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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 675
2012.12.21


2012年12月15日(土)11時間際に一旦上がった雨が再び降り始めました。

前半のトレーニングは11時から慣熟走行を3周してフリー走行となりました。
最近ほとんどサーキット走行では見かけなくなった希少車種911がご覧のように素晴らしい走りを見せています。
昨今のパワステ、ABS装着車に乗るポルシェ乗りがコントロールするのは難しい車種です。まして今日のようなウェットコースでは特に歯が立ちません。

昨日ブレーキホースとオイルを交換し参加した996GT3です。
今日は忘年会参加を兼ねおしどり夫婦で参加されましたが、まさに水上の様なコースを楽しんで頂いています。

富士スピードウェイ富士スピードウェイ



リアウィンドー左上から右下に黄色のストライブが入っていますがポルシェクラブ六本木が主催するサーキット走行時の初心者マークです。
後方視界を見やすくするため運転席側を左上に後方視界が開けるよう右下に向けテープを貼っていますが、後方からの追走車輌の視認を容易にするため黄色のテープを使用しています。

フィランドロバニエミから八千穂レイクで開催される氷上トレーニングまでそして今日は雨の富士スピードウェイとミューの低い走行時にいつもお付き合い頂いているポルシェクラブ西東京のベテランポルシェ乗りの見事な走りです。

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小ぶりでポルシェと云えば964のイメージが最も強いそして根強い人気車種で浜松から参加頂きました。全くのノーマル車ですからこれもまた希少車です。

1987年に発売され先進的デザインがその後の車に大きな影響を与えたのではないでしょうか。
独特のヘットライトをアップし怒濤の走りをする928Sはポルシェクラブ西東京から参加頂きました。
1991年大幅にデザインが変更され当時はポルシェの旗艦ともビジネスマンエキスプレスとも謳われたそのダイナミックな走りと独特のフォルムは1995年で発売中止となりましたが、今でもその先鋭的デザインは色を失っていません。

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964RSの後継車種としてデビューした993RSはポルシェクラブ六本木の小林会長です。
足回りの進化は革新的でコーナーでのコントロールは964に比べると一段と進化し空冷最後のポルシェでエンスージアスト垂涎の的です。

993ターボは元ポルシェクラブ西東京の会長がハンドルを握りその重厚感溢れる走りに思わず見とれます。

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ポルシェクラブ六本木の副会長加藤さんの993カレラです。
ニュルブルクリンクで開催されるスクーデリアハンセアートとニュルブルク週間には欠かさず参加し安定した走りは氷上トレーニングでも変わりません。

2001年にニュルブルクリンクノルドシュライフェで知り合って以来の親(心)友です。現在はケルンのTGMに勤務し日本に在住していたときは930を愛車としていました。訪独のたびにニュルブルクリンクノルドシュライフェでそしてイタリアンレストラン ラ・ランテルナで旧交を温めています。

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964ルーフBR2のハンドルを握るのはボルクス アオストの吉田さんです。
今日はもう1台997のRT12がサーキットまで来ていますがSタイヤのため残念ながら700馬力の勇姿を見ることがかなわなかったのは誠に残念ですが、次の機会の楽しみが増えました。

真打ちの登場は真っ赤なポルシェにあらず。
964と同世代の車を操り10月のニュルブルクリンク週間で鍛えたハンドルさばきを披露してくれました。
次に開催される氷上トレーニングには不向きな車種ですから、その動向が今から楽しみです。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 674
2012.12.20



1時間前のにわかな晴れ間はアイフェル高原と同様急激に悪化し11時のスタート時には本降りの雨に変わりました。

3グループに分かれ3列に並んだ左コース側の最初のグループが慣熟走行でスタートし、続いて2グループがその後に続きます。最後の3グループピット側はサーキット走行に不慣れな参加者、初心者と初参加者を津々未校長が牽引し2グループに続きスタートします。 
誰しも初めてのレーシングコースの走行時はハンドルを握る手は汗ばみ、心なし胸の鼓動も早くなるのではないでしょうか。
ましてスタート間際になってこの雨ですから経験が豊富でも何となし落ち着きませんから不慣れな参加者や初参加者はなお更当然のことです。  
                       
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慣熟走行を無事に終了し3周目に全車は一旦ピットロードに戻ってきました。
これから後は各車フリー走行となります。
ピットインして空気圧のチェックをする車、慣熟だけでは足りず更にタイヤを暖めるためノンストップでピットアウトする車と様々です。

ポルシェクラブ六本木が開催する富士スピードウェイにおけるスポルトファーシュレは2時間の走行枠を確保し前半1時間のフリー走行をした後、1時間の休憩を挟み後半の1時間に向けレクチャーをしてから走るスケジュールです。
間に設けたこの1時間は何にもまして貴重なインターバルで、後半の走行でスムーズな走行ラインを確立するきっかけ作りとなります。
12時に昼食を兼ねた休憩時間となり東京から届けられた弁当を参加者全員が食べることで一体感が増し初めての参加者も気軽にうち解けるきっかけ作りとしています。

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昼食の後今晩の忘年会に参加を希望される人のアンケートに回答する参加者の皆さんです。
無事故で終えいつものホテルで旨いビールで乾杯をしましょうと云う主旨でわざわざご夫婦で参加頂いた方もいます。

今回初参加のドライバーのレクチャーを兼ね同乗する津々未校長先生です。
適切でソフトな語り口は初心者に安心感と信頼感を得て好評です。
今回もご多忙のところ無理にお願いしてご参加頂きました。
心から感謝を申し上げます。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 673
2012.12.19


スポルトファーシューレ9が富士スピードウェイレーシングコースで開始される1時間前です。
東方向明神峠方面を望むと枯芝色の山肌には日が差しています。
頭上を覆い始めた黒い雲と対比していますが、今は雨も上がりコースは少しずつ水がはけドライに向かい初めました。

ブリーフィング後半の時間を利用してトヨタが今年参戦したルマン24時間レースのエンジン組み立てのチーフメカニック小宮山 泰央さんとケルンから来日したトヨタTMGの開発エンジニア江原 志鋼さんが紹介されました。
お二人とも日本の自動車産業の最先端技術部門に所属する気鋭の技術者でお二人には2001年にニュルブルクリンクノルドシュライフェのツーリスト走行日にレストラン デビルディナーの前身グリーンヘルのテラスでお会いして以来のお付き合いです。
今日は富士スピードウェイのレーシングコースでポルシェクラブ六本木が開催するスポルトファーシューレ9のためわざわざお越し頂きました。

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参加者全員のブリーフィングが終了した後、初心者向けの個人レッスンを2人のスペシャリスト津々未校長と余郷選手にお願いしました。
今日のようにウェットとドライの場合を想定しお二人がそれぞれ3名ずつ受け持っての個人指導で質問に対し解りやすく丁寧な説明をして頂きました。
今日初めてレーシングコースを走る初心者の不安感を解消するのには大いに役立ちました。
その回答は反省会で証明されました。

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第1回目の走行開始時間になりました。
ピット内で待機していたポルシェ全車のエンジンが始動しました。
轟々と反響するエンジン音が走行開始の気運を自然と盛りたてポルシェ乗り達は次々とドライバーズシートに収まり先を競うようにピットロードに出て行きます。
誘導は受付業務を終えたばかりの小林会長が担当しピットロードでの整列は加藤さんがあたっています。
先程一時的に上がった雨が再び降り始め空は雨雲に覆われコースは完全なウェットになりました。

全車ヘットライトを点灯しピット上は3列の縦列で右ピット側に初心者が並び先導は津々未校長が担当します。
世界一安全な高速サーキットにおけるソフトな操作の究極のトレーニング開始です。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 672
2012.12.18

10月1日(月)からニュルブルクリンクで開催されたスポルトファーシューレ海外版ニュルブルクリンク週間の模様を一旦中断しアイフェル高原同様に急激に変化する富士スピードウェイの天候を交えスポルトファーシューレ9開催の様子をお伝えします。

12月15日(土)朝8時過ぎ、富士スピードウェイのメディアセンター 前の通路から眺めた南西と西の空です。
怪しいまでの日射しと墨を流したようなどす黒い雲が丁度富士スピードウェイの上空を境にして立ち込めています。

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コース直線南向きのグランドスタンドは師走の日が差し上空には虹が弧を描き今にも晴れそうな空模様ですが、この状態は丁度富士スピードウェイのコースを境にして東側ですから、この後の晴天は望めそうもありません。
9時にメデアセンター2で今期9回目のスポルトファーシューレのブリーフィングが開始されました。

今日開催される富士スピードウェイレーシングコースのスポルトファーシューレ9の参加者はポルシェクラブ西東京の皆さんとビジターを合わせ31名です。
週初めの週間天気予報で今日は曇りのち雨と報じられていましたから、こんなに沢山のポルシェ乗りの皆様に集まって頂いたことに感謝します。
初めてサーキットを走る方と不慣れな参加者が3人いましたから充分なフォローを心がけました。

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イベントを運営する上の諸注意、慣熟走行前の整列、慣熟走行の周回数、同乗走行希望の申込方法、走行時の初心車の識別と保護等の説明の後、いつものように津々未校長からドライビング実技のブリーフィングがありました。
好天でのサーキット走行は多少運転がラフであっても車の性能の向上に伴いタイヤの性能も向上しドライバーの操作ミスをカバーできるが、雨天の場合は全ての操作をソフトに行うことが重要で来月八千穂レイクで開催される氷上トレーニングの予行練習と思ってソフトな運転を心がけてほしいと説明がありました。

余郷 選手からはレーシングコース図を元に各コーナーにおけるブレーキングポイントと走行ラインの取り方、アクセ操作に伴うハンドル操作の説明が行われました。
総体のブリーフィングの後、津々未校長、余郷 選手からレーシングコースの走行に不安なドライバーを含む初心者のブリーフィングが質問を交え更に行われました。
初心者の不安感払拭と安全に万全を期しました。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 671
2012.12.17

スクデリアハンセアートのカリキュラム初日、第2セクションは13.5kmのカールセルに続く撮影ポイントで高速走行をする車輌の4輪が宙に浮いている写真を良く見かけるニュルブルクリンクノルドシュライフェの17km地点です。

今年春のスクデリアハンセアートでこのセクションはハンツガンツァー・ミューラーさんが担当でしたが今回はパトリック・シモンさんです。
ミューラーさんは先年体調を崩し数回インストラクターを休みましたから大変心配です。
右の写真は上部から手前にむかってS字をほぼ直線で駆け下りるニュルブルクリンクグリーンヘルのコースの特徴が良く解る写真です。

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レーニング開始前にインストラクターと参加者はセクションの重要ポイントの地点でレクチャーをしてからトレーニングを開始します。
初めは説明されたと通りの走行ラインで走っているかのチェックを1回ないし2回行ってから1台ずつ走行ラインについて改善点の説明を行います。
ポルシェクラブ六本木からの参加者の順番がくるまで待機する独在住の日本人通訳の皆さんです。

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走ってくる各車の走行ラインを1セクション1回に20台見て留意点を参加者毎に聞き更に次ぎの走行時に改善が図られたかインストラクターの説明を繰り返し聞いたなら自分がハンドルを握らなくとも門前の小僧何とやらで理論的には日本人通訳は皆さんニュルブルクリンクノルドシュライフェのコースを知り尽くしたベテランと成り得ます。
このことについて一昨年春に開催されたクデリアハンセアートは参加者が多く参加できず見学だけ3日間して実感しましたが、見るとするとでは大違いと云うことも体験した一方で他の人の走りを見ることの大切さを実感しました。
17kmフランツガルテン ドライ時におけるゼブラ直近のコースラインです。

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