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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 251
2010.08.26

「マンタイレーシング」ドライバー、アーノルド・クラーセンさんは「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」後に開催する「ニュルブルクリンク耐久レース」VLNに参戦しています。今シーズン前半最終戦では「ポルシェ997GT3R」で2位になり、「マンタイポルシェ」の勝利に花を添えました。
クラーセンさんの後ろは「マンタイレーシング」足廻りの調律師ウーヴェ・フルークさんです。レース車輌がポルシェのバイザッハから搬入すると一人で2週間ほどで「マンタイレーシング」仕様にチューニングを施す神業も有しています。このようなメカニックの集団が「マンタイレーシング」なのです。一人一人個性の強いこれらの人達がレース中、不具合が発生すると瞬時にその原因を探り当て少数精鋭をもって即時に対応することで、難しいレースを勝ち抜いてきたのは、日頃の経験と実績の裏付けです。

クリスチャン・メルツェンさんは今年の「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」で左フロントのショックが故障し成績を残せませんでしたが、その後の「ニュルブルクリンク耐久レース」VLN第5戦で2位、6戦は今年初優勝を果たし、7戦の「ニュルブルクリンク6時間耐久レース」は、史上初の2、000㎞を走破する破竹の2連勝を飾りました。やさしい人柄のどこにこのようなエネルギーが潜んでいるのでしょうか。

マンタイレーシングマンタイレーシング





昨日のブルグに書きましたが揃いのレーシングスーツに身を包んだシューレアファミリーです。父親と一緒に兄妹が3台のポルシェで参加しています。母親は「デビルディナー」で読書にふけっていました。こんな優雅な家族いるのですから何とも素晴らしいことです。「マンタイレーシング」のスポンサーもしています。工場長のマーティン・シューバーさんが対応しています。

一方、日本から「マンタイトラックディ」の撮影に訪独した監督は、ツーリスト走行口に拠点を構える「マンタイレーシング」のサポート車輌周辺の撮影に専念しています。DVDカメラの先、グレーのシャッターはツーリスト走行日には開放されここで専用のプリペードカードを販売しています。1周から半日、1日、1年までクレジットカードでお好みの周回と期間を選択し購入できます。因みに1年有効のカードは約10万円で今日の為替レート108円で一周2、700円ですから、1年で何百周もするならお買い得かもしてません。但し、1月1日から12月31日までの有効期限です。

マンタイレーシングマンタイレーシング




ウーベさんと共にカメラに鋭い視線を投げかけるレーシングスーツの男性が、「ニュルブルクリンク」で今をときめく「HARIBO」のオーナーです。「ニュルブルクリンク耐久レース」VLN第6戦、7戦の優勝車輌と「マンタイモータース」のコンプリートカーの2台、そして美人の奥さんを同伴し「マンタイトラックディ」に参加しています。

オーナー自身が優勝車輌のハンドルを握ったあとメルツェンさん、オラフ・マンタイさんを交えディスカッションをしています。後方にゴールデンベアーのゼッケン88が見えます。同一車輌ですが「ニュルブルクリンク耐久レース」VLNのゼッケンは88で「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」のゼッケンは8です。

マンタイレーシングマンタイレーシング





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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 250
2010.08.25

曇天朝5時の気温13℃、二日続きの雨は治まりましたが、今朝の天気予報では曇り時々雨、暖かな室内から勢いをかって出た一人を除き既に初冬の服装です。しかし周辺の牧草も木々も夏の深緑のままなのが、何とも不思議な感覚です。

「マンタイトラックディ」当日8時のファクトリー内の珍しい写真です。過去の優勝車輌2台と現役車輌1台が並んでいます。左側ゼッケン159は「ポルシェ997GT3RSR」で、2009年の「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」で奇蹟の4連覇を果たした優勝車です。中央のゼッケン1は、同じく2007、2008年の優勝車です。右手前は今年から参戦の「ポルシェ997GT3R」で、昨年新設されたカテゴリー「SP9」に適合し、アウディーとの競合車です。今年の第38回「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」では、レース開始後7時間20分経過した頃、プランツガルテンでオーバーステアーによるスピンで右ガードレールに激突しコース上に跳ね返ってきたシロッコと右フロントからリアにかけ接触しリタイア5連勝は、はかない夢で果てたゼッケン114です。

マンタイレーシングマンタイレーシング






事故から3週間後の6月12日(土)開催の第4回「ニュルブルクリンク耐久レース」VLNに間に合わせ修復をしました。今年の第38回「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」に参戦した各レース車輌が勢揃いしています。

「マンタイトラックデー」のブリーフィングとビュツフェ会場の「デビルディナー」入口です。「ニュルブルクリンクノルドシュライフェ」の占有走行をする「マンタイトラックディ」の案内をポルシェのボンネットに手書きしている若い女性は、大きな瞳が美しいです。去年3月に経営者が変り店名も「グリーンヘル」から現在の「デビルディナー」となりました
因みに「ニュルブルクリンクノルドシュライフェ」の走行希望者は券売口で1周25ユーロ支払うと車種に関係なく、バイクもバスも“ツーリスト走行”で20,832㎞を走ることができます。

マンタイレーシングマンタイレーシング





「マンタイレーシング」と「ミシュランタイヤ」のトランスポーダーは、イベント開催に向け準備を急いでいます。3人のドイツ人カメラマンと最終打ち合わせをする日本人監督です。世界のモータースポーツの映像を自社が撮影、制作し日本のモーターファンに提供し続ける第一人者です。今まで「ポルシェクラブ六本木」が企画、販売したDVDの制作をお願いしてきました。これから制作する一連の作品も今まで通り見ごたえのある楽しい作品となるでしょう。

いつもこのイベントで受付を担当する「マンタイレーシング」のライナー・アーランドさんです。日頃の業務はパーツ管理と受発注を担当する気のいいおじさんです。今回のイベント参加者に女性が何名かいましたが、ドイツのモータースポーツの裾野の広さと奥の深さを推し量るバロメーターです。プロレーサーが操るレーシングカーと混送の「ニュルブルクリンクノルドシュライフェ」を走る腕と度胸は見上げたものです。

マンタイレーシングマンタイレーシング





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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 249
2010.08.24

8月14日(土)、15日(日)2日間に亘り、ニュルブルクリンクにおいて、「オールドタイマーグランプリ」が世界各国のクラシックカーを一堂に集め開催されました。生憎二日間、霧と雨にたたられ15日(日)は、濃霧と雨のためイベントは午後中止、閉会となりました。

このイベントは、それぞれの年代の車とドライバーが参加し開催されました。1980年当初「クレイマーポルシェ」で参戦していた当時のユニフォームを再制作し、このイベントに参加した「ポルシェクラブ六本木」の顧問でインストラクターのウォルフガング・カウフマンさんが、15日(日)夕方にホテルを訪ねてくれました。
5月の「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」以来の再会を喜び合いました。そして来年第4回目を迎える「氷上トレーニング」の企画など話しは尽きません。更に来月「ニュルブルクリンクノルドシュライフェ」での撮影の協力をお願いしました。

マンタイレーシングマンタイレーシング






話は自然と明日開催される「マンタイトラックディ」の日独合同撮影と天候の話しに集中しましたが、下は「オールドタイマーグランプリ」に関連する当時の写真と同イベントに参加したポルシェ911の2.4Lです。きれいにロールしながら「ニュルブルクリンク」グランプリコース、第1コーナーのカストロールSを走り抜けて行く、ウォルフガング・カウフマンさんです。2時間ほど話し込んだ後、18時過ぎテスト走行に出かけて行きました。

ウォルフガング・カウフマンさんウォルフガング・カウフマンさん





入れ替わりに明日からの撮影にミュンヘンからミハエル・ノイヴァウアーさんとブリリッテ・シャラーさんが雨のアウトヴァーンを約600㎞走りホテル到着しました。ボルボのワゴンに撮影機材を満載しての雨の中の移動は、さぞ大変だったでしょう。

雨の中で8年ぶりの再会です。日本で3年モータースポーツの仕事に従事して、ドイツに帰国してからも続けているそうです。このスタッフがドイツにいて、時間の調整をしてくれたことで、今回の撮影が実現可能となりました。
到着早々に明日のスケジュールの再確認とあと2名加わっての撮影分担等細かい専門家同士の打ち合わせが長時間行われ、夕食の予定を1時間半以上遅れての遅い食事となりました。
明日の朝食は6時30分です。

マンタイレーシングマンタイレーシング






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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 248
2010.08.23

ドイツ国内の温泉保養地内の一角にある静かなホテルです。鬱蒼とした広葉樹の森を20㎞も走った頃、静かなたたずまいの中にそのホテルはありました。ナビゲーションシステムがなければ行き着けないような所です。
5ッ星のこのホテルは、お城のような建物と庭園を備え温泉プールも完備する素晴らしい環境です。

契約した「ポルシェ997GT2RS」は、9月に引渡しが決まりました。ポルシェAGが夏休みに入る前の最初の生産ロットです。と説明がありカーボン模様のケースを渡されました。ふたを開くと写真のアルバムのようなカタログが出てきました。

5月14日のプレス発表で300台限定販売と聞きましたが、約1、000店のポルシェディラーからの激しいブーイングで急遽200台が追加生産されることとなりました。

マンタイレーシングマンタイレーシング






注文書にサインをした時点では追加生産の話は出ていませんでしたから、プレス発表と同時に決定したのでしょう。このクラスのポルシェを販売するディラーは、世界に1、000店位あるということを知りました。ポルシェカレラGTも1、000余台販売していますから、納得のいく生産台数です。

マンタイレーシングマンタイレーシング





限定生産される「ポルシェ997GT2RS」は、1号車がポルシェミュージアムに収められるそうです。契約時に聞いた生産開始時期は10月からの予定でしたから、2ヶ月繰り上がっての引渡しとなりました。

マンタイレーシングマンタイレーシング





2台目は500台目の最終車体番号を確保できればと思います。
新たに誕生したカテゴリーの「ポルシェ997GT2RS」は、過去に市販されたポルシェのなかで最高の性能を有すると謳われています。諸元表はご覧の通りですが、620PH、最高速度330㎞、0-100㎞ 3.5秒、0-200㎞9.8秒、乾燥重量1、370㎏となっています。

マンタイレーシングマンタイレーシング






この「ポルシェ997GT2RS」は軽量化のためボンネットはドライカーボンを使用していて「マンタイレーシング」の「M620」がモデルです。マンタイレーシングがコンプリートカーとして製作した「M620」は、更に軽量化を計るため、ルーフ、ドア、フェンダーにドライカーボンを採用し、更に100㎏軽くなっています。

最後の写真は、「ポルシェ997GT3RS」と「ポルシェ997GT3」のカタログです。9月20日頃にサンプルカーとして、アクアブルーメタリックとレットのツートンカラーが1台「ムラタチューン」に入ってきます。
カタログも用意してございますのでお気軽にお問い合わせ下さい。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 247
2010.08.22

「ムラタチューン」は、8月12日(木)から16日(月)まで、夏季休暇を頂きました。日頃、ご愛顧下さいますお客様に大変ご不便をお掛けいたしまして、申し訳ございませんでした。17日(火)からは平常通り営業をしております。ご利用下さい。

去る、8月16日(月)「ニュルブルクリンクノルドシュライフェ」において「マンタイレーシング」主催による「マンタイトラックディ」が開催されました。11日(水)東京と競う38℃の猛暑は一変し、朝5時の気温が11℃と27℃急激に低下しました。2日続きの小雨と霧の天候は今日、少し好転し薄日の差すまでに回復しましたが、アイフェル高地に吹き上がってくる西からの風は、時折黒雲を伴い霧と小雨混じりの天候に急変するニュルブルクリンク特有の空模様です。9時からツーリスト走行口にあるレストラン「デビルディナー」を貸切て開催されたブリーフィングの模様です。広報担当のヤンさんの後、オラフ・マンタイさんの挨拶がありました。天候がはっきりしないためコースはドライとウェットの入り混じった最も難しい状況にあり、充分注意し事故がないように楽しんでほしいと簡単な挨拶でした。

各テーブルには「マンタイトラックディ」のテーブルプラカードが置かれています。

マンタイレーシングマンタイレーシング





「マンタイレーシング」と「ミシュラン」のトランスポーダー2台が参加車輌70台のメンテナンスを引き受けています。特に「ニュルブルクリンクノルドシュライフェ」においてタイヤは最も重要ですから、心強い味方です。

ミュンヘンと東京から「ニュルブルクリンクノルドシュライフェ」で開催される「マンタイトラックデイ」のDVD制作に企画、撮影会社が参加しています。今まで存在しなかった興味深い映像をクリスマスまでに制作し皆さんにご提供できますことを楽しみにしています。ご期待下さい。

マンタイレーシングマンタイレーシング





「マンタイトラックディ」の当日、朝8時「マンタイレーシング」のシャッターが開きファクトリー内から、このイベントに参加するレース車輌が現れました。全車両が回転灯を点灯し「ニュルブルクリンクノルドシュライフェ」のツーリスト走行口まで一般道をナンバーなしで移動します。

撮影現場に先行したドイツのカメラマン4名が、日本人の監督の下で撮影拠点等「ニュルブルクリンクノルドシュライフェ」の撮影ポイントの詳細打ち合わせをしています。「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」とVLN全耐久レースに「マンタイレーシング」から参戦しているレース車輌の写真をいつも提供してくれるヨッヘン・バン・カーヴェンベルグさんが、今回のDVD撮影に全面的に協力してくれました。どのような画像が撮れ、皆さんにご提供できるでしょうか楽しみです。

マンタイレーシングマンタイレーシング





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