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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 585
2012.06.24

慣熟走行を済ませ一旦ピットイン後、再びレーシングコースに復帰する参加車輌です。
ピットロードを次々と通過して行きますが、今日の参加車輌の中で最も遠方の参加者は青森県からです。十和田市から御殿場までの距離は750km以上はあるしょう。
昨年10月に北ドイツ自動車連盟とポルシェクラブ六本木が共催でニュルブルクリンクノルドシュライフェで開催したスポルトファーシューレ海外版にも参加した生粋のポルシェ乗りです。
ポルシェの中でも特にコントロールが難しい964を見事にコントロールしていた今年1月の氷上トレーニングの印象が強く残ります。

同じく氷上トレーニングに参加し開催された会場、八千穂レイクの直ぐ近くから今回のスポルトファーシューレ3に参加した996ターボです。
やはり昨年開催のスポルトファーシューレ海外版にも参加しポルシェでのモータースポーツを最も楽しんでいるポルシェ乗りです。
ピットからスタート直前を捉えました。

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ぜひ今年10月 1日(月)から5日間に亘って開催されるスポルトファーシューレ海外版に参加いただきたいと希望する方々が車椅子で見学されています。
近い将来にニュルブルクリンク24時間耐久レースに参加されるためのスタート台のつもりでポルシェクラブ六本木が少しでもお手伝いができたならとの思いです。

今回も参加の4ドアセダンパナメーラターボです。
昨年11月の蔦温泉への長距離ツーリングに新入会員として初めて参加し、それ以降サーキット走行に専念しています。
リアウィンドの左上から右下に黄色のテープが斜めに貼ってあります。
パナメーラの前の964カレラも同様ですがサーキット走行初心者を後方から識別し易くするためです。
このテープを貼付した車輌の5m以内への接近は禁止していますが、それは初心者保護を目的としています。
ポルシェクラブ六本木が開催するスポルトファーシューレはポルシェ乗りの裾野を拡大するためと開催目的で謳われています。
レースではなくあくまでも如何に美しいラインを走るか。そのためのブレーキとアクセルに伴うハンドリング操作を体で覚えるために開催され運転技術向上を目的としています。

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津々見校長、ウォルフガング・カウフマンさん、余郷 敦さんに申し出れば、どなたの車にも同乗走行してもらえます。
インストラクターが同乗走行の場合ハザードランプを点滅し、ヘットライトを点灯して走行します。
初心者の識別が貼付されている車輌が単独で走行している場合は、全てにおいて保護されていすから安心して自分の走行ラインを走ることができレーシングコース走行の楽しさを知ってもらえるように細心の配慮がなされ運営されています。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 584
2012.06.21

朝8時前から富士スピードウェイで最も大きく広いバス用の駐車場P2を使用して高速時のブレーキとアクセル操作に連動したハンドリングのカリキュラムをすませた後、レーシングコースの走行が11時から開始します。
ここでのカリキュラムはP2で練習したブレーキ、アクセル、ハンドリングの操作を応用して時速200km以上からのブレーキに続く第1コーナーの右カーブへの進入に続く回頭の練習です。

くつわを並べた各種の荒馬が6区画のピットの隅々まで埋め尽くしています。

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11番から16番ピットを占有しピットロードに整列を始めた参加車輌です。
並列で4列に並びその先頭車輌はハザードランプとヘットライトを点灯し、各グループは7台のポルシェを先導し慣熟走行となりますが、その準備中です。
向かって左のピット側が初心者を先導しますが、ドライバーは津々見校長が担当します。

ウォルフガング・カウフマンさんが先導するマンタイレーシングM700を先頭に第2グループがストレートを通過していきます。
遙か後方に3グループの先頭車輌のヘットライトが見えます。
第2グループを追尾するように後方から迫って来ます。

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富士スピードウェイのストレートは慣熟走行でも時速200km近い速度が出ていますからピットイン後には各車が空気圧のチェックを励行します。
ポルシェクラブ六本木の慣熟走行はピットロードをスタートしストレートを2回通過後、3週目にピットインし一旦停止後参加者各自の責任でタイヤチェックを行います。

3周の慣熟走行を終了したポルシェが続々とピットロードに滑り込んできました。
直ぐにでもスタートしたい、はやる気持ちを抑えまず心の準備とタイヤチェックをします。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 583
2012.06.20

今朝は7時からP2で受付を開始し簡単なブリーフィングの後、7時45分から2グループに分かれ初心者は昨日ウォルフガング・カウフマンさんが設定した高速トレーニングのコース内に設けた定常円でブレーキとハンドリングの操作練習を繰り返し行いました。
初心者の登録はイベント開催毎に自主申請で今回は8名で一度に1台しかコースインできないので非効率でしたから途中から初心者を高速トレーニングのコースに移動しました。
経験者は既に90分以上連続でトレーニングを続けていたのと早朝からの参加で休憩する人が増えたため初心者のカリキュラムを急遽変更して高速トレーニングに振り替えました。
経験者が見守る中、初心者は次々スタートしましたが経験者との差はほとんどなく拮抗しているのには驚きました。

9時30分、全員に招集がかかりました。
カウフマンさんから簡単な講評があり、全員速やかにレーシングコース11番ピット上階のブリーフィングルームに集合です。

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11時から開始するレーシングコースを走るための受付とブリーフィングです。
いつも通り津々見校長の諸注意に始まりフラッグの説明が行われました。
机の上にはゼッケンと誓約書が配布され今回は終日のイベントでドイツからカウフマンさんとシャラーさんを迎えているので全員がブリーフィングルームで一緒に昼食をとることにしました。

カウフマンさんには大津さん、シャラーさんには松本さんが通訳として付き添いました。
大津さんは幼少の頃からピアノを習っていて中央大学独文科を卒業後ピアノ演奏家になるためデュッセルドルフ音楽大学に留学し教育学科と演奏学科の二学部を卒業した才女です。偶然の巡り合わせで今回カウフマンさんの通訳として急遽お願いすることができましたが6月16日(土)から中央大学多摩キャンパスで開催されている第3回「ドイツ・ウィーク」のドイツリート(ドイツ歌曲)コンサートにピアノ演奏家として出演されトークショウではドイツ語通訳も担当するそうです。
出演日程は今週末23日(土)の16時から約2時間です。
ポルシェクラブ六本木の会員10名が演奏を聞きに参ります。
詳しくは「ムラタチューン」ないし「ポルシェクラブ六本木」のホームページをご覧下さい。

松本さんは今月末にデュッセルドルフに大学卒業後2回目の留学で渡独します。5月中旬まで翻訳会社でドイツ語の翻訳を担当していましたが、更なる向上を目指し飛翔していきます。
今後のお二人の益々の活躍に期待します。

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まさかと思い驚きました。
今年のニュルブルクリンク24時間耐久レースで顔見知りとなった皆さんが約束をたがわずわざわざ車椅子でお訪ね頂いたのにはびっくりしました。
近い将来ニュルブルクリンク24時間耐久レースに参戦するため練習に励んでいます。
津々見校長も今までのレース活動からモータースポーツバリアフリー協会の皆さんとは古くからのお知り合いでした。
大津さん、松本さん共に偶然の出会いです。

11時にスタートするレーシングコースの走行に備え早々に準備を整えたカウフマンさんです。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 582
2012.06.19

ポルシェクラブ六本木が開催するスポルトファーシューレに997GT3 RS 4.0が初めて参加しました。
この車のモデルとなったのはマンタイモータースが開発した4.1のコンプリートカーでポルシェ社が限定で600台生産し昨年末に全て完売しました。
現在世界で最も人気ある車種です。
因みにドイツでは500万円のプレミアムが付いているようです。
ボディーカラーはホワイトがほとんどで66%に及びレットとブラックは極く少い台数が生産されました。
同乗走行のリクエストに応え早速ウォルフガング・カウフマンさんがドライバーズシートに乗り込んでいます。

次も異色の車輌でダッチバイパーです。
2009年と2010年にカウフマンさんがニュルブルクリンク24時間耐久レースにダッチバイパーで参戦しましたが、車輌が未完成で完走できませんでした。
今日参加したバイパーはACR(アメリカン クラブ レーサー)の名称で2011年に8台のみ作られた特別仕様車です。

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軽量化が図られ電子制御はABSのみです。
トヨタLFAやニッサンGTRとニュルブルクリンクリンクノルドシュライフェでコースレコードを競い合い2011年9月に7分12秒13を記録した同一車種です。
ドライバーズシートとパッセンジャーシートの二人はご満悦です。
ホイルスピンをさせながらロケットのように発進して行った後には紫煙とタイヤの跡がくっきりと残っていました。

ジグフリード・シャラーさんとポルシェクラブ西東京から参加頂いたポルシェ乗りです。GT3のシートから最高の笑顔を投げかけ応じてくれました。
久々のサーキット走行に参加し11時からのレーシングコースを前のイメージトレーニングです。

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次々とスタートする多種のポルシェが30余台です。
常に3、4台がコースインしスタートの合図をするまでの僅かな時間も惜しみ気軽に参加者に声を掛けるカウフマンさんです。

高速の右カーブをドリフトで走行するポルシェが発する甲高いスキル音に休憩している参加者の視線が一斉に向けられました。
スタートして1時間余たち徐々にエスカレートし始めたポルシェ乗りたちです。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 581
2012.06.18

ウォルフガング・カウフマンさんとジグフリード・シャラーさんが試走を終え戻ってくる頃、雨は霧雨に変わりました。
試走は3周で良いと云ったのに何周したのとの質問に指を拡げ周回周を数えながらおどけ顔のカウフマンさんを3周で戻ったシャラーさんが苦笑いしながら見つめています。
田代役員が本当に初めて走ったのかをカウフマンさんに聞いています。
篠つく雨の中、華麗な走りに驚嘆していました。
結局、ニュルブルクリンク(ノルドシュライフェ)がホームグランドと云うことは、こういうことかナ~ と田代さんが呟きました。

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ウェットのレーシングコース試走後、P2に移動し明日一日使用するコースを設定するためパイロンの設置が始まりました。
津々見校長とDr.原中、シャラーさんが加わりカウフマンさんの指示で次々パイロンが置かれていきます。15分程でコースができあがり試走で多少の手直しが加えられましたが完成しました。
コースの概要はスタート後、高速からのブレーキ右、左と進入角度の違うクランクコースを経て右カーブの高速オーバルから更に角度が付いたカーブを経て右、左のクランクでドリフトしてフィニッシュするコースです。
このように説明するとコースは単純なように聞こえますが、それぞれ進入と脱出の角度が違いコース全体は相当の高速コースですからDr.原中は関心することしきりです。
明日の準備が全て整い全員がホテルに到着したのは19時過ぎで、20時から全員夕食の席に付きました。

一週間前の天気予報で6月2日(土)の御殿場は雨で降水確率50%でした。
昨夜の予報では曇りのち雨でした。
4時半起床
カーテンを開けると濃霧で春先を思わせる肌寒い気温です。
クレーマーレーシングのベストを掲げ先発隊が出陣前の記念撮影です。

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P2で受付を開始する7時頃には、どんよりと曇っていた空は薄い霧を残すのみで陽が差し始めました。今朝の天気予報では天気は回復し夏日となると伝えていましたが素晴らしい天候をプレゼントしてくれました。

ポルシェクラブ六本木が開催する今回のスポルトファーシューレ3は当初レーシングコースにおける走行のみを予定していました。
4月に開催された第1回の理事会でP2も使用しての終日開催が決定しました。
そもそもそのようになった要因は、今年1月に4回目を迎えたポルシェウィンタートレーニング八千穂まで遡ります。
そしてカウフマンさんの希望が叶えられました。
自分が日本に来るのは寒い冬ばかりだから、一度夏に来たいと云われ、その一言がきっかけで今日のイベントが実現しました。
時差ボケも見せず早朝から元気一杯の張り切りようです。

ポルシェクラブ六本木が開催するイベントの目的はポルシェ乗りの裾野拡大がいくつか上げられる目標の中に掲げられています。
7時30分の時点での参加者は初心者グループと経験者の2グループに分かれスラロームコースの中心に定常円を設け初心者はまず定常円でのアクセルとハンドリングを連動させたカリキュラムから開始しました、
挙手をしている参加者は初心者ですが、この中には自称初心者が複数見受けられます。
カリキュラムを決める上でレーシングコースの走行経験5回未満の参加者を初心者と定義付けています。
津々見校長のブリーフィングを受けている参加者が初心者でその先遠方の参加者はカウフマンさんが担当する経験者グループです。

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