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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 704
2013.02.08

ポルシェクラブ六本木が八千穂レイクで開催した2013年のウィンタートレーニングは1月20日(日)に4日間の幕を閉じました。
21日(月)は冬晴れの好天に恵まれ、佐久南インターチェンジから浅間山を正面に眺め快適なドライブを楽しみながら午後帰京しました。
翌22日(火)の東京は午後から雨になりましたが、八千穂レイクも雨でその後は連日暖かな日が続き25日(金)関東地方で春一番が吹きました。
そのため1月最終の週末の氷上リンクは使用不可能で29日(火)は再び雨で2月1週の週末も使用不可能でした。
厚さ60cmの氷に電気ドリルで数カ所に穴を開け浮力で冠水した雨水を氷面下に戻したことで僅かに残った雨水は一面油氷となり氷上リンクは再生しました。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング



昨日、2月7日(木)新潟地方気象台は北陸地方で「春一番」が吹いたとテレビのニュースで報じました。
この調査結果が発表されるようになった1999年以降、新潟、富山、石川、福井の4県で最も早い春一番だったそうです。
佐久穂町から一番近い富山市まで直線で約180kmの八千穂レイクは立っていられない程の強風い寒風が吹き荒れました。

防寒具を着用しただけでこの強い風にさらされたなら15分と耐えることはできないでしょう。
ここ八千穂レイクの標高は1,500mで平面ですが、例えば2,500m以上の山岳地帯でこのような風が吹き荒れたなら体温は急激に奪われ通常の感覚が失なわれることは充分考えられます。
その上、視覚がきかず視認する対象物が失われたなら動かずひたすら風を避け待つことでしょう。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング



東京を発つ前に連絡をしたところ氷上リンクの状態は全く問題ないと言われ3週間ぶりに八千穂レイクを訪れましたが、この強風は現地に来て初めて知りました。
待った甲斐があり、吹き荒れた風も何とか落ち着き15時過ぎからは1台のみの貸切で氷上走行を楽しむことができました。
しかし寒気を伴った強風で氷質は硬化しパウダースノーがコース一面を被いタイヤはグリップを失った状態した。
通算すると30日余に及ぶはずの過去どの走行よりもコントロールが困難でした。
直進することすら過去の如何なる時よりも微妙なアクセルワークが要求されました。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 703
2013.02.07

管理棟は冬期間閉鎖されていて当然水が出ないので鍋で吹きだまりの雪をすくい携帯コンロで水を作りペットボトルのドリンクを温める作業が始まりました。
カリキュラム開始前からペレットのストーブで暖を取っていますから棟内は暖かですが、ずぶ濡れのズボンのどちらか一人の膝下は湖畔からここに辿り着くまでの雪道で凍り付き棟内でも凍ったままです。

管理棟のテラスから眺めた紺碧の空の下で行われる八千穂レイク氷上トレーニングの模様です。

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コバルト色に澄み渡った真冬の信州の空です。
コース内に点在する参加者の車と遙か彼方には休憩をして走行中の参加者の走りを観察する人達の車が見受けられます。
実は他の人の走るのを見て自分の走り方とどのように違うのか上手な人のアクセルとハンドル操作を観察して学ぶことは大切で大変勉強になります。

右の画面の画像は直線の高速走行から右カーブを見事な逆ハンドルで通過して行く福島から参加した若いポルシェ乗りの996GT3です。先に続くラインをイメージし綺麗に走り去りました。
幼少の頃からレーニングカートで鍛え上げたアクセルとハンドル操作は見事なばかりです。

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息づまるほどに吹きすさぶブリザードです。つむじ風となって上空に巻き上げていきます。
バタバタとはためくひと周り大きい幟を支えるポールは弓なりになり辛うじて耐えています。氷上に描かれたトレーニング用リンクに沿ってギャラリーコーナに立てられた色鮮やかなコンチネンタルタイヤの黄色い幟が強風に乱舞しコバルトブルーの青空とのコントラストが素晴らしく参加者の高揚感を鼓舞するのに大いに役立っています。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 702
2013.02.06

昨日のブログは八千穂レイクで早朝から氷上リンクの整備に専念するウォルフガング・カウフマンさんを宿の2階、暖房の効いた室内から窓越しに撮影しました。
今朝は朝から晴れ渡っているものの風が強く屋根に積もった粉雪は北からの強風に煽られ渦を巻きながら舞い降り1階の屋根に吹きだまりを作っています。
朝7時、日の出前は-13℃まで気温は低下しました。
9時のトレーニング開始前、宿の日だまりの駐車場での気温は-11℃です。

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夜間の強風でリンク内の氷上コースは吹きだまりができカウフマンさんがハンドルを握る試走車がコース内で動きが取れなくなるアクシデントもあったようですが、Dr.原中さんの協力で難を逃れたそうです。
今年は開催間際に関東地方を含む広範囲で雪が降り先週まで無雪だった氷上リンクは最適のコンディションが整いました。
欲を言えば少し降りすぎたかと思う積雪量ですがパウダースノーですから除雪をする上で特に問題はなかったとコース管理者からコメントがありましたが、除雪に連続14時間費したそうです。

早朝からの除雪整備で昨日より更にコースが拡幅されたギャラリーコーナです。
強風で幟がちぎれそうなほどはためいきコース際の雪だまりに刺したポールの穴が次第に大きくなり傾いてしまうので修復した直後のですが、既に傾き掛けた幟が見受けられる強風の2日目です。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング




風下に向け一晩駐車したらフィンランドのロバニエミ並みに霧氷のように附着しました。宿から1km余走行し大分落下しましたがご覧の状態です。
厳冬期だけしか開催できないウィンタートレーニングですが、今年は更に厳しい寒さが開催日直前から連続し最高のコンディションで迎えた2日目です。

トレーニングが開始された直後に湖畔東側の取水口近くに設けられた待機スペースですが数分の後にはご覧の吹きだまりが出現しました。
取水口手前の桟橋を回避するように休憩所として開設された管理棟に続く歩道ですが薄氷の上に降り積もった雪に騙され桟橋に直登しようと試み薄い氷が割れ膝下まで水没するアクシデントが発生しました。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 701
2013.02.05

第5回ポルシェウィンタートレーニング初日は1月17日(木)北から寒気を伴って南下した優勢な高気圧に覆われた八千穂レイクで開催されました。
目まぐるしく変化する空模様は時には激しい横殴りの雪を降らせたかと思う間もなく晴れ渡り、空はどこまでも青く澄み切った美しさを見せながら急激な変化に終始しました。
そんな一日も無事に終わりました。

佐久の食材をふんだんに使った美味しい郷土料理に満足した後はウォルフガング・カウフマンさんへ感謝の気持ちのプレゼント?です。
夕食会場の中床に置かれてあった淡いピンクの花を付けた鉢植えのハッピーの木が贈られました。
カウフマンさんはこれどうやって持って帰るのと真顔で心配しています。
彼は招き猫を集めていて既に50体以上所有しているそうですが、それを知る悪戯者がプレゼントをしたのです。
鉢植えの脇に添えられた招き猫のプレートに気付いて大笑いをするカウフマンさんです。
心配しなくとも良いよ。
プレゼントするのはプレートだけで鉢植えは宿の物だからとの説明を聞き更に大笑いです。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング




二次会会場で桔梗ヶ原ワインを飲みご機嫌なポルシェ乗りの皆さんです。
全員が食べ過ぎ膨らんだお腹を支えきれず座椅子に寄りかかってポルシェ講座で語り会っていますがカウフマンさんの姿が見えません。
そうです彼は食事の後、ここから8km程の昨年利用したホテルまで圧雪道を飛ばしパソコン通信に行ったことを翌朝聞きました。

ピント張りつめた厳しい寒さの中、ウィンタートレーニング2日目の朝を迎えました。
夕べは飲み過ぎまだ浴衣姿が混じっていますが、既に出掛ける準備を整え朝食を済ませたらいつでも出発できる人もいる慌ただしい光景です。
朝食の食卓にカウフマンさんとDr.原中さんの姿が見えません。

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夜半過ぎまで飲み続け朝風呂に浸り蘇生したポルシェ乗りも加わり朝日の差し込む朝食会場は夕食時同様、慌ただしさが加わり更に賑やかです。

朝6時半には宿を出て早朝から氷上リンクの整備をするカウフマンさんが操るハイドバン(排土板)のジムニーを暖かな宿の窓越しに写しました。
パウダースノーで平面の氷上ですから非力と思われる軽自動車のジムニーでも何ら問題なく除雪作業に大活躍です。
機械力と人力の歴然とした差を氷上イベントの期間中何回となく実感しましたが、それは置きインストラクターとして招聘したカウフマンさんがいつも先頭に立ってこだわり続け変化に富んだコースを5日間に亘り作り続けて頂いたお陰で素晴らしいイベントを5年間続けられました。
Dr.原中さん共々、参加者の一員として心から感謝を申し上げます。


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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 700
2013.02.04

第5回氷上トレーニングは最良のコンディションの中で開幕し17時30過ぎまで全員がひたすら走り続けました。
日が暮れるのは大分遅くなりましたが、日が落ちると夕闇が迫るのは早く初日のブリーフィングが終わる18時前には雪明かりで周辺がほのかに見える程です。
吐く息も凍てつきそうな程で防寒靴を通しじわじわと爪先から冷えてきます。
昼食はサラダの水だけであったにも関わら元気一杯にハンドルの戻しが遅いと氷上に両膝を着いて熱弁をふるうウォルフガング・カウフマンさんです。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング



滑り出したら素早く逆ハンドルを一杯に切るように注意したのに何故切らないのか。途中で戻してしまう人が数人いるがその人は特定される。
もう救出はしないと言われ皆さん大笑いでブリーフィングは解散しました。
宿に戻ったなら直ぐに食事の時間です。
風呂は食事の後、2次会の合間に済ませるよう指示が出され駐車場に車を放置するかのごとく急ぎに急ぎ防寒具のみ部屋で脱ぎ捨て食堂に駆け付けたところです。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング



津々見先生の講評のあと声高らかに乾杯です。
終日寒風にさらされたあとのワインとビールの旨いこと。
料理は佐久の鯉料理と鱒の刺身が3人に一盛りずつと鍋が付く豪華さに歓喜と驚嘆です。
ビールは生でワインは赤、白をのみながら参加者はそれぞれ今日の思いを語り合い2時間の夕食はたちまち過ぎていきます。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング



次回に続く