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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 457
2011.08.17

第39回「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」2011年は22時間を経過し残り時間は2時間5分となりました。
ポルシェ997GT3Rハイブリットはミッションの交換とフランジの交換でピットに留まらざるを得ずトップと17ラップの差が付き、完全に優勝ラインから外れました。
しかし、スポーツマンシップに則り完走を目指しメカニックは全力でレースに臨んでいます。トップを走るゼッケン18番のマンタイポルシェ997GT3RSRの平均速度が177.778kmに対し28位を走るゼッケン9のポルシェ997GT3Rハイブリットは177.835kmと僅かに及びませんが好タイムを記録しています。

10分後のドライバーチェンジを前に静かに控えるポルシェワークスドライバーのマーク・リーブさんです。

マンタイレーシングマンタイレーシング




10時間30分に及ぶエンジン転装の末レースに復帰したガズーレーシングのレクサスLFA87号車がピットロードをグランプリコースに向け走ってきました。残り時間は2時間2分です。成瀬さん亡き後チェッカーフラックまで走りきる意義はポルシェワークスより更に強く意識してのレース続行でしょう。

アプトアウディ17号車がピットインしてきました12位をキープしていますが上位にはフェニックアウディが4位と5位に6位には同じアプトアウディがそれぞれ今年こそ悲願の総合優勝を目指し激走を続けています。レンズを通しスピーディーで緊張したピット作業が見てとれます。これが「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」の醍醐味です。

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レースの残り時間は2時間を切りました。
マーク・リーブさんがヘルメットを被り自分の担当する最後のスティントをピットロード上で待っています。ゼッケン18号車マンタイポルシェ997GR3RSRが昨年の優勝車BMWゼッケン1番に1ラップの差を付けピットロードに入ってきました。レーシングスーツを着てから丁度10分です。涼やかな容貌はこれから総合優勝の重責を掛けて走るなどということを微塵も感じさせません。ニュルブルクリンク耐久レースの王者としての自信から生まれてくるのでしょうか。鍛え上げた肉体と精神力は近寄り難さを感じさせます。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 456
2011.08.16

ルクセンブルグから20年来の友人が訪ねてくれました。
季候の良い4月になるとルクセンブルグ、ドイツ、ギリシャで過ごしヨーロッパに北西の風が吹く頃になると暖かなカリフォルニアに移って生活をエンジョイしています。
ポルシェをこよなく愛し乗り継いだポルシェは数知れず、今日はカリフォルニアから帰って直ぐ購入した997GT3を駆ってルクセンブルクから1時間少しでニュルブルクリンク24時間耐久レースが開催されている会場に駆けつけてくれました。
ひょうきんさはウォルフガング・カウフマンさんと共通で日本からの観戦者と挨拶を交わす間、こんなゼスチャーで一気にうち解けてしまう明るさも共通しています。
ハイディ婦人はライナー・ペスラーさんがお酒を飲んだとき運転代行をするそうですがポルシェ997GT3で走ると運転が上手でないのに皆さんポルシェGT3というだけで道を譲ってくれるのでとれも気疲れするそうです。
その先が日本とは少し違うところです。
もっと練習してこの車を操れるようにならなくちゃ。
早速10月にニュルブルクリンクノルドシュライフェで開催される「ポルシェクラブ六本木」の「スポルトファーシューレ」への参加をお誘いし快諾頂きました。

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このレースを観戦するため二日前に日本から参加されたお二人です。
ケルン経由で昨日ニュルブルクリンクに入った観戦徹夜組です。二日目の昼少し前元気一杯、VIPルームに現れました。今回大変お世話になったWIGE MEDI AGのフォルム・バーム社長とカメラに収まりました。
3分割されたVIPルームの第2ステージ内です。左ガラス越しの下方のグランプリコースでは残り5時間に名誉と栄光をかけた熾烈なレースが続いています。

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ソファーで寛ぎながら大型ディスプレーに映し出されるノルドシュライフェで展開するレースの模様を観られる環境は素晴らしいのですが、汗と油の臭がするピットでの臨場感はありませんから歩き疲れお腹も空いた向きには最高の休憩場所です。ガラス窓の外はグランプリコースに向けひな壇式の観戦席が設けられ夜間は膝掛け毛布の用意がされています。ここからならピットの模様やグランプリコースの直線を通過するレース車を直に見ることができます。

親子で車関連の仕事に携わり住まいは日本とスペインです。今回はドイツニュルブルクリンクでレース観戦を機に対面し爽やかな笑顔が印象的でした。ホテルは大きな角部屋でしたからお孫さんと4名でしたが、この時期ニュルブルクリンク周辺でホテルを確保することは極めて困難で1年前から予約し通常の倍の費用がかかります。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 455
2011.08.14

39th「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」2011年は2日目の朝9時半、漆黒のノルドシュライフェでの戦いの傷跡を残しピットインしてきたアプトアウディゼッケン16号車です。スーターティンググリット12番から悲願の総合優勝を目指しマンタイレーシングのポルシェ997GT3に続くハイコモータースポーツのメルセデスベンツSLSゼッケン32号車、そして3位を走っていましたがボンネットが外れるアクシデントに見舞われタイムを落とし6位に後退しました。“一瞬先は闇” と言う諺はこんなことを表現していると思わせる現実を突きつけてくるのが「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」です。
後方にニッサンGTRゼッケン71号車が見えます。

マンタイレーシング
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素晴らしいピット作業の早さはメカニック達の経験と実践で証明されます。リズムに乗った素早さは無言で進められピット作業はほぼ同時に終了します。後は給油の完了を待つばかりです。
メカニックが多いチームは担当の持ち場が終了時に手を挙げていますが、マンタイレーシングはそのような動作は行っていません。
給油終了と同時にエンジンが始動し3,4名のメカニックが後方から助走を助けるだけです。
ゼッケン8号車マンタイHARIBOポルシェ997GT3Rがグランプリコースに戻って行きました。クリスチャン・マンセルはピット内のデスプレーを見上げトップドライバーとして静かな闘志を秘めているのでしょう。

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往年の名門クレーマーポルシェからゼッケン52号車で参戦したポルシェクラブ六本木の特別顧問ウォルフガング・カウフマンさんを訪ねました。夜間のノルドウドシュライフェのカーブで故障した後続車にチームメイトが追突されピット作業が長引き74位にまで後退していました。
ディレクターチェアーで寛いでいましたが目の前のカメラに気付き、すぐいっものカウフマンさんの笑顔になりました。
早速、茶目っ気満載のポーズで応えてくれました。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 454
2011.08.13

39th「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」2011年は2日目、好天の朝を迎え日が登ると一段と暖かさが増してきました。夜間の寒さを避けていた観戦者もレース会場に現れ始めました。
トップ集団のピット内はドライバーチェンジの時間を迎え慌ただしい動きです。
既にヘルメットを装着し、いつピットインしてもドライバーチェンジできる体勢で待機するマンタイレーシング ゼッケン12号番のミヒャエル・ヤコブさんと後方はオーナーのゲオルグ・バイスさんです。マンタイレーシングの黒いハーフコートを着用し12号車のピットインを待ちかまえています。

マンタイレーシング
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25番ピットもメカニックが全員同じ方向に視線を向け待機しています。
エンジンブレーキ特有の排気音を響かせ20番ピット前から滑り込むように25番ピットに入ってくるゼッケン12番のポルシェ997GT3Rです。
後方にはゼッケン71番SP8Tクラスでトップ、総合順位28位のニッサンGTRがピット作業中です。

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39th「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」2011年は二日目の朝を迎えレースの2/3を消化しました。
ポルシェワークスドライバーのマーク・リーブがオラフ・マンタイさんの信頼に応えゼッケン18号車のポルシェ997GT3RSRを駆って漆黒のノルドシュライフェでトップの座に着いてから10時間が経過しました。
2位との差は1ラップ刻々と変化するレースの残り6時間をいかに戦うか、その作戦はシェフ(総監督)のオラフ・マンタイさんの脳裏で常に変化するレースを分析しながら描かれていることでしょう。

総合8位を走るマンタイHARIBOポルシェゼッケン8号車がピットに入って来ました。クリスチャン・マンセルさんが掛けよりドライバーチェンジの手助けをしています。優勝圏内に位置する
マンタイHARIBOポルシェのトップドライバーとして車の状態を聞かずにはいられない心境でしょう。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 453
2011.08.11

39th「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」はスタートから半分経過した午前4時半少し前に東の空が白み始めました。
例年だとこの時間帯から気温は急激に低下するのですが、今年は大分暖かく凌ぎやすいです。ピットで疲れた身体を休めるメカニック達と4名が交代で走り続けるドライバー達が繰り広げる24時間に亘る戦いは二日目の朝を迎えました。

轟音を上げゼッケン10番のポルシェ997GT3Rがピットに入ってきました。マーク・ギンドルフ、ボルフガング・コーラ、フリップ・バルツィック、ペーター・シャールマッハ4名のクルーで参戦しています。接触事故でボックスで留まらざるを得なくなりました。

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時計は午前5時10分を指しています。
トヨタから参戦するガズーレーシングのレクサスLFAゼッケン87番は、10時間30分に及ぶエンジン交換作業の末アンドレ・ロッテラーがステアリングを握りレースに復帰した。同じ時間にマンタイレーシングのゼッケン11番最有力の優勝車輌はツースティント参戦したのみでファクトリーのテント内に静かに佇んでいます。

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好天の下、39th「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」2011年は二日目の朝8時を迎えました。予選を20位でスタートしたゼッケン12番マンタイレーシングのポルシェ997GT3Rはプライベートチームでドライバーはミヒャエル・ヤコブス、オリヴァー・カインツ、ヨッヘン・クルムバッハとゲオルグ・ヴァイスさんです。昨シリーズは3回の事故で2回新車に変え活躍の場を失いましたが、今回のレースでは順調に順位を上げ10位以内を目標にしています。

マンタイレーシングはゼッケン11番を除き全車快調に走り続けています。
トップを走るゼッケン18番は2位との差を1ラップ開き快走しています。
気温も上がり無風状態ですからピット作業が一段落すればこの暖かさに睡魔が襲いメカニックは、そこかしこ思い思いの場所を得て居眠りが始まりました。

マンタイレーシングマンタイレーシング




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