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ポルシェ専門店.これが分ればポルシェパラノイア  1068
2017.06.04

ニュルブルクリンクノルドシュライフェ6kmポストのフォックスローヤから9kmポスト手前のベアーザイフェンまでの約3kmがスクーデリアハンセアート初日第2セクションです。
朝7時半にホテルを出るときは前夜の霧雨で路面は完全なウェットで第1セクションのカレンハートを通過直後の8kmポスト直前の急な下りカーブでは、前輪がグリップを失い、思わず「おぅ」と声が出てしまう程、悪いコンディションでしたが、第2セクションに移動した10時頃になると天候は曇天ながら回復傾向でコースは完全なドライに代わりました。
3kmに満たない距離を90分間で7回反復練習することで、回を重ねる毎に理想の走行ラインに近づき体験からの実績が確実に成果を上げているのが前回のブログの写真と比較してお分かり頂けると思います。
左の写真でハンドルを右に切るのが5m早く、もう少し奥まで突っ込んむと右の写真をご覧頂くと良く解るのですが、コース中央から写真左のクリッピングポイントに向って自然と来るのですが・・・

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ハンドルを早く切ったため必然的アウトにふくらみ失速気味となります。
右の写真でご覧頂くと走行ラインの違いが更に良く解ります。本来の走行ラインは左ゼブラの15m先にハンドルを固定したままスムーズに流れるようなラインが理想ですが、ノルドシュライフェを初めて走って4、5回の反腹練習では左右の平面移動だけでなく、急な下りの途中で左から右コンクリートの壁に向って下りながら寄せた後、左にハンドルを切り、最低部でドーンと底を突いた後、ちょんとブレーキをかけ前輪に加重を移動し右に再びハンドルを切り今度はその先が見えない天に向って17度の急勾配を左のゼブラに寄せながらの3次元方向へ移動するのがニュルブルクリンクノルドシュライフェです。

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このセクションだけで見ると最初のコーナーへの進入が5m早かったため連続するカーブで舵角の修正を迫られることになります。
600m先で反転しスタート地点に戻る際、個人指導を受けるドライバーです。
スクーデリアハンセアートに参加しこのアドバイスは受け、初めてノルドシュライフェでの理想の走行ラインが、体験から理解できます。

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次回に続く