ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 529 2012.02.07
標高が高く冬でも雪が少ないのと空気が乾燥していることで国立天台が直ぐ近くの野辺山に開設されたそうですが、まさに澄み切った青空の下、日の出まじかな東の空をホテルのロビーから眺めました。八千穂レイクから車で10分程に位置し、湖に向かって大声で呼びかけたなら聞こえるほどの距離に、このホテルはあります。朝6時から朝湯に浸かり今日のタイムスケジュールの打ち合わせを行ってから朝食です。前泊の場合いつも朝風呂でゆっくり時間をかけて諸々の打ち合わせが行われるのが常です。
ウォルフガング・カウフマンさんは朝湯もそこそこに既に出発準備を整え朝の食卓に付きました。湯上がりで、ほてった身体で浴衣がけののままの人もいます。
8時に会場の管理責任者、市川さんがホテルを訪ねて来られ、再度今日の行程打ち合わせ後、カウフマンさんだけ一人、早々に八千穂レイクに向かいコース作りに専念することとなりました。
昨年のウィンタートレーニングにドイツから参加頂いたWIGE MEDIAのゲオルク・フォルムバウム社長も挑戦した関西方面ではあまり食べない納豆にニコ・カストラップさんが挑戦しました。
これは何と言う食べ物かと聞かれ納豆の効能から説明し食べてもらいました。
箸でひと摘みし口にしてからウムーというような表情をしていましたが、良くかき混ぜて食べるよう勧め食べ終えた小鉢を得意気に見せるニコさんです。
昨夜は降雪もなく、コースの拡幅と一部変更だけで、いずれにしてもハイドバンは1台のみですから全員で出向く必要はなく、心はやるカウフマンさんが一人先発で出掛け懸命に幅員拡幅と除雪作業に励んでいます。
ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 528 2012.02.06
厳冬期の八千穂レイクの湖面を渡る肌を刺す風に追われるように湖を見下ろすホテルに入りました。部屋は12室で我々だけの7名で貸切状態です。ニコ・カストラップさんがドイツからわざわざ持参してくれたカストラップ家、自家製ワインをプレゼントして頂きました。ドイツの酒と佐久名物、鯉の洗いです。
欧米人の感覚からすれば、口をパクパクする状態の魚をこのような形態で食べることで、ひとこと言われかねないのですが、昨年初めて口にした八戸の水蛸同様、舌鼓は空腹からの食欲に勝るようです。
食卓に載った鯉の洗いは希にみる美味しさで、もう一度食べたいが全員の感想でした。
鍋を囲み菜食主義のカウフマンさんは煮物や野菜鍋に大変な満足ぶりです。桔梗ヶ原のワインで乾杯の後は、日本人はワインと生ビール、ドイツ人は熱燗と冷やの日本酒で振り分け日独の饗宴が和食の食卓を囲み開始しました。ちゃぶ台を囲んで皆さん、どなたも満足に浸っています。
真面目なウォルフガング・カウフマンさんは、いつものように食事中も19日(木)から始まる氷上トレーニングのことが頭から離れないらしく箸を運ぶ合間に提案と質問が次々なされます。明日は一日充分時間をかけコースの設営ができるので現場で細かい打ち合わせ時間を設けることでひとまず話はまとまりました。氷上の積雪は20cm程ありますが、息を吹きかけると飛んでしまうような乾燥した雪質でハイドバンを駆使しすれば、半日あまりでカウフマンさんが満足できるコースの設営が可能です。
広々とした10帖間と4.5帖の和室を一部屋ずつ占拠し客は我々だけ7名で料理人と仲居さんが2名と何とも豪華なことです。
大きな風呂は男女別々でサウナ付です。
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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 527 2012.02.05
雲ひとつない冬晴れの空に向け聳える東京スカイツリーをバックに記念撮影をしました。昨日来日し2日目を迎えたウォルフガング・カウフマンさんとニコ・カストラップさんの二人を囲みムラタチューンのメカニックを交え津々見友彦さんも加わりました。二人は昨夜、浅草ビューホテルに宿泊しましたがニコさんは到着後16時過ぎに一旦ホテルに入ってから、一人で地下鉄を乗り継ぎ皇居まで行ってきたそうです。
アイポットを携帯し地図で目的地を 検索しながら出掛けて来たようです。
時差ボケを感じるまでもなく、余ほど楽しかったのか約束の19時30分、夕食で迎えに行ったホテルを留守にして歩き回って来たそうです。ホテルの直ぐ近くでしたが古くからのすき焼きの店、米久に1時間以上遅れ訪ねてきました。
先発隊7名は今朝10時に集合し、向島から首都高速道に入り外郭環状線を経て上信越自動車道を佐久まで向かいます。
スタート間際に俺は富士山が見えたら写真を撮りたいからと去年同様に念押しをしての出発です。ニコンの望遠レンズをいつも携え来日していますが、いつ撮影したのかと思わせる素晴らしいアングルの作品を見せてもらいました。
佐久インターチェンジから141号線を清里方面に南下し、40分程でいつもお世話になるフレンチレストラン“ハーモナイズ”に到着しました。
今年も開催期間中の参加者全員の昼食5食とケータリングをお願いしています。メニューの料理はどれも美味しく材料が吟味されていて気配りが特に嬉しいです。3年連続して利用させて頂きましたから、いわば家族も同然かもしれません。何くれとなく相談にのって頂けるのは大勢が集まるこのようなイベントには欠かせない力強い助言者です。
西に北八ッ(ケ岳)を控える国定公園内の人工湖、八千穂レイクは陽が山陰に落ちるのが早く16時を少し回ると湖面を吹き渡る風は体の芯まで刺すように浸み込んできます。今日はテレビカメラが入っての撮影があり、終了するまで待機し、津々見さんが新井敏弘さんをカウフマンさんに紹介しています。
除雪されたパウダースノーが程良く氷上コースを形成し、明日から始まるコース設営には降雪量、雪質とも最高のコンディションです。
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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 526 2012.02.02
ウォルフガング・カウフマンさんは1月16日(月)16時過ぎにフランクフルトから香港経由で成田空港に到着し、京成上野駅まで単独で来てくれました。と表現したのは19日(木)から始まる氷上トレーニングの準備に多忙を極めていたからです。カウフマンさんは1994年に初めて日本に来た時も、やはり一人旅で東京駅まで何とかたどり着き新幹線で名古屋に出てたそうですが、鈴鹿1000km耐久レースで優勝したこの時に比べれば、既に何回か来ているので全く問題ないと明快な回答でした。
ドバイ24時間耐久レースを6位で終え、15日(日)朝ドバイからフランクフルト空港に到着し、夕方の便で来日しましたから耐久レースの後、24時間以上移動に費して来日しました。
タフなカウフマンさんの少し疲れた顔を見たのは4年間お付き合いして初めてです。
1ヶ月前の昨年末、フランクフルト空港近郊のインターチェンジから直ぐのレストランで日本から持参したカレンダーにサインをしてもらい、今回来日の最終スケジュールの打ち合わせをして以来の再会です。
カウフマンさんは今年も自前のカレンダーを作り持って来てくれました。
昨年からニュルブルクリンク24時間耐久レースに参戦を始めた Kremer Porsche のカレンダーも合わせてプレゼントしてくれました。
一昨年のニュルブルクリンク24時間耐久レースはダッジで参戦しましたが、ニュルブルクリンクノルドシュライフェで日産GTRが出したコースレコードを直後、ダッジが塗り替えたました。
それと同一の限定車を所有する友人が訪ねて来てカウフマンさんがリアウィングのステーにサインをしています。
仲良く肩を組みGooのサインをしていますが、どこかで見覚えがあると思われる方が多いのではないでしょうか。
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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 525 2012.02.01
今年も早 1/12の1ヶ月が経過しました。年初は寒さが厳しく東京は典型的な冬型の気圧配置で好天が続き、この寒さに心はわくわくするような思いです。
正月二日浅草吾妻橋のたもとから眺めた634mのスカイツリーです。
隅田川の西詰め、たもとから雷門前を経て国際通りに続く500m程の雷門通りは大変な人出で車輌は通行止めで言問い通りから浅草松屋方面に続く馬道も通行止めという賑わいで、浅草寺の初詣に加え東京スカイツリーの集客効果は目を見張ります。
澄み切った冬の空に聳え立つスカイツリーについて書くのは久しぶりです。
1月1週の週末はムラタチューンにおいて今年初めてのポルシェクラブ六本木の理事会が開催されました。毎月第一土曜日に開かれますが、第三週の16日(月)朝8時にはドイツからインストラクターが成田空港に到着します。
昨年は11月下旬から年末が押し迫るまで異常なほど暖かい日が続き天気図を見ては寒波の襲来を心待ちにしていました。
年末になってようやく冬らしい気温となり、心がわくわくしたのは写真をご覧頂くとその理由をご理解頂けると思います。
理事会翌日の日曜日10時に東京を発ち中央自動車道を須玉インターまで向かい国道141号線を北上しました。いつもは上信越自動車道ですが、事故渋滞で急遽中央自動車道に変更しました。須玉インターから目的地まで49km追い越し全面禁止状態の一般道を走るのは夕べの痛飲と寝不足でつらいのですが、海抜1,450mの露天風呂から佐久平を隔て、たおやかな浅間の山容とたなびく噴煙に思いをはせ車を走らせました。
正月に入り佐久穂町郊外八千穂高原の湖は期待通り全面結氷し夕日を浴び除雪作業を兼ねたコース作りにいそしむジムニーのハイドバンです。気温は-10℃ありますが深呼吸をしても鼻毛が凍るほどの寒さではありません。
完全結氷した氷上に積もった雪はパウダー状で竹箒でも掃き寄せれる程、湿り気の全くない雪質です。
ホテルに到着した頃には、すっかり日も落ち正月で賑わったであろうスキー場内のホテルは静寂の中に佇んでいました。
次回に続く