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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 968
2015.02.04

今回初めてのウィンタートレーニングに参加した皆さんのため特別に用意されたメニューのインストラクターは、いつも富士スピードウェイでお世話になっている津々見校長先生が担当されました。
丁寧な説明は初めて氷上トレーニングに参加した人に不安なく受け入れられる実践的な指導法で皆さん真剣な眼差しで聞き入っています。
なんと言ってもモータースポーツをする場合、最も心配なのは自分の技量の限界を超えた時、やり損なってコースアウトをしたらと言う不安が常に付きまといます。
しかし、氷上トレーニングはスピンをしようが、雪の壁に突っ込もうが、乗ってきた大切な愛車へのダメージは全くないのが、何よりも安心です。

標高1,400m、気温-5℃、964のボンネットには霜が降りたようにうっすらと雪が積もり、フロントのエアーダクトのルーバーからは何本かつらら下がっています。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング




13時30分午前中のトレーニングを終了する告知の幟がコースにむかって振られ、参加者は全員車溜まりに戻り駆け足で集合場所に集まりました。
円陣を作り元気よく大きな声で挨拶をすませた後、ウォルフガング・カウフマンさんの公評です。
滑り出したならスピーディにハンドルを一杯に切ることでスピンは免れる。
総体的に皆ハンドル操作が遅いと厳しい口調で注意を受けました。

茫洋とした雪空から時には渦を巻くような激しさで雪片がつぶてのように吹き下ろして来る中、ブリーフィングが暫く続きました。

下界に来ると積雪は少なく、時には薄日も差しこのま止むのではとの期待を持たせます。今日は昨日の丁度2倍が瀟洒なフレンチレストラン“ハーモナイズ”に押しかけました。

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今日からは全員が同じメニューで、できたての暖かな料理が順次テーブルに運ばれて来ます。気を利かせた参加者が料理をテーブルに運び、お世話になるオーナー家族の少しばかり手伝いをしてます。
今日はミートソーススパゲティで、ひとテーブルごとに4、5人分が作られますから20分ほどの待ち時間の間、テーブルごとに豊富な話題で話が盛り上がります。
参加者に国際資格を持つ整体トレーナーもいて、夕食の後に施術を受けることもでき、日頃の激務で酷使した体の調整が氷上トレーニング期間中に受けられるのは、何より助かります。

ジグフリード・シャラーさん、通訳の新関さん、ロマン・クライガーさん大きな体の3人がレストランで最も大きいテーブルに赤、赤黒、黒の順に並び運ばれてくる料理を満面の笑みで迎えます。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 967
2015.02.03

ポルシェクラブ六本木が長野県南佐久郡佐久穂町八千穂レイクに於いて主催する第7回ポルシェウィンタートレーニングの開催準備は全て整いました。
津々見校長、ウォルフガング・カウフマン特認校長が挨拶をする頃になると、今まで耐えに耐えていた泣き出しそうな空から開会を祝う紙吹雪代わりに本物の雪がくす玉がはしけたように湖面全体に降り注ぎ始めました。

雪の降り出す前まで、ほんの僅かな雪を除雪して作られた鏡面の氷上リンクは、たちまちにして一面雪で覆われ最適な雪上リンクに変化しました。
その後は禍福はあざなえる縄のごとし。

ネイティブスピーカーな英語で今回の通訳を担当頂いたポルシェクラブ六本木会員の新関さんです。
ポルシェクラブ六本木が開催する全てのイベントは、企画に関与した皆さんのボランティアで運営され、過去も将来も特定の担当者が利益を得るものではありません。

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ウィンタートレーニング初日の開会宣言と同時に降り出した雪は予想外で高地の天気予報の難しさです。
最初のブリーフィングで参加者全員が絶対にスタックをしない速度で、どのようなコースか下見を兼ねた慣熟走行を行った後、2グループに分け、まず何回も参加しているドライバーが30分走った後、参加歴の少ない不慣れなドライバーが走るとカウフマンさんから説明がありました。

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初めてのウィンタートレーニング参加者は何時走れるのでしょうか。
ご安心下さい。
別メニューが用意されています。
このような気遣いができるのは、経験豊富なカウフマンさんならではです。
ブリーフィングが行われている間も静寂な湖面にしんしんと降り注ぐ雪は止む気配はなさそうです。
カウフマンさんの説明と通訳の新関さんの声だけが、かすかに堰堤の上まで聞こえてくるだけで降り始めた新雪に周辺の全ての音が吸収され静寂さだけが支配しています。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 966
2015.02.02

第7回ポルシェウィンタートレーニング前夜の懇親会後の二次会々場セッティングのスナップです。皆さんともかくタフな証です。
ごく一部の人を除き、通常の勤務を消化してから東京、静岡、愛知、大阪を発ち味の宿“臼石”に21時前後に到着した人が半数です。
夕食を兼ねた懇親会の会場から二次会会場に席を移し、これから深夜過ぎまで飲み明かそうと酒豪が勢揃いしました。
ビール、ワイン、日本酒、等々、二次会のための料理が並べられましたが、つまみのベストワンは、我々のために宿の皆さんが丹精込め漬けた野沢菜と寒大根の漬け物です。

11月の福島ツーリングの時と同様に今回の氷上トレーニングも飲み会までには何が何でも間に合うよう駆けつけてくれた遠藤さんです。
到着した時には既に懇親会は散会し、メイン?の二次会からの参加となりました。
翌朝食時の話だと2時過ぎまで飲み語りが続いたそうで皆さん誠にタフです。

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ウィンタートレーニング初日の朝を迎え5時半起床、朝風呂でたっぷり汗をかいた後、まだ外は明け切らない6時半から朝食、7時半出発のスケジュールです。
既に用意を調え、出られるばかりにして食卓に付く手際よい皆さんがほとんどですが・・・
ドイツの3名も皆さんと同じ和食で海苔、納豆、煮物、焼き物と漬け物、生卵で朝食を手早く済ませました。
“臼石”の利用は今回初めてですから、八千穂レイクまでの行程を知る人が先導し、用意が調った人から順次出発です。
ナビがあるから何も先導の必要などと思われるでしょうが、冬の圧雪道ですから、何があっても不思議ではありません。
既に3年以上経過している冬タイヤでは上ることも回転して下ることもできない状態になったポルシェが今回のイベントで1台でました。

張り詰めた寒さの中で到着した参加者がいつものように自主的に幟を組み立て始めました。
このような皆さんの協力で一体感が培われイベントを成功に導きます。

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曇り空から、白いモノが舞い降りはじめました。
北西の北八ヶ岳から吹き下ろす雪雲に乗ってひらひら舞降りてきますが、降り始めの予兆でしょうか。
天気予報では今日から日曜日まで晴天のはずでしたが・・・

国道299号線、通称コスモス街道の迂回路で八千穂レイクに沿った白樺林の中を直線で抜ける町道添いに幟を並べ訪れる皆さんの目印としました。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 965
2015.02.01

充分な氷厚と適度な積雪は昨年同様、最良のコンディションのように見える八千穂レイクですが・・・
いつも車を止める辺りの轍の氷が少し溶け、かき氷状になっています。
リンクの氷質は今のところ全く問題はありませんが・・・
前回のブログにかきましたが、佐久平サービスエリアで車から降りた時、防寒着なしでいられた暖かさの仕業です。

午前中の好天は夕方になって薄雲が出てきました。
昨日まで気がかりで追い続けてきた週間天気予報では、18日(日)まで晴天が続くことになっていますが、1,400mと標高が高い所ですから氷上イベント期間中は常に気温と降雪の心配が付いて回ります。

今晩から5泊お世話になる佐久穂町保養所 味の宿“臼石”で昨年9月のニュルブルクリンク以来、再会したロマン・クライガーさんと奥様です。
ご夫妻は車で旅行に出かける足として日本ではGT‐Rをドイツでは997に乗るビジネスマン経営者で日独半々の生活をされています。

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夕食が始まるまでのひととき、ウォルフガング・カウフマンさんを囲み東京から佐久穂町までの通訳を引き受けて頂いた濱田さんとカメラ好きなカウフマンさんに今日撮影した写真を見せながら、説明するカメラマンの菊池さんです。

先発隊の我々がハーモナイズに着いて直ぐ追いかけるように到着した津々見校長先生の挨拶と音頭で乾杯し、食事となりました。

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食事が始まった当初は昨夜から宿泊している参加者一人を加え14でしたが、仕事を早めに終わらせ駆けつける人が続き最終的に今晩の宿泊者は倍の26名に増えました。
ふんだんな飲み物と呑んでしまうとあまり食べない呑ん平が多いので手つかずの料理がテーブルのそこかしこに残ってしまいました。

しかしこの状況の“もったいない”は一気に解消しましたのでご安心下さい。
宿泊申込をしていなかった参加者から、これから行っても泊まれるか。食べられるかと問い合わせの電話が相次ぎ4件入り飛び入り宿泊者が、この“もったいない”を一気に解決してくれました。
このような飛び入り宿泊にも柔軟な対応が即座にできるのも、毎月サーキットイベント等を開催しているポルシェクラブ六本木ならではの素晴らしい特徴です。
モータースポーツを主体としたぶれない目的が明確に掲げられ、譲り合いの心がこのような対応として、日頃から培われているからです。

ムラタチューンの名匠村田 正明もイベント前夜の夕食に間に合うよう到着しました。
氷上トレーニングに参加するため年末、年始の休みを返上し964のフルオーバーホールのエンジンを組み上げての参加ですが、本来は飯より酒が主食ですが今晩ばかりは、22時を過ぎるあたりからご覧の瞑想状態です。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング


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