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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 392
2011.04.04

「ポルシェ クラブ 六本木」が主催する「ポルシェ乗り」のための「初級にして究極の高難易度」の「ポルシェ ウィンター トレーニング」に日本の「ポルシェ遣い」が多数、会しました。隔年毎に鈴鹿で開催されるポルシェパレードのタイムトライアルで優勝した「ポルシェクラブ名古屋」の小林正輝さんです。来月富士スピードウェイで開催される「ポルシェ ドライビング エクスペリエンス ディ」の午後行われる「4時間耐久レース」の企画案について、説明を兼ね自己紹介をして頂きました。初日からご夫婦で参加され、ご婦人はこの「氷上トレーニング」に新車のポルシェGT3で参加し見事な走りをたっぷり見学させて頂きました。

普通に考えたならポルシェで雪道を走ることさえ拒否反応を示す「ポルシェ乗り」が多い日本で「ウィンタートレーニング」にポルシェの新車で参加することなど想像がつきかねるのが通常の思考でしょう。
しかし裏を返せば、新車のポルシェであってもリスクのない安全なトレーニングであるという証でもあるのです。

来年開催の第4回「ポルシェ ドライビング スクール 八千穂」は、1月19日(木)から22日(日)までの4日間で宿泊も会場から20分程の温泉のある素晴らしいホテルです。後日ご紹介いたします。
なお、カリキュラムは更に進化し充実した内容で開催いたします。
ご期待下さい。

3年前のポルシェカップでシリーズチャンピオンとなり、現在はスーパーGTでレース活動をする現役のドライバーでもある都筑昌浩さんは「氷上トレーニング」の意義も成果も知り尽くしています。今回で3回目の参加で8名の仲間と一緒に週末から「八千穂レイク」に入りました。このトレーニングで行われた氷上レースではその実力を遺憾なく発揮し、仲間をまとめながら走り方のアドバイスを熱心にしていたのがとても印象的でした。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング




フォーミラー入門のFJの指導をされる古谷直広さんです。今回は多忙の中、週末から視察を兼ね参加され、氷上で戯れる「ポルシェ乗り」のアクセル操作とハンドルの対応を興味深げにじっと観察していました。教える立場のプロは、かくありということでしょう。天候は申し分なかったのですが、ただ異常な寒さの中、氷上で多少厚めのスニーカで立ちずくめでしたから驚嘆する忍耐力です。自己紹介でもレースをする闘志の片鱗すら感じさせない物静かな人柄です。

ウォルフガング・カウフマンさんとは一日遅れでドイツを発ち参加されたゲオルク・フォルムバウムさんです。ヨーロッパ最大のモータースポーツの中継局と配信局 “WIGE MEDIA AG” の社長です。この方も穏和で控え目な紳士です。今年の「ニュルブルクリンク24時間レース」の観戦では、少なくとも10名の「ポルシェ乗り」とその仲間がフルムバウムさんのお世話になることでしょう。
そして「ポルシェ乗り」ならば夢のような話を提案してくれました。
「ポルシェクラブ六本木」は、現在その準備に向け調整中です。
期待してお待ち下さい。

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今回の「氷上トレーニング」にはムラタチューンから高野智亨が準備の段階から6日間参加しました。
右は自動車整備大学校を昨年卒業し入社1年目を間もなく迎える佐藤健太です。週末の2日間、研修を兼ね参加しました。
在学中の約2年間インターンとして授業が終了した後、ムラタチューンに通い16時から21時まで現場で実地研修を続けました。体育会系でない今の若者には珍しい礼儀、忍耐、努力の人です。お父さんも職人で、そのような家庭環境で育まれた素晴らしい人財です。
教育の大切さを彼の就業姿勢から教えてもらうことが多いです。
将来のムラタチューンを牽引して行きます。

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次回に続く

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 391
2011.04.03

「ポルシェ ウィンター トレーニング 八千穂」は、4日間開催の最終日午前中のカリキュラムが終了する頃に天候もようやく落ち着き陽差しは春を思わせるような光景の写真です。しかし風は肌を刺す冷たさでとてもコートなしではいられません。最終日の昼食出発前、全員参加者が集合して撮影しました。どの顔も「ポルシェ乗り」の男臭さがはち切れんばかりで満足感に満ちた笑顔です。昨日まで参加していた、かぐわしき女性は姿を消し最終日後半は、いよいよ男の仕事場ならぬ男の意地と技量をかけた戦いの場が待ち受けています。

3月11日の大震災復興支援に東奔西走される福島県郡山から参加の「ポルシェ乗り」と二人の息子さんです。3人が2台で参加されましたが、仕事の都合で午後は帰られます。ウォルフガング・カウフマンさんとお別れの挨拶を交わしていますが、この時、東北関東大震災のことなど知る由もありません。

その見事な走りは3月1日の「ポルシェパラノイア 389」の3段目に掲載しました。20年程も前のこととなります。福島県の海沿い浜通りの漁港双葉町で本州最南の鮭の遡上が見られれる機会を得ましたが、その前年からの家族付き合いの仲です。鮭が遡上する自然豊かな港町も津波と原発問題で被災しました。お見舞い言葉もありません。
3月最終の土曜日に開催された「ポルシェクラブ六本木」の総会にも出席されまさんでした。今後の活躍を祈るばかりです。

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ウィンタートレーニング最後の昼食会は、いつも通りハーモナイズです。
一人一人暖かい食事を用意して頂きその心遣いは心憎いばかりです。今回の昼食は初めての試みとして大皿にてテーブル人数分の料理を出して頂き、各自が取り分ける仕方にしました。この方法で料理場の負担は軽減し、昼食時間の短縮を図り少しでも多くの時間を「氷上トレーニング」に充当したいとの思いがピタリと一致し一挙両得となりました。

何時も何時も笑顔で語りかけてくれる「ポルシェ遣いで修理の名人」ボルクスアオストの吉田社長です。何時も大きなイベント毎に参加され、人柄を思わせる細やかな心遣いにどれだけ助けて頂いていることでしょう。
こうした皆様のボランティアで「ポルシェクラブ六本木」の「スポルトファーシューレ」は開催されています。

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暖かな店内で美味しい食事、満腹感に浸る間もなく来月富士スピードウェイで開催される第4回「ポルシェ ドライビング エクスペリエンス ディ」の予定が「ポルシェクラブ名古屋」の林 正輝さんから発表されました。

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次回に続く

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 390
2011.04.02

今回の写真はウォルフガング・カウフマンさんが来日して最高の笑顔なのかも知れません。無粋?な「ポルシェ乗り」ばかりで「八千穂レイク」の凍てつく土手に美しく咲き誇るこぼれんばかりの笑顔のうら若き乙女が5名、氷の張り詰めた八千穂レイクを訪れていることすら知らず一心不乱にポルシェのハンドルを操っているばかりです。いつもの集合場所で駐車場も兼ねる土手際にたたずむ彼女らを目ざとく見付け、こやかに声を掛けました。てっきり八千穂スキー場に来たと思い込んでいましたら、さにあらず何やら賑々しく打ち立てられたポルシェや色鮮やかな黄色のコンチネンタルタイヤの旗に誘われ訪ねてくれたようです。

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彼女らは大学の卒業旅行で雪の信州を訪ねたようです。
同乗しますかと明るく気軽に声を掛けたところ全員が駆け寄って、いっぺんに可憐な花が冬の八千穂レイクに咲き誇りました。一度に5人は乗せられないので3人を乗せ乗車場所から最も遠いゲストハウス近くまで華やかな気分で花に囲まれ楽しいドライブに向かいました。

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ところがそこには狡賢い狐さんならぬカウフマンさんが待ち構えていて、せっかく手に入れた美しい花束を悲しくも籠ごと奪い取られてしまいました。狡賢い否、満面こぼれんばかりに、ほほえむカウフマンさんの最高の笑顔をとくとご覧下さい。土手際にまだ2人が待ちわびていますがそんなことはお構いなしにお尻を振り振り賑やかな歓声を振りまき走り回るフォツクス・ガウフフ・マンさんです。

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次回に続く

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 389
2011.04.01

昨年の暮れも押し迫った頃「ポルシェクラブ六本木」に入会され、今回開催の「ポルシェ ウィンター トレーニング 八千穂」の氷上トレーニングの参加を強くお薦めしました。何故なら愛車がポルシェ964カレラ2だったからです。このポルシェを自在にコントロールできたらばどれ程素晴らしいことかを説明しました。東京からでしたら軽井沢までの高速道路は無雪で何ら心配はないこと。軽井沢のホテルから会場の八千穂レイクまではアシスタントが付くので、ともかく参加されアクセル操作の練習を体験して頂くためでした。週末仕事を終え多忙の中、前夜軽井沢に泊まり「ウィンタートレーニング」3日目の土曜日からデビューしました。最終日の日曜日トレーニング開始直後、氷上のでの走りを撮影しました。粉雪を巻き上げカウンターを当てながらの見事なドリフト走行です。
岩手県に工場を所有し、不幸にも東北関東大震災で工場が壊滅状態となり慰めの言葉もありません … …



ポルシェ964カレラ2の後を追うように地元佐久から参加したボクスターがやはりカウンターを当てながら見事なドリフト走行で追尾していきます。

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ゲストハウスにコーヒーを飲みに訪れました。氷上コース一杯に華麗なダンスを繰り広げる様々なポルシェが一望に見渡せます。
湖面から眺めるとパウダースノーで幾重にも重なった「ウィンター トレーニング」の氷上コースはウォルフガング・カウフマンさんとDr.原中の早朝からの力作です。4日間を費し完成した日本における氷上トレーニングコースの最高傑作です。パウダースノーをバリア替わりに上手に使いあらゆるコンディションの変化に富んだコースを共同で作り上げました。

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最もゲストハウスに近いコース幅の広い高速コーナーは、風の通り道に当たり氷上に降り積もっているはずの粉雪は強風に吹き払われ枯れ草の土手にへばり付ています。それも次第に風下の土手下に飛ばされ吹きだまりとなっていきます。
ポルシェ996GT3がやはり華麗なスライディングをして高速で最も難しいコーナーをトランクションを掛け美しい弧をを描き通り過ぎて行きます。993の後継車種として発売と同時にドイツで購入し、走り込んだ後に日本に持ち帰えった思い出深い車です。東北関東大震災で大きな痛手を被った福島県から参加されましたが、この時はそのようなことは思いもしませんでした。郡山を拠点に復興に貢献していることを皆さんに伝えてほしいと先週末に連絡がありました。

「ポルシェクラブ六本木」ができることを少しでもお手伝えればとの思います。

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北陸の「ポルシェ遣い」は一人黙々と定常円に挑戦しています。微妙なアクセル操作とハンドルの微調整でパイロンを中心にリアを滑らせ戯れるがごとく華麗な旋回を続けています。東北関東大震災では多大な協力を惜しまずやってのける剛胆さは「ポルシェ ウィンター トレーニング」の走りと同じです。
盛大な拍手を送りたいです。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング



次回に続く