新着情報

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 775
2013.08.21

2013年度スポルトファーシューレ 1 
ポルシェクラブ六本木が主催する今期最初のサーキットイベントは4月13日(土)富士スピードウェイのレーシングコースで開催されました。
好天に恵まれ最高のコンディションの下、理事の皆さんは定刻の朝6時にいつもの集合場所で落ち合いました。
理事7名のうち、昨夜は夜半過ぎまで仕事をして御殿場インターチェンジ近くのビジネスホテルで仮眠後、ぐみ沢交差点のファミリーレストランに集合した理事が2名と夜勤明けの勤務医が1名です。
3名はニュルブルクリンクで開催されたポルシェクラブ六本木の海外版スポルトファーシューレの参加者です。

空冷最後のポルシェ993が3台、くつわを並べています。
写真左濃いグリーンのカレラ2は、昨年と今年のウィンタートレーニングでインストラクターのウォルフガング・カウフマンさんが愛用したほとんど走っていない新車同様のポルシェですがボディーカラーだけで評価すると人気は今ひとつです。
このイベントの一週間ほど前にムラタチューンを訪ねた赤いイタリア車を所有する人が即決即断で購入しました。
2年近く東京スカイツリー直下のムラタチューンにあり、家族同様でしたから毎月開催される理事会のたび理事の皆さんは良く目にしていましたから、不人気なボディーカラーは地名をもじって墨田グリーンと揶揄?していました。
右隣のポルシェは深いブルーですから、何と言うのでしょう。
墨田グリーンの名付け親に聞いてみようと思います。

名車の誉れ高い172台生産された993GT2と最新のGT2RSです。
以前ブログに書きましたが997GT2RSは限定で500台生産され、ポルシェクラブ六本木に4台在籍しています。
ニュルブルクリンク ノルドシュライフェで開催される各種のイベントでも4台の参加は見たことがありませんから希有なことです。

富士スピードウェイ富士スピードウェイ




富士スピードウェイのレーシングコース ストレートのフェンスに沿って、はためくクラブの幟です。
この幟を目にしたポルシェ乗りは皆さん士気が高揚するのは当然です。理由は言うまでもありませんがポルシェ乗りだからです。
今回もトヨタの裾野の研究所から数名のイベント協力者が駆けつけ物心共に手伝って頂きました。
感謝申し上げます。


富士スピードウェイ富士スピードウェイ



富士スピードウェイのレーシングコース 5ブロックのピットでくつわを並べる出走準備が完了したシュッツトガルトの名馬の揃い踏みです。
これらの光景を眺め初めての参加者は、さぞ緊張すると思うでしょうが、そんな心配は必要ありません。往年の名ドライバーである津々見友彦校長が不安を払拭するために初心者向けの講習を行いポルシェの挙動から理論までブレーキ、アクセル、ハンドリング操作を関連付け解りやすく説明してくれるからです。

ポルシェクラブ六本木が主催スポルトファーシューレに参加するポルシェ乗りは全員初心者の不安要素を充分知り尽くし良く心得ていますからていますから心配は無用です。

富士スピードウェイ富士スピードウェイ



次回に続く

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 774
2013.08.20

何時も訪ねる佇まいと何ら変わるところのない一夜明けた旧盆15日早朝の蔦温泉です。
鬱蒼としたブナ林が旅館の周囲を覆い母屋も湯屋も静寂なのは変わりありません。
この冬は例年にない豪雪に見まわれ屋根に雪が残らない湯屋以外の木造建物の傷みがひどく目立たぬよう筋交いや方杖が施され痛々しく、いとおしさを感じます。

青森青森



前夜の夕食のお膳です。
以前の様にできたての料理を仲居さんが、それぞれの部屋に運び同行者のみで食事を楽しむのではなく、宿泊客全員が食堂でとるように変更されました。
蔦温泉の特徴である素晴らしい湯屋と泉質、それにも増す旧来の蔦温泉のおもてなしの心が失われれたようです。
僅か火鉢の中に残ったこもれ火の様に懐かしい思い出として消えていくのでしょうか。

若葉の春、避暑の夏、紅葉で宿泊客が多い時の朝食は夕食と同様食堂か大広間でお膳でしたが、現在は大広間は畳から絨毯となり食事も和食からバイキングへと大きく様変わりました。
青森空港始発便で帰京するため朝食の開始時間を15分繰り上げ6時45分にして頂けのは、とても良かったです。

青森青森



蔦温泉を訪ねるといつもにこやかに迎えてくれます。
最高の笑顔です。
不忍池では7月から咲く蓮が八甲田山の蔦では今咲いていました。
小振りで一輪だけでしたから、なお可憐に見えました。

青森青森



終生酒と旅と蔦温泉をこよなく愛し、この地に永眠した酒仙で明治の歌人大町桂月のブロンズです。
建物は雪害のための補強がされています。
今冬の雪の多さを物語っていますが、痛々しいばかりです。

青森青森


次回に続く

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 773
2013.08.19

青森県の南部地方を訪ねたのは昨年の2月でしたから丁度1年半ぶりです。
1982年以来こんなに長い期間、訪ねなかったのは初めてのことです。
青森は第二の故郷と思う程、ほぼ毎月一度は来ていました。
美味しい地の魚介類と日本一の源泉、蔦温泉に惹かれ訪ね続けました。

朝6時から15時で営業する陸奥湊駅前大洋食堂の女将夏堀さんと久々に再会しました。
健在だった頃のご主人がいつも独特の書体で書いていたように女将さんも食堂入り口の壁に価格表を貼りだし、初めて訪ねた食通のお客様にも分かりやすくしてあります。

9月末にまた訪ねる約束をして4km程西の八戸インターすぐ近くの古里に移動しました。

青森 青森



この周辺で最も高台で広い平地が拡がり緑豊かな環境に社会福祉法人八重法人会 ケアハウス エレンシア があります。
辺りは休耕地でいろいろな花が咲き乱れ車道とは別に80mに及ぶ散策道が建物に向け真っ直ぐ延びています。
将来は緑のトンネルと草花の咲き乱れる遊歩道にして、ベンチやテーブルを置き野外で寛ぎ、語り合いながら寄り添える場にする計画だそうです。

北国では時折、この時期に今を盛んに咲き誇る紫陽花を見かけます。
散策道沿いに素朴で控えめ咲き誇っていました。

青森青森



ノウゼンカズラが橙色の花を夏の強い日射しに向け、せり上がるように競い合い天に伸びています。
茹だってしまいそうな、この時期に強い生命力を感じます。

八戸を発ち再び七戸に隣接する十和田市を経由し八甲田山に入りました。
鬱蒼としたブナ林の中を蔦川に沿って上り切った先は、九十九折りが暫く続き登り切った平坦な樹林の中にポット空間が出現しました。
ブナの木々から伸びる緑が滴るような葉が天を覆い尽くし、心身とも寛げる最良の森林浴です。

青森青森



次回に続く

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 772
2013.08.18

その昔は南部駒の産地の七戸へ避暑に行って来ました。
などと優雅な旅なら結構ですが、旧盆で移動手段の確保ができるかどうか難しい最中の8月15日(木)7時半過ぎの東北新幹線で東京駅を発ちました。終点青森駅のひとつ手前七戸・十和田駅に11時前に到着し、隣接した鷹山宇一記念美術館を訪ねしました。
限られた時間でしたから、カメラを構える間もなく、美術館の外観すら写していません。
涼しいロビーの椅子で冷えた麦茶をご馳走になり、地方美術館の現状と将来の展望を同美術館の戸舘常務理事と舩山館長にお聞きしました。
インタビュアーはポルシェクラブ六本木の顧問弁護士高井信夫先生です。

写真の南部駒のブロンズについて、
1418年南部氏が上洛時に足利将軍に馬100疋と金1,000両を献上したと記され、その昔は馬と金の産地でした。

鷹山宇一は1908年、青森県七戸町の地主の家に生まれ尋常高等小学校4年の時、代用教員でとして赴任した教師で歌人の青山哀囚に大正の自由主義を謳歌した文学的教育を受けました。青山は児童文学雑誌『赤い鳥』を子どもたちに回覧するなど、自由で創造的な教育をし鷹山が画家を志ざす切っ掛けとなりました。
旧制青森中学時代に棟方志功ら青年画家たちが創設した「青光画社」に加わり、本格的活動を開始しました。

青森青森



前衛画家として現実主義的な作品を発表した鷹山が、幻想的な油彩画の野山の緑や海の青を彷彿する静謐な画面に、色とりどりの花や静物、蝶を配し、独自の幻想的作品を創出しました。
ルーペで観察しながら細やかに描き込まれた蝶をはじめ、モチーフひとつひとつを見れば具象そのもので、見る者は鷹山の幻想的作風の虜とになって已まない作品を数多く制作しました。
絵の具が乾くまで待ち、薄く塗り重ねてはまた待つ、この繰り返しにより丹念に創作された作品は独特のマチエール(霞んだような表現)と透明感を生みだし、その幻想美を一層際だたせました。

時間を省くため昼食を交えたインタビューは3時間に及びました。
時間を忘れた盛り上がりで完全なタイムオーバーです。
次の訪問先は90分時間を遅らせ、奥州街道を七戸から五戸を抜け八戸に向け南下しました。

青森
青森



青森県三戸郡五戸町、奥州街道の松並木際に咲く色鮮やかな鬼百合に惹かれ、鷹山宇一に成ったような気分で思わずシャッターを切りました。
約1時間余裕ができたので、陸奥湊駅前の大洋食堂に今、旬のウニとホヤ、そしていちご煮を食べに立ち寄りました、
皆さんは全員元気で、採取したまま手を加えない美味しい料理をいつものようにお盆にのせ出してくれました。

青森青森



次回に続く

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 771
2013.08.13

ムラタチューンは本日から4日間の盆休みを頂きます。
ご迷惑をおかけしてすみません。
緊急の場合は、いつでもお電話を下さい。

八千穂レイクで2014年1月16日(木)から4日間、開催されるポルシェウィンタートレーニングの下見のブログは3日間、脇道にそれましたが再開いたします。

下の写真2枚はドイツの田園のどこにでも見られる風景と良く似ています。
レストラン ハーモナイズの芝の庭、南端の垂れ桜の根元に置かれたリヤカー、淡い黄色が周囲の緑に溶け込んで美しいコントラストです。思わずシャッターを切りました。
レストランに面した南側の庭を隔てた土手下は川幅の割に川原が広い大石川で、その先からは山並みへと続きます。

リヤカーのある辺りからきれいに刈り込まれた芝の庭越しに眺めたレストランです。
家並みや屋根の形はドイツで良く見かけます。

八千穂八千穂



美味しいオムレツで遅い昼食を済ませ、同行したウィンタートレーニングを担当するポルシェクラブ六本木の理事の皆さんが佐々木オーナーを交え今年3回目の打ち合わせを行いました。訪問の度に美味しい食事は勿論、何くれとなく相談に乗って頂きましてありがとうございます。
新たなる思いを込め2014年開催のウィンタートレーニングはどんな企画が組まれるのでしょう。
今から楽しみです。

その後、佐久穂町生涯学習館「花の郷 茂来館」を再び訪ねしました。
前回訪ねしたのは2週間前でしたが、その時の未確定事項の再確認を兼ね疑問点等を双方で確認しました。

八千穂八千穂



茂来館のメインホールを再度見せて頂き広さと立派な施設に改めて感心しました。映写機器も完備されていますから、これを使わせて頂き何か企画できないか思案のし処です。
玄関ホールからメリアホールに続く幕間の休憩や歓談、待ち合わせ場所のホワイエです。この様に完備された設備を視察し驚嘆の連続でしたが、主催者としてこの施設を使いこなせるか次の心配が初まりました。

八千穂
八千穂



豊かな発想で参加して楽しい企画を担当されるポルシェクラブ六本木の理事の皆さんです。
残念ながら昨日まで同行していた担当者のもう一人は、今朝草津ホテルで分かれどうしても抜けられない仕事で新潟に向いました。
二日に亘る下見と打ち合わせは15時に全て終了しました。
荷物を整理し再び高崎経由で猛暑のぶり返した東京に向け帰路に付きます。

お訪ねしたそれぞれの訪問先の皆様、ご協力を頂きましてありがとうございました。

八千穂八千穂



次回に続く