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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 318
2010.12.19

12月6日(月)午後「マンタイレーシング」にオラフ・マンタイさんを訪ねました。北西の風でガラス張り駐車場の屋根に積もった雪が乱舞し、見るからに寒そうです。今年もいよいよ師走、残すところ25日余りとなりましたが、広い駐車場の除雪跡が、残り少なくなった今年の干支、寅の縞模様となっています。

今年1月末から3月4日まで、約1ヶ月余に及びウーヴェ・フルークさんを「ムラタチューン」にエンジニアとして派遣して頂いたお礼を兼ね年末の挨拶に伺いました。

マンタイレーシングマンタイレーシング




5月15日(土)開催の第38回「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」には、社長村田正明、高野智亨、佐藤健太の3名を「マンタイレーシング」のメカニックとしてメンバーに組み込み世界一過酷にしてタブなレースに参戦させてもらったことは、ポルシェのメカニックとして経験し難い体験ができ、日本に帰ってからの整備の基準が確立できたことへの感謝の気持ちを伝えました。




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来年開催の第39回「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」は今年より1ヶ月余後にづらし開催が決まり「マンタイレーシング」からは今年と同様に6台参戦することが決定していて、今までアウディーとの熾烈を極めた戦いにベンツが加わり更に激しい三つ巴の戦いが展開されます。このレースに備えた万全の態勢がマンタイさんの構想には既に描かれていて、そのテストに入っているようです。

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構想を垣間見たスナップです。エンジンルームにゴットハンドのヨルク・フレフェンさんを訪ね作業中のエンジンについて質問したところ、それを聞いてどこに教えるのかと言う様な冗談を言いながら、いつも通り手際よくパーツを組み付けエンジンを組み上げています。外は凍てつくような寒さですが、ファクトリー内は天井まで15mもあるにもかかわらず快適に作業ができるよう整えられています。

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ヨルクさんに少し手を休めてもらいニュル屋で10部買い求めた「ニュルブルクリンク」のレースカレンダーにサインをしてもらいました。足廻りの調律師ウーヴェ・フルークさんは、あいにく休暇に入っていていてサインをもらえませんでした。彼の自宅はフランクフルト空港から20分程ですから帰国時に空港で会う予定にしています。

2011年「ニュルブルクリンク」のレーススケジュール表がエンジンルームに掲げてあったので、ブログをご覧の皆さんにお知らせできればと思い掲載しました。もし、来年ドイツを訪ねることがあったなら旅行のスケジュールに入れ観戦されると面白い旅になると思います。

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次回に続く

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 317
2010.12.17

今朝は昨晩ケルンのクリスマス市でご家族共々親しくお付き合い頂いたWIGE MEDIA AG のゲオルグ・ボルムバウアー社長との会議でニュルブルクリンク本社をお訪ねしました。昨夜からの雪は早朝に上がりましたが、時折北西の風に運ばれヒラヒラと舞い降りてきます。

39th2011年の「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」の開催期間にポルシェカップ最大規模のレースが「ニュルブルクリンク」において開催されることが決定しました。このレースはポルシェカップカーレースが開催されている世界18ヶ国から200台が参戦して25.38kmで行われます。日本のポルシェカップのドライバーでこのレースに参戦する人がいるでしょうか。興味深いです。

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午後「マンタイレーシング」にオラフ・マンタイさんを訪ねる前に「ニュルブルクリンクノルドシュライフェ」の20kmポスト手前のドッチンガーホーエを覗いて見ました。空の一部分が少し明るくなりはしますが、垂れ込めた冬の重く雲が切れることはなく相変わらず北西の風に乗って粉雪が舞いアイフェル高原は寒気に覆われています。
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ニュル屋の前の道路から雪でつるつるの土手をはい上がり、約3km続く「ニュルブルクリンクノルドシュライフェ」の20kmポスト西の方角を眺めました。ニュルブルク城は重く垂れ込めた雪雲に覆われ見えません。ガードレール点検の車がポッンと止まっています。コースは一面パウダースノーに覆われ風が吹くと積もった雪が雪煙となって立ち昇りスノートレーニングに最適な条件が整っていまるのが、何とも皮肉です。反対の東、アウディーの看板越しにシュヴァルベンシュヴァンツ側を眺めました。

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プロスポーツのファクトリー駐車場越しに南、干し草用の小屋を通しニュルブルク城方面を撮影しました。牧場は急に降った雪で雪原に変わり北から眺めたニュルブルク城はやはり雪雲に隠れ見えません。北西から雪原を渡り吹き付ける風は肌を刺すように冷たく、昨年の同じ時期とは比較にならない寒い日が続いています。
この時は、この後起こる事態を知るよしもなく、のんびり構えドイツの初冬を楽しんでさえいました。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 316
2010.12.16

パトリック・ブレンドルファーさんをご存じの方はこのブログを読んで頂いている方の中には相当いると思います。2年前の9月に初めて富士スピードウェイのショートコースとP2を使って開催した「ポルシェクラブ六本木」のスポルトシューレにインストラクターとして来日してくれた「HEICO」のテストドライバーだからです。5月の「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」以来半年ぶりの再会です。エッセンモーターショーの西口から会場に入り最初の「コンチネンタルタイヤ」のブースで接客中のブレンドルアーさんを見つけました。この広い会場に入って直ぐしかも「コンチネンタルタイヤ」のブースでしたから、その偶然な出会いに双方驚きました。



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ボルボS60をチューニングした「HEICO」を100台発表したところ大変好評で発売前に完売したそうです。諸元表と並びモデルカーが展示してありましたが、「HEICO」の H をイメージしたマスクが精悍です。
因みにパトリック・ブレンドルファーさんは今年の「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」においてSP4クラスでアウディーTTSと競合し、見事にクラス優勝を果たしボルボに貢献しています。

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新しく制作した「ポルシェクラブ六本木」のシールをかざしカメラに収まって頂きました。2011年1月20日(木)から4日間に亘り「ポルシェクラブ六本木」が主催する第3回「ポルシェ ウィンター トレーニング」には、日本のスタットレスタイヤに代わるウィンタータイヤを開発した「ドイツコンチネンタルタイヤ」が参加車輌のポルシェのタイヤを特別価格で提供頂くこととなっています。そのブースでブレンドルファーさんと再会できたのも何かの縁でしょう。

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スターウォーズに出てくるような顔をしたデモカーが「HEICO」のブースの直ぐ真横と背中合わせで展示されていましたが、3車とも何となく似た顔をしていませんか。それぞれの表情がユニークで興味を引きます。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 315
2010.12.15

ヨーロッパ全域が寒波に覆われニュルブルクリンクは昨夜から深々と雪が降り続きエッセンへのアウトバーンはご覧の状況ですが、どの車も110km位の速度で走行しています。ドイツに入ってから連日雪の上、寒さが加わり慣れない気候に体が硬直した感すらあります。今冬初の大雪ですが、アウトバーンは通行止めにもならず順調に流れているのは見事です。東北自動車道で、この位の積雪と視界だと良く通行止めとなるのですが。

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時速110kmで走行中の観光バスです。凍てつく路面をこの速度で走っていますが、バスの運転手は勿論、乗客もいたってリラックスしています。日本ならさしずめ、この雪で各高速道路は大渋滞が発生し、目的地への到着時刻が読めない状況となるのではないでしょうか。

エッセンのモーターショウの会場から10km位離れた第10パーキングです。雪で先が見渡せませんが、後楽園球場の3倍位あるのでしょうか。誘導員の指示に従い10番目のパーキングにようやく駐車することができました。モーターショウの会場近くは既にどこも満車で会場から30分ほどかかり、このパーキングにたどり着きました。

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会場と第10パーキングを結ぶシャトルバスが、日本の地下鉄並みの時刻表で運行されていますが、それでもなお乗客が溢れています。会場への連絡道路は一般車両が入れないようになっていますから、相当時間を短縮して走ることができるようになっています。この方法で実に合理的に運行されています。

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エッセンモーターショウの会場入り口です。昨年見学に来たときは、平日の早朝でしたから、会場入口に最も近いパーキングにスムーズに駐めるられましたが、今回は日曜日の午後でしたから、いっそう混雑しているようです。もう一つ去年と比較しての大きな違いは、ADACの一番目立つブースに展示されていた「マンタイレーシング」の「マンタイポルシェ997TG3R」は姿を消し「KW」のブースに移っていました。栄枯盛衰を地で行く様な感は否めません。常勝「マンタイレーシング」の主なきあとの悲哀でしょうか。この駿馬を操るのは誰にでもできるものではない証です。

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「KW」のブースには2010年「ニュルブルクリンク耐久レース」VLNで常勝の「マンタイレーシング」と今年の「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」で優勝したBMWのサスペンションキットの諸元表、前後各1本の本体が並べて展示されています。

各レーシングチームは新年早々から必勝態勢で2011年「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」のレースカー製作に取りかかります。「マンタイレーシング」はそれとは別のモデルの開発を進行しているようです。来年のレースはますます激しくなるのでしょう。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 314
2010.12.14

ケルン大聖堂から3分程の所に設けられたもう一つのクリスマス市の会場に足を運びました。周囲の建物は明かりを少なくしてありイルミネーションが際だって美しく輝いています。仮設の露店は夜景に映え1階から吹き抜けであるにもかかわらず、2階建てののごとく演出され異国のクリスマスは日本とは大いに趣を異にします。

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鶏の串焼きですが日本の焼き鳥の30倍ほどの量があります。隠し味の演出などはなく塩味そのままですが、これが結構いける味で、ついビールなど手にしたくなる誘惑に駆られます。この露店は大変な人気で売り手が一人でしたから買い求めるのに少しですが待たされる状態でした。隠し味と言えば木のヘラでソースを塗って食べている人を見かけました。今回の訪問で大変お世話になった WIGE MEDIA AG 社長ご一家です。「ポルシェクラブ六本木」が企画した38th2010年「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」の版権取得でも大変お世話になりました。当初の予定通り12月2日に3,980円で発売となりました。今後「ポルシェクラブ六本木」のイベント開催時に販売をいたします。世界に類を見ない過酷な24時間レースを鑑賞され、1月20日(木)から4日間開催される「ポルシェ ウィンター トレーニング」参加し、いつか「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」に参戦しませんか。

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市街地ですから気温は意外と下がらず-7℃でしたが、長時間見て回ると、さすがに身体の芯まで冷えました。大聖堂近くのクリスマス市まで戻りホテル直ぐ近くのスタンドで暖めたアップルジュースをストローで飲み暖をとり、身体が温まりました。テントの天井に設置されたガス暖房機がらの暖かい光は冷え切った身体を更に心地よく暖めてくれました。

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次回に続く