新着情報

ポルシェ専門店・これが分かればポルシェパラノイア 1047
2016.06.15

諏訪大社式年造営御柱大祭最大の秋宮一の御柱を曳く元綱が、注連掛から直立で立っていられない程の急角度の坂を抱えて下ろされ厳かに置かれました。
半分開いた扇のような角度で御柱街道に置かれ、その先に続く曳き綱が結ばれる様子を大勢の氏子が見守る中で、まず先に下ろされた男綱から進められて行きます。

横断幕には平成二十八年丙年 諏訪大社式年造営 御柱大祭 祝 御柱祭 川岸はひとつ と最後に曳行を担当する旧村名が大書されています。

御柱
御柱





近年は海外でも御柱祭の知名度が上がり、前回の2010年は山出しも、里引きの時もニュルブルクリンクにいましたが、偶然ドイツテレビの海外番組で御柱祭が放映されているのを見て大変驚いた記憶があります。
今回は上社の山出しで2日、下社は6日間のうち5日間参加しましたが、下社里引きでは下諏訪町の春宮、秋宮を中心に二日間朝7時30分から20時と22時まで大幅な交通規制が行われました。中央線は御柱祭12日の期間中、臨時普通列車339本を増発したそうで、下諏訪駅停車の上り列車だけでも1日68本が運転されています。

人を見るなら諏訪の御柱と地元では言われますが、
御柱祭用パンフレットの表々紙、裏表紙の最下段と中綴じの4ヶ所にこう記されていました。

氏子以外の曳行路への立ち入り・観覧は危険であり、また、曳行の妨げになるため、絶対にお止めください。
過熱し過ぎた人気の反動でしょうか?

御柱
御柱





諏訪大社御柱祭最大の秋宮一の御柱が注連掛の木落しから曳行開始までに予定より2時間以上遅れていました。曳行が始まり20分程経った13時半前に赤旗が掲げられ昼食となりました。氏子の皆さん仲良く曳き綱に並んで腰を掛け持参した弁当を遣い始めましたが、私たちは山出しの時のように弁当を持参していませんでしたから、一旦食事の採れる所まで移動することにしました。

可愛い氏子の仲間と共に2km先の街中まで移動です。

御柱御柱




次回に続く

ポルシェ専門店・これが分かればポルシェパラノイア 1046
2016.06.14

大先輩で師の腕を握る小学生?の下諏訪町子供木遣りのメンバーと今日一日の健闘を誓い温かいまなざしで見守る木遣り師の皆さんです。
今回の里引きが終わると木遣りの練習は少し休んでから再開するのかと思っていたところ、毎週日曜日には休みなく続けられると聞き驚愕しました。
7年に一度の神事に向け“うまずたゆまず ”続ける子供木遣りの皆さんと教える師の努力はきっと信頼関係で持続しているのでしょう。
それをやり遂げた後の感動が何物にも換え難い玉となるのでしょう。
やり遂げることが何事も基本であることを教えられました。

春宮最後の御柱四が注連掛から御柱街道に引き下ろされ木遣りに合わせ氏子の協力一致で一寸、一寸と動き出し、熱気が祭りを更に盛り上げていきます。

御柱
御柱




諏訪大社式年造営御柱大祭最大の御柱、直径130cm余の秋宮一を注連掛から曳き出すための里引きの神事が執り行われ余り広くない広場には、氏子がこぼれ落ちんばかりの状態でひしめき合っています。
曳行が始まると引き綱に付く氏子が注連掛から御柱が引き下ろされる道路脇で五月晴れの強い日差しを避けるように新緑の木陰にたむろし、じっと神事の終わるのを待ち続けています。

御柱御柱




御柱に向かって左の男綱(おずな)、右女綱(めずな)の順に元綱が直立で立っていられない程の注連掛の木落し坂を引き下ろされて行きます。
この元綱は藁を撚り合わせ縄を作り、それを更に何本も撚り合わせた直径30cmほどの綱で何人もの元綱係が足場に注意を払いながら抱えて引き下ろして行きます。

御柱御柱



次回に続く

ポルシェ専門店・これが分かればポルシェパラノイア 1045
2016.06.13

諏訪大社下社式年造営御柱大祭の里引き、初日の5月14日(土)9時過ぎ宿泊先の鉄鋼泉を出発し約1時間で注連掛(しめかけ)に到着しました。
途中で既に注連掛から曳き出された春宮の御柱春宮一、二の曳行に逆らうように曳行出発点の注連掛に向かいましたから道幅いっぱいになって綱を引く氏子に行く手を阻まれ何回か足止めとなりましたが、かきわけながら何とか辿り着くことができました。
今日から始まった里曳きの御柱は八本で春宮四本、秋宮四本が8時から13時15分までの間に順に注連掛から曳き出される予定でしたが、最初の一本目春宮一から曳行開始が遅れていました。

秋宮三を担当する下諏訪町木遣り保存会の宮坂さん、小口さんが注連掛で待機していましたから、宮坂さんとは久々に再会することができました。

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旧中山道の山あいを諏訪湖に注ぐ砥川左岸で旧道がD字に弓をなした弦の部分が小高い平地をなし、4月8日(金)から10日(日)まで3日間行われた御柱祭山出し終着点の注連掛です。

里引き初日の午前中に諏訪大社下社の御柱八本のうち、春宮一から四までと秋宮一と二が引き出される予定でしたが御柱祭で最大の直径、秋宮一の曳行開始が2時間以上遅れていよいよ曳行準備が整いました。

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御柱街道を先行する春宮二、藁を撚り合わせ縄をなし、それを更に何本も撚り合わせ直径30cmほどになった元綱が御柱に取り付けられています。

御柱祭里引き初日の朝8時過ぎに地元テレビ局がライブで放映した春宮一の御柱です。注連掛から中山道に曳き落とされる寸前に崖の上に大きく頭を出した御柱と、いやが上にも緊張を強いられそれに耐えながら手に汗握る男度胸の氏子です。

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次回に続く

ポルシェ専門店・これが分かればポルシェパラノイア 1044
2016.06.11

多忙にかまけて半年以上休んでしまいました。
また、今回の掲載分を作成中にパソコンが故障、買い換てデータの復旧に更に1ヶ月を費し、何や何やかや7ヶ月間の長期休暇となりました。
懲りずにお読み頂けましたなら、これに勝る喜びはございません。
どうぞよろしくお願いを申し上げます。

しっとり落ち着いた家並みの旧中山道六十九次、二十九番目の宿場下諏訪脇本陣です。
4年前の11月に開催されたポルシェクラブ六本木唯一のツーリングイベントで下諏訪を訪ねた際、ひょんな出会いでお付き合いいただくこととなった“ご縁”で、先月13日(金)4月に引き続き訪れました。

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諏訪大社下社秋宮から西に徒歩3分、旧中山道沿いのあちこちの湯口から温泉が流れ出ています。写真奥、石段の湯屋は230円で入湯できる公衆温泉浴場「旦過の湯」です。早朝5時半から22時まで入浴でき、露天風呂も備え年中無休で営業をしています。

その手前の“鉄鉱泉別館”に宿を確保することができました。この時期奇跡と言うべき快挙ですが、これも“ご縁”です。

諏訪大社下社式年造営御柱大祭が7年に一度開催される里引き初日の5月14日(土)9時半頃、御柱街道に向かう氏子の皆さんです。

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この1ヶ月前の4月8日(金)から3ヶ日間“奥山の大木、里に下りて神となる”の木遣りで歌われる山出しが催行され、諏訪大社下社のクライマックス木落し坂から曳行終着地、注連掛(しめかけ)まで引きつけ山出しの神事が終了しました。

そして1ヶ月後の今日は里引きの初日です。
旧中山道、御柱街道を埋め尽くした氏子です。人力だけで木遣りに合わせ諏訪大社下社の春宮と秋宮二社の四隅に8本の樅の巨木を建てる神事が諏訪大社下社の御柱祭です。
幼稚園児から小学生の木遣りに合わせ10tの巨木が人力だけで曳かれ動き出すのは見事の一語で現場に行かなければこの臨場感を体感することができないのは何事も同じでしょう。

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次回に続く