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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 914
2014.05.17

慣熟走行の1周目です。
最初にスタートしたグループが最終コーナーを立ち上がり緩やかな上り直線をゴールを目指し迫ってきます。
もう1周後、3周目手前でピットに入り慣熟走行が終わり、その後はフリー走行となります。
ベテランのポルシェ乗りの皆さんが慣熟走行に参加する目的はサーキットでのスピード感覚を取り戻すためとタイヤを暖めるのために走る人が多いのではないでしょうか。
最初にスタートした2グループは、どの車もおしなべて200km程の速度で隊列を崩さずカメラの前を通過して行きます。

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轟々と排気音を轟かせ通過する第2グループのポルシェは一瞬にして第1コーナーを目指し眼前を通り過ぎて行きました。
4月とは言え外気温は15℃ですから、慣熟走行だけではタイヤはほとんど暖まらず空気圧の計測には、フリー走行に入って3,4周する必要があります。

今回初めてサーキット走行に挑戦する参加者と参加車両が津々見友彦校長先生がハンドルを握る993を先頭にカメラに迫ってきます。

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全員参加のブリーフィングの後、初心者向けに約30分ほどサーキット走行の基本講習が津々見校長先生の下で行われました。
実技のレーシングコースに於いては、先導車をトレースして、まず走行ラインを覚えます。
慣熟走行後のフリー走行では津々見校長先生が同乗走行をしてブレーキングポイントとハンドリングに続くアクセル操作の教えを受けることで不安を相当払拭することができます。
これらの実技の内容を初心者向けブリーフィングで受講してからレーシングコースに出ます。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 913
2014.05.16

3列に並んだ先導車の後方に並ぶ順番は自由で、外側走行レーン寄り2列のどちらに並ぶのも自由です。
ピット側のみ初心者ないし不安な参加者が並びます。

今日の青空のようなスカイブルーのラインに沿って2列に整列した各種のポルシェです。
白のマクラレーン後方の赤いルーフ964は女性ドライバーがハンドルを握っています。
氷上トレーニングにも参加され、今回初めてルーフのハンドルを握ることから、初心者と云う意味でリアウィンドーに初心者マークの黄色のストライブのテープが貼られていますが並んでいるのはベテランポルシェ乗りが並ぶ走行レーン寄り2列目です。
フリー走行が始まると氷上トレーニングとは違い完全なグリップ走行で先行車を次々と抜き去る驚くべき走りに脱帽しました。

ピット側の先導車の後ろに白のベンツのS500が並んでいます。
多忙で3年スポルトファーシューレに参加していませんでしたが、先月15日(土)に開催された総会に出席し、久々に富士スピードウェィレーシングコースに仕事の合間をぬって見学に現れました。
ピット内で轟々と響くエンジン音を耳にして、辛抱できなくなり初心者マークのテーピングをして、参加することになりました。
眠っていた意識を揺り起こす切っ掛け作りになりました。

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参加車両40台全車のエンジン音が響き渡り勇壮です。
ランプが青に変わればいつでもスタートできます。

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中央の車列が最初にスタート後、最後尾の車が第1コーナーに姿を消すと、コースよりの車列が続いてスタートしました。
珍しいナローポルシェも現役で参加しています。
車両重量が軽く整備が整っていて、かつ確かな運転技術が光る1台です。

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ピット側の初心者グループ4台が津々見友彦校長の先導でスタートしました。
全車リアウィンドーに黄色のストライブが斜めに貼られ、走行中は常に他の全車は5m以内に接近することを堅く禁じられています。
これは走行前のブリーフィングで繰り返し注意を受け厳守され、今回サーキットデビューの初心者は手厚く保護されていますから、後方を気にすることなく、自分のラインで走ることができるようになっています。

雲をたなびかせた世界遺産の富士山が今日はことのほか美しく映えています。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 912
2014.05.15

1963年第1回日本グランプリに大学生でプライベーターとして参戦し、5位となりました。翌64年に日産のワークスドライバーとなり、第2回日本グランプリで4位、65年全日本自動車クラブ選手権にT-1クラスのブルーバードSSで参戦し優勝、同年 KSCCでも優勝。
翌66年10月1日から4日まで茨城県谷田部町の自動車高速試験場において、市販前のトヨタ2000GTの高速テストが行われ、6時間、12時間、24時間、48時間、72時間、1,000マイルから2,000、5,000、10,000マイル、2,000kmから5,000、10,000、15,000km、合計13カテゴリーのスピード国際記録を樹立したメンバーです。
ニッサン、トヨタ、いすずでレース活動後、モータージャーナリストとして活躍され、ポルシェクラブ六本木が主催するスポルトファーシューレの校長もお願いしている津々見友彦校長先生です。

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走行上の留意点と諸注意の講義をされ、引き続き余郷 敦選手がコーナー毎の走行ラインについて詳細な説明が行われました。

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ゼッケンの飛散防止の再確認とタイヤチェックを済ませ、いよいよピット内で愛車に乗り込むポルシェ遣いです。
どこかで見かけたか、顔なじみで、スポルトファーシューレでは1月開催された氷上トレーニング以来です。
これから3時間、休憩を挟み16時まで世界一安全な高速レーシングコースでブレーキ、ハンドル、アクセル操作を思いのままお楽しみ頂けるベテランです。

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スタート10分前、ピットからピットロードに整列をする多種なポルシェとその仲間です。
スポルトファーシューレも回を重ねる毎に、あんうんの呼吸でハザードライトを点灯した先導車の後方に3列に整列していきます。
いつものように、ピット側に初心者が整列し先導車は津々見校長先生で今回は4名です。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 911
2014.05.14

964のカップカーです。
日本では1991年からポルシェカップのレースが開催されましたが、その参戦車両は知る限りは2台の現存が確認されていますが、いずれにしても大変な希少車です。
エンジン、ミッション、足回り等は全てオリジナルのままで、完全に整備されていて、好天のレーシングコースで開催されるスポルトファーシューレの時のみ姿を現します。

マンタイモータースのM700です。
当時ドイツで2台製作されたコンプリートカーで出力は700馬力を誇り、足まわり、ハンドリングはその後生産された997GT2に引き継がれています。
理由はポルシェのレーシング部門並びにマンタイレーシングの総監督がオラフ・マンタイさんだからです。

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名車に列記される964カップカーやRSの後継モデル993GT2です。
空冷最後のポルシェで洗練された足回りとリベットで構成されたブリスターフェンダーは独特の凄みを持つデザインで誕生から約20年が経過しています。
車両重量は1,295kgとツインターボにも関わらずターボ車より205kgも軽量化が計られ、生産台数は僅か172台の希少車です。
その人気が今以て高い理由に納得できます。

同じ系列の997GT2RSです。
生産台数は500台で当初300台の予定でしたが、世界中のディラーの要望で200台増えたと言われています。生産台数が刻印されたプレートがグローブボックスに付き №2と最終生産車が入る予定でしたが、同時の船積みを考慮すると1台が極端に遅くなるため911の逆並びの数字 №119の2台となりました。
足回り、ハンドリングはマンタイモータースのM700に良く似ています。

ブログを初めて911回目を迎えましたので、ポルシェ911関連について掲載いたしました。

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10時開始のブリーフィング前には参加車両30台がピット内に勢揃いしました。
ピットロード側のシャッターが閉ざされゼッケンを装着し終えたポルシェ乗りは2階に急ぎます。
予定の時間通りにブリーフィング開始です。
小林会長の挨拶に続き司会の加藤副会長からタイムスケジュールの概要説明があり、津々見校長先生から安全を重視した走行上の注意説明が行われました。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 910
2014.05.13

“春は名のみの”長野県南佐久郡佐久穂町 八千穂レイクから常夏?の御殿場に現れた氷上の事務局代表市川 泰さんです。
この時期佐久の朝晩は、しばしば氷点下まで気温が低っているそうです。
ポルシェクラブ六本木が開催する2014年度最初のスポルトファーシューレは好天の下、富士スピードウェイのレーシングで開催されました。
東京から御殿場郊外の小山に来ると寒さは、ひとしお身に滲みますが、内陸の高原から来てこの好天では防寒具など不要でしょう。

市川さんには1月16日(木)~19日(日)まで4日間開催された“氷上トレーニング”では過去最良のコンディションを今日のイベント同様に用意して頂きました。
4日間に亘る最高のプレゼントありがとうございました。
所用で来場したそうですが、お互い時間がなくゆっくりとお礼を申し上げられず大変失礼をいたしました。
夏、前にはお訪ねします。

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今回のスポルトファーシューレ 1 は13時からの走行で始まり1時間のインラーバルを設け2時間のトレーニングです。
9時に到着するとブリーフィングルームも、ピット内でも既に準備が始まっていました。
トヨタ自動車裾野研究所から6名が手伝いで来られ、参加者に混じって幟の設置と、その後の参加車両の車検まで国際レースで鍛え上げた動作で進め全ての準備は短時間で整いました。

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ピット前の駐車場では、受付を済ませた参加者がゼッケンを丁寧に貼っています。
車両前方、ゼッケンとボンネットの間に隙間が生じると風圧でゼッケンが浮き上がりそのはずみで飛散するため、前面のテーピングは特に注意が必要です。
レーシングコース ストレートのフェンスに立てられた幟が東からの風で、はためき一時的に雲がわき始めました。
西からの風は雨を呼びますが、東の風ですから天気が崩れることはないでしょう。
この時期、桜は未だで曇り空になると風は冷たく防寒具なしで屋外にいるのはつらいですが、市川さんはこんな陽気が丁度良いのかもしれません。

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