新着情報

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 338
2011.01.19

明日、1月19日(水)は、20日(木)から開催される「ポルシェクラブ六本木」の「ポルシェウィンタートレーニング」会場設営のため、先発隊としてインストラクターのウォルフガング・カウフマンさんと東京を発ちます。先週末15日(土)に会場の八千穂レイクを訪問しました。大陸から張り出した寒波の影響で強風に舞い上がる湖上の雪です。ここ一週間ほど、連日このような状態が続いているそうで、昨年の暖冬に比べようもありません。

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八千穂レイクの湖上は、ご覧の状態で強風と降りしきる粉雪で霞んでいます。昨年は強風の影響で、ほとんどのパイロンが四散し役に立ちませんでしたが、今回はベースをタイヤで固定してあり、湖面全体に設置さていますが、持ちこたえています。氷厚は既に20cmを越え氷上トレーニングでポルシェが乗っても全く問題ありません。連日-15℃を越す低温の影響で氷厚が増し、バリバリと氷の持ち上がる音がしています。昨年は開催日前日に雨が降り、氷上に溜まった雨水は20カ所ほど穴を開け排水したことが考えられない気象です。

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降りしきる粉雪を写してみました。シャッターを切る指がこごえ思うように写せない程の強風と低温です。現在のように雪山での装備が充実しても、こんな状態が長時間続くと屋外ではとても耐えきれない寒さです。

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八千穂レイクから西の八ヶ岳方面に向かうとスキー場がありますが、道路両面の木立は白樺林でフィンランドの北極圏下、ロバニエミの冬の風景と見まごう景観です。かの地では日中でも全車ライトを点灯して走行しなければ道路交通法で違反となりますが、右の写真はまさにそんな情景を思い起こさせます。材木を満載した大型トレーラーが100km以上の高速ですれ違うときは、さすがに恐怖を感じたことが何回もありましたが、そんな思いがよぎりながらシャッターを切りました。

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1月20日(木)から23日(日)までの4日間開催される「ポルシェ ウィンター トレーニング」では、2日間“キャンドルトレーニング”が行われます。開催日、21日(金)の夕食を用意して頂く“ロッヂ 八ヶ嶺”のホールを兼ねた食堂です。鋳物製の薪ストーブがホール中央にひとつ置かれ暖はこれだけですが、その暖かさに改めて驚きました。いくつものポスターが貼ってある中に「ポルシェ ウィンター トレーニング」のポスターもあり、記念に撮影しました。八千穂レイクより少し標高増しただけで積雪は2倍近くに達しています。自然環境の変化に驚きます。明日から会場設営です。満月を迎え“キャンドルトレーニング”の天候が気がかりですが、月明の下ポルシェでのドリフト走行が今から楽しみです。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 337
2011.01.17

昼食後のひととき参加者とインストラクターが、集まって何やら話し合っています。後ろ姿の黒のフリースを着た男性の被っているヘルメットがポルシェAGが今回開催されている「ポルシェ スポーツドライビング スクール」向けに用意したヘルメットです。ジェット型でサイズは3種類30個ほどが、トレーラーに用意されていました。統一されたデザインでグッツのひとつに加えたい気持ちが湧きませんか。

先頭のポルシェは2グループのインストラクターで後続車が直ぐ後ろに付いています。向かって左脇にブルーとブラックの997がいますが、この2台が今まで2グループのインストラクターの後ろについて走っていましたが、ストレートで最後尾に下がるため低速走行に移りました。

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9グループを3グループに分け1グループ約10台で3グループ約30台が「ニュルブルクリンクグランプリ」コースを15分ずつ走行します。本来グランプリコースは5.149mですが、全コースを使用せずコンチ・クラスプからミシュランカーブへ抜ける全長3.627mのコースを使用してのカリキュラムです。コースインの誘導をしたインストラクターがピットエンドでチェッカーフラックも担当します。

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ピット前の駐車場では緊急時の傷害物回避の訓練をしています。急ブレーキ、ハンドル操作、ブレーキ解除を手前のインストラクターの指示で瞬時に判断して行う回避のカリキュラムです。明日から開催される「ポルシェ スポーツドライビング スクール」の「ニュルブルクリンクノルドシュライフェ」は、ドライバーと車輌のリスクが高いのですが、この写真は見ようによってはインストラクターのリスクが高いように思えますが余計な心配なのでしょう。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 336
2011.01.17

昨夜のブログに書きましたが、ピットエンドに最も近いピットがピットロードへ繋がる通り抜け専用に使われ効率の良いレイアウトで運営されています。右写真、先頭の車両はコースインの指示を待つ4グループのインストラクターの「ポルシェ997GT3」です。後方に長く続くピットが見えます。
実は今日4年目を迎えた「大沼プランニング」の7時間耐久レースが富士スピードウェイで開催され見学させて頂きました。午前中は雲ひとつない好天に恵まれましたが、肌を刺す北風が強くスタート間際の気温は氷点下5℃でした。このよな状況下ではピット毎に設けられている暖房の効いた控室は最高のもてなしなのではと思いました。レストランORIZURUも各ピットから近くメニューも増え“鍋焼きうどん”に思わず手が出ましたが、ニュルブルクリンクグランプリコースには、このような付帯施設は全くありません。主催者も参加者もこの点は苦労しています。

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日本に正規輸入されなかった「ポルシェ997GT3RS」はインストラクターの使用車として投入されていました。その他参加車も4台見かけましたが、開催されている「ポルシェ スポーツドライビング スクール」の市販車輌の中では、最強のポルシェでした。コーナーをアクセルコントロールしながら気持ちよく走り抜けて行きます。メルセデスアリーナから直線までのコーナーはグランプリコースの中で最も難しい箇所で、3日後に開催される「ポルシェクラブ六本木」主催の「ポルシェ ウィンター トレーニング 八千穂」のカリキュラムと同様に微妙なアクセルコントロールで、直線での立ち上がりに大きな差が出ます。

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グランプリコースストレートを全速で走り抜ける「ポルシェ997GT3」と「ポルシェ997GT3RS」です。この後、緩やかな下りとヘアピン同様の右カーブが続きますが、緩やかな下りがくせ者でオーバースピードで入ってしまうと立ち上がりで大きく遅れをとるのはメルセデスアリーナと同様で、コーナーを奥にとり十分に速度を落としてからの微妙なアクセル操作が直線での立ち上がりに大きく影響するのに変わりありません。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 335
2011.01.15

午前中の「ニュルブルクリンクグランプリ」コースは、写真のようなウェットの状態でした。薄日が差しても一瞬で雲に隠れ、気温は上がりませんから、コースは昼過ぎまで走行ラインを外れるとウェットで、日陰は全体的にウェットが続きました。ニュルブルクリンクのグランプリコースは、ノルドシュライフェとは対照的でエスケープゾーンも広く取ってあります。高低差と高速、低速のコンビネーションも多様でとても面白く、安全なコースです。ピット一番左の端が参加者の控室で、参加者はその前に駐車します。グランプリコースへの誘導口は右端ですから、30分休憩後、3グループ毎に駐車場所から移動しピットインします。

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9グループを3グループ分け15分毎の走行は既に触れました。右端のピットをピットイン時の専用誘導路とし、ピットロードはパイロンで解りやすく仕切っています。コースインする時は1グループ約10台が少しの間隔を開け走行を開始し、15分続行します。インストラクターの後に付いて1周するとグランプリコースのストレートで右に寄り速度を落とし最後尾に着きます。この方法を繰り返すことで初心者がライン取りを習得するカルガモ走行です。

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ピットエンドのインストラクターの指示で、グループ毎に少しの車間距離を取って次々とピットインします。先行グループが周回をしてグランプリコースに戻ってくるまでに最終グループ、最後尾の車輌がピットインできるようにインストラクターはトランシーバーを駆使し、コントロールに細心の注意を払っています。
スタッフも昨年に比べ入れ替わっていて、初々しささえ感じられます。


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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 334
2011.01.14

東京の冬を思わせる寒さのアイフェル高原「ニュルブルクリンクサーキット」です。10月初旬はとても暖かく過ごしやすかったようですが、中旬以降気候は一変し東京の真冬の気温となりました。木々は紅葉した葉を付けていますが、写真からは当然“気温”を感じることはできません。

「ポルシェ スポーツ ドライビングスクール」の受付を兼ねた参加者控室前には、小型トレーラーが駐車しています。牽引してきたカイエンが手前に駐めてあります。

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トレーラーのサイドゲートが開け放たれ、運転席廻りの高価なエクスクルーシブパーツや新製品のグッツが展示されていますが、寒さのためかお客様は見かけませんでした。ピットの建物際写真左にもう1台トレーラーが駐車しています。ここでヘルメットを持参しなかった参加者に貸し出しています。海外からの参加者が多くなった現在、その対応策として、このようなシステムが取り入れられています。借りる場合は参加者名の記載されたネックストラップを提示すると封入されたビニールシートに入った黒のフェイスマスクと共に借りることができます。ポルシェAG以外のイベントで借りる場合は、50ユーロ前後の保証金を支払って借りることができますが、新品のフェイスマスクはついていません。しかし、ヘルメットはどこもきれいで傷などは付いていません。

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ふたつ前のブログ「ポルシェパラノイア332」に掲載いたしましたメディアセンター上の展望台からの「ニュルブルクリンクグランプリ」コースのストレートから第1コーナー「カストロールS字」を望んだ写真です。待機場所にポルシェが2台留まっていますが、初日のカリキュラムのグループ毎のスタートは左コースの状況を見ながらピットロードから本コースへの出口でインストラクターがコントロールしグループ毎にコースインさせます。ベンツスタンドを正面に望むアングルからのアイフェル高原の眺めはいかがでしょうか。珍しい写真です。写真の中央に帯状に観戦スタンドが張り巡らされているのが、お分かり頂けますか。

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展望台からの眺めはアイフェル高地の高低差が良く分かる程に見渡せますが、コースの高低差は分かりにくいです。しかし、ピットエンドから捉えた望遠の写真では、それが良く分かります。全速でストレートを通過した後に、なだらかな下りカーブをブレーキを残しながら進入していく様子が良くうかがえる写真です。

ピットロードからグランプリコースとピットから駐車場に続く分岐ポイントからコントロールタワーを望みました。南西からアイフル高原に吹き上げてくる強い風にドイツ国旗とニュルブルクリンクの幟がはためいています。幟を結わえ付けた紐が強風にあおられアルミの旗竿を叩く風鈴に似た音が一層寒さを感じさせる10月下旬の「ニュルブルクリンク」です。

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