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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 420
2011.05.16

2日間降り続いた雨も、ようやく上がり昨日から今日5月15日の日曜日は五月晴れの夏日となりました。富士スピードウェイ、ショートコース越しにバンクを眺めました。周辺の木々が萌える好天の下、競うように鶯がさえずる中で「スポルトファーシューレ 2」が開催されました。先月の4月16日(土)にやはり富士スピードウェイの本コースを使って、今期第1回の「スポルトファーシューレ」を開催しましたが、東日本大震災の自粛ムードの影響もあり、参加者が少なかったのが残念です。「
そんな思いを込めてか、ショートコースの土手には若草を刈り分け「ガンバレ日本」の標語が描かれていす。ブリーフィングのあと参加者は2グループに分かれ、それぞれのセクションでのトレーニングがスタートしました。

スポルトファーシューレスポルトファーシューレ




初夏かを思わせるよう強い陽射しの中でカリキュラムは進行して行きました。19人の参加者に対しインストラクターが4名と豪華な顔ぶれと贅沢な内容です。ショートコースはいつものように津々見校長の指導でカリキュラムが進行しています。ショートコースではライン取りとブレーキ、アクセルの微妙な使い分けで、ポルシェをコントロールする術を1日かがりで覚えてもらうのが目的で重要課題です。

スポルトファーシューレスポルトファーシューレ




午前中のカリキュラムは瞬く間に時間が経過しました。ふたつの会場に分散して行われた「スポルトファーシューレ」は、9時からスタートし3時間を経過した12時に午前中のトレーニングが終了しました。真夏のような強い陽射しを避け緑陰のピットで参加者全員が東京から届けられた弁当に舌鼓を打ち、ひと時の休息を楽しみました。気候と天候が良い今日のような日の「スポルトファーシューレ」は、いつもこんな昼食光景です。

スポルトファーシューレスポルトファーシューレ




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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 419
2011.05.14

4日間の氷上トレーニングを無事終了した「ポルシェ乗り」達です。満足感と充実感に全員が、そして八千穂レイク事務局の管理責任者、市川 泰さんも最高の笑みを浮かべています。「ポルシェクラブ六本木」が主催する「スポルトファーシューレ」に初めて参加し昔のレース仲間で同じ地元出身の二人が並んでウォルフガング・カウフマンさんの最後のブルーフィングに耳を傾け聞いています。
3日間に亘り、休みなくひたすら続いたアクセルとハンドル操作で心地よい疲れが滲み出ています。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング




東京で名古屋からの参加者をとりまとめ7名で参加頂き松本秀哉さんです。見るからにすごみのあるボクスターを見事にコントロールしながら休日の2日間を楽しんで頂きました。美しい写真とブログが好評です。
イベント中に問題が発生し困ったとき何時も知恵と手を貸して頂くボルクスアオストの吉田勲社長です。今回の氷上イベントでもキーロックしたポルシェの解錠に素早く対応し事なきを得ました。全てに通ずる知恵者、途中から息子さんも参加頂きました。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング





ドイツからわざわざ参加頂きましたTV局の社長ゲオルク・フォルムバームさんです。超多忙なスケジュールを調整し間隙を縫うように仕事合間を見つけ来日してくれました。普段はアウディを足にしているのが、氷上トレーニングですっかりポルシェファンとなり帰国したら購入したいと言っていました。控え目でドイツ人では珍しいタイプです。
もう一人、更に過密なスケジュールの合間を縫って、仕事が間に合わぬ時は現場の大阪を夜間に往復してでも両立するつもりで参加頂いたマンタイジャパンの大鹿潤一社長です。本業は建築設計ですが仕事と遊が両立できる数少ない経営者です。何事にもこの一生懸命さで臨む真摯な姿勢に惚れ込んで、お客様がお客様を呼び仕事は途切れることがありませんが体は一つで悩んでいます。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング





全ての片付けが終了し1台、そしてまた1台と氷上を離れ帰路につく「ポルシェ乗り」達です。明日からまた仕事が始まることに誰も隔たりはありません。できるだけ早い時間に帰宅できるよう家路を急ぎます。全てのポルシェとその仲間が帰路についた後は寒風の中コンチネンタルタイヤの黄色い幟だけが北からの風にはためています。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング


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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 418
2011.05.13

4月12日(火)掲載以降、中断していました「ポルシェパラノイア」№400、その後のブログを継続させて頂きます。新緑の美しい季節となり厳冬期、氷上トレーニングの模様はそぐわないかもしてませんが、お許し頂き暫くご辛抱下さい。この記事はこれから開催される「ポルシェクラブ六本木」が主催する「スポルトファーシューレ」の大切なカリキュラムのスタートと位置付けているからに他なりません。
「ポルシェウィンタートレーニング八千穂」は2月16日(水)からコース作りに入り、17日(木)から4日間20日(日)まで開催されました。好天に恵まれ参加された「ポルシェ乗り」の皆様は、ポルシェとは、アクセルとハンドル操作は、いかにすべきかを充分理解頂き、最終日のカリキュラムを無事終了しました。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング





今日まで参加された全員の「ポルシェ乗り」は、サイン入りポスターを手に最後のブリーフィングに臨みました。3回に及ぶ氷上レースではプロのドラーバーも交え全神経を微妙なアクセル操作と関連したハンドルに集中し戦い抜きました。やり遂げた心地よい満足は、得も言われぬ充実感に変わり、ポルシェのハンドルを握る喜びを噛み締めています。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング





特にRRのポルシェは微妙なアクセルと連動したハンドル操作で、いとも簡単にカーブをトレースすることができるという体感をハンドルを握る手とシートから伝わるタイヤとの接地感覚で体得できたのです。タイムを競うスプリントの走りでは対応できない領域を体感しただけでも、サーキット経験豊富な「ポルシェ遣い」は素晴らしい体験をしたのです。


八千穂レイクの氷上は深々と、しみる(気温がさがる)時刻となりました。
星の降るような夕闇の中、ウォルフガング・カウフマンさんの講評が続きます。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング



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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 417
2011.05.12

4月16日(土)午後八戸港に向かいました。昨日行った種差海岸までは10km程の距離です。八戸港は馬淵川と新井田川の河口に隣接し、魚市場が併設されています。一枚目の写真では道路に面した魚市場の建物のように見えますが、撮影角度を少し変えると道路中央まで飛び出し横たわった大型漁船です。片側4車線道路の2車線をふさぐ形で道路を占拠していますが、直ぐその先は十字路の交差点です。軽自動車が道路中央を遠慮がちに通過して行きます。

津波津波




遠洋航海の漁船だそうですが、岸壁から陸に乗り上げ横倒しとなった状態です。向きは違いますがその先にも、もう一隻の漁船が見えます。左に見える少し小さい漁船は海面であればいつでも出航できる感じにさえ見えます。海面と岸壁の差がほとんどないので、津波のうねりに乗った状態で簡単に陸に乗り上げてしまうのでしょうか。鎖と柵で囲われた船体の周辺に掲げられた“安全第一”の表示がアンバランスに見えます。

津波津波




船名第35喜久丸と記されています。海に戻せれば再び遠洋航海に出航できるのでしょうが、余りにも大きすぎ如何ともし難いようです。費用を無視すれば海に戻すことは可能だそうですが、説明によると京浜地区から移動用の重機を分解して運ぶ費用を合わせると10億円程かかるそうです。

津波津波




現状ではこの場で解体せざるを得ないようです。
三陸沿岸の漁港で同様の漁船を沢山見てきましたが、現地で話を聞くと驚くことばかりです。八戸港も早い時期にまたイカの水揚げ日本一を誇る漁港に復活することを祈らずにはいられません。舷側にはお祭りの提灯のように集魚灯が備えられていますが、イカつり船でしょう。

津波津波




余談ですが、八戸駅から久慈駅まで八戸線ですが、その先宮古駅まで北リアス線となり山田線、南リアス線、ドラゴンレール大船渡線、気仙沼線、仙石線と名称が次々と七変化するのには驚きます。

東北本線八戸駅から4駅目の陸奥湊駅並び70m程、八戸市内に戻った所に蛸やがあります。出漁した日は朝揚がったばかりの蛸を茹でています。コンクリートミキサーのようなドラムが回転し、そこに蛸を入れ水を流しながら、ぬめりを取り除いた後で閻魔様の釜ほどはありませんが、煮えたぎった湯の中に静かに蛸を入れていきます。赤く茹で上がった蛸は手前の水桶でさらし良く冷えたところで大きさを揃え木箱に入れ出荷されます。茹で上がったばかりの小振りの蛸を試食しましたが、ほど良い塩味と歯ごたえで実に美味しい水蛸です。

津波津波



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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 416
2011.05.11

翌4月15日(金)昼過ぎに八戸市の東に位置する種差海岸に到着しました。愛知県豊田市から運んだ最も重い大量のペットボトルの水もなくなりました。岩手県陸前高田市から三陸海岸沿いに久慈市から八戸市に至る400km近い行程も国道45号線が確保されていたお陰です。三陸沿岸と同じ太平洋に面した種差海岸は大津波などなかったがごとく穏やかな景観で迎えてくれました。

津波津波




海岸の岩に打ち寄せる波も岩場にも見続けてきた津波の傷跡の木質漂流物は見当たらず心が安らぐ思いです。

津波津波




この旅で青森県八戸市を訪ねたのは16日(土)に市内小中野で開かれる会議に出席するためでしたが、飛行機は既に満席で新幹線は不通でしたから、高速道路を八戸に直行するのではなく、生命に最も重要な水を持参し少しでも役立てたらとの思いから大量の水を運びました。

津波津波





当日開かれた会議の議題は水に関わる講演でした。津波による農地の塩害問題の解決の一助になればとの議題で、その実験が既に八戸市市川地区の塩害農家で開始されています。今月5月22日(日)に中間報告が東京で行われる予定ですが、農業委員会、八戸工業大学との共同研究で開始した実験の成果を聴講できるのが今からとても楽しみです。

津波津波





今日のような曇天だと、まだ冬の名残の北国はコートなしではとても海岸から吹き上がってくる寒風に耐えられません。女子高校の運動部の生徒が30名ほどが海岸沿いに広がる枯れ芝を踏みながら、明るい掛け声を掛けジョギングを始めました。

犬を連れた若い二人、海岸に向かい語り合う恋人、何でもないこんな情景がいかに大切で心安らぐかを三陸の大津波の被災地を巡った後でしたから強く実感しました。

津波津波



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