皆さんと来ているのを知りましたから、挨拶に伺いました。

皆さんと一緒に夕食のテーブルを囲んで歓談中でした。
昨年の丁度同じ頃、始めてこのレストランでお目にかかり、メニューに載っていない「チャーハン」と「焼きそば」を頼むと作ってくれることを教えて頂き、我々のテーブルに、その二品をふた皿ずつ成瀬さんが差し入れてくれました。
その後、ニュルブルクリンクを訪ねる度に良くお目にかかりました。

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今年は、この日初めてお会いしましたが、来週開催される第38回「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」までに既に「ニュルブルクリンク耐久レース」VLNは3月27日(土)、4月10日(土)、24日(土)と3回開催されています。成瀬さんには、「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」迄に、またお目にかかるでしょうが、お互い健闘しましょうと挨拶を交わし、メカニックの皆さんと一緒の撮影をしました。

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昨日、10時30分頃、驚きと悲しみの訃報にふれました。
日本のモータースポーツ界は、大変惜しい方を不慮の事故で亡くしました。
成瀬様のご冥福とご遺族の皆様に心からお悔やみを申し上げます。

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2009年10月20日(火) 「日本経済新聞」 朝刊4面全紙広告から転写しました。
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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 199
2010.06.24

WIGE MEDIA AG は「ニュルブルルクリンク24時間耐久レース」のオルガナイザーも務めモータースポーツメディアの業務全般を手がけています。
レース中メディア以外立ち入りできない場所でのレースの撮影許可証を含む、VIP用パスの発給を依頼し入手することができました。

レース開催期間中の駐車場は、ニュルブルクリンクのレース場内へ通じる最短の場所が確保されていましたから、レース場から出ての移動は大変便利でした。駐車場入口には駐車券をチェックする担当者が常駐していますから、指定の駐車場以外入場できません。霧雨、昼間気温7℃厳しい天候ですから、夜間は大変な仕事です。この人たちの協力で「ニュルブルルクリンク24時間耐久レース」が支えられていることを感謝せずにはいられません。

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駐車場すぐ脇の歩道橋を渡り、駐車場反対に昨年新設されたイベントホール内に入りました。いつもは閑散としている巨大なホールは、今日はとばかりに華やかに飾り立てられています。その中メイン通路に面したポルシェのブースが唯一まだ間に合わぬ飾り付けの最中でした。メイン通路に面した入口近くに大型トレーラーを改装したポルシェショップが店開きを終えたばかりで、ニューモデルのケイマン、997GT3RSが展示され中央に997GT3Rハイブリット、更にパナメーラ、ニューモデルのカイエンと5台並べてありました。997GT3RSはカッティングシートを貼る最後の作業が行われていて、ご覧の通りの散らかりようです。

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ひと際目を引く若く美しい女性達が笑顔で迎えてくれました。これもポルシェのブースです。ここも準備に忙しくポルシェの旗やピンバッチ、ニュルブルクリンク24時間耐久レースのタイムスケジュールが付いたポルシェのロゴ入りネックストラップ等をダンボール箱入りで大量に用意し、観戦者に無料で配布する豪華さには驚きました。

3人の若い女性にカメラを向けると準備に忙しいにも関わらず、愛らしい笑顔で応えてくれました。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 198
2010.06.23

1963年の第1回日本GPでデビュー
ニッサン、トヨタ、いすゞの各ワークスに所属
1966年、69年の鈴鹿1000㎞で優勝
2002年まで現役ドライバーとして活躍、理論派のドライバーとしてまた自動車評論家として現在も活躍中です。
1973年GC黄金期、最もダンディーな津々見友彦校長を迎え「ポルシェクラブ六本木」の「スポルトファーシューレ」は、ほぼ毎月開催されています。

P2に設営したオーバルコースの奥にショートコースがあり、双方至近距離ですから移動も容易で梅雨どきの開催イベントでしたから、運営がスムーズに行え時間のロスもなく好評でした。

濃霧の中、トレーニング開始前にグループごとのミーティングが行われました。津々見校長の説明に聞き入る参加者です。参加車輌はカイエン、ケイマンまで多種に亘り、964CUPが2台参加しました。

スポルトファーシューレスポルトファーシューレ






午前中は生憎の空模様、濃霧による視界不良でしたからコース上でも各コーナーごとに充分時間をとって、丁寧な説明と丁寧な運転に重点をおきました。濃霧よる視界不良を活かし、RRのポルシェを路面の状況の良くない今日のようなコンディションの下で、どのようにコントロールするか。極端にミューの低い「ポルシェ ウィンタートレーニング」を開催したことで、既に十分な経験を積んだ参加者が、やはりその成果を発揮し際立っていたことは評価すべき事象でした。

スポルトファーシューレスポルトファーシューレ






昼近くに雲の切れ間から初夏の太陽が出てからは、午前中のウェットでの丁寧なブレーキとアクセルワークの経験が生かされたことは大きな成果です。同じ911系でも特に964カレラやRS、CUPで参加したドライバーの丁寧なドライビングによる、美しい走行ラインに感銘しました。

「ポルシェクラブ六本木」が開催する次回の「スポルトファーシューレ 3」は来月7月31日(土)富士スピードウェイ本コースにおいて、11時から14時まで中間に1時間のインターバルを挟み開催されます。ぜひ参加頂きポルシェを本気で乗りこなせる「ポルシェ乗り」をめざして下さい。

その後、9月15日(水)から4日間「ニュルブルクリンクノルドシュライフェ」で開催される「北ドイツ自動車連盟」と「ポルシェクラブ六本木」共催の「スポルトファーシューレ 海外版」に参加されモータースポーツの本場で開催される本物の「ドライビングスクール」を堪能して下さい。

スポルトファーシューレスポルトファーシューレ





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