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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 765
2013.08.07

左手は千曲川を隔て国道141号線佐久甲州街道、右手は八ヶ岳高原線の愛称小海線と平行する県道2号線を佐久穂駅から海瀬駅に向け1,4km程北上すると四ッ谷の信号で武州街道と交差し右折、直ぐ小海線と立体交差します。
程なくして標識に従い右折、なだらかな坂を上り切ると眼前に広大な駐車場が広がっていました。
小高い丘の上に素晴らしい文化施設が出現しました。
佐久穂町生涯学習館「花の郷・茂来館」と図書館です。
敷地は1万5千坪余、建物の床面積はその約10%を占め築9年の素晴らしい施設です。
建物は玄関を中心に両翼に拡がっています。

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正面の玄関を入ると広いエントランスホールがあり、そのまま奥に進み鍵の掛かった扉を開けると立派なステージを備えた目を見張るような多目的ホールが飛び込んできました。
茂来館を訪ねるため通過してきた県道2号線沿いの古民家とは対照的なモダンな建物の内部は図書館、料理室、調理室、創作室、窯室、音楽室、視聴覚室、郷土資料室の他、和室や大小の会議室が完備しています。

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ステージは大型スクリーンを備え後方の2階に映写室、調光室、音響調整室も完備する立派な施設を視察することができました。
これだけで、まだ驚いてはいけません。

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次回に続く

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 762
2013.08.02

先月27(土)以降、3回休んだ八千穂レイクのブログに戻ります。
17時半にいつも打ち合わせで使うスーパーに向かいました。
ハーモナイズのオーナー佐々木さんがわざわざ駐車場に出て見送ってくれました。
お盆過ぎにまた美味しい料理を食べにお伺いしますと挨拶を交わしお別れしました。
次回で6回目を迎えるポルシェウィンタートレーニングの会場を管理する八千穂レイク氷上の事務局長 市川さんをお訪ねしました。
人口は1万2千人の佐久穂町に大型スーパーが2店あり、店名は鶴と松で共にめでたい名です。
落ち合う時間は明確に記憶していましたが、めでたい店名のどちらの店でお会いするか確認の電話をしてから向かう曖昧な記憶で再会して大笑いする市川事務局長です。
長期に亘り低迷し続けた経済は今年に入り少し上向きになり、再生の年になるよう願った巳年年頭のブログを思い起こすとこの笑顔は素晴らしいです。

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来春1月のポルシェウィンタートレーニングの開催日程は3月の総会で発表され、4月の理事会で決定しました。ポルシェクラブが国内で開催する最も規模の大きいイベントですから準備のため事前打ち合わせは万全を期し3、4回行われますが、4月以降今回で2回目です。
関東地方は連日35℃に近い猛暑日が続いています。
海抜が1,400m以上ある八千穂高原の日中の気温は27,8℃ありますが、湿度が低く樹間を渡ってくる爽やかな風は喧噪の都会から訪れた者にとって心身共癒してくれる最良の環境です。
白樺の木々のハートをあしらったような葉は風が吹く度にひらひらと葉を振るわせ一段と爽やかに見えます。

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16時に昼食を済ませ17時にティータイムそして予約した夕食の時間は19時です。
テーブルに並んだ豪華な料理は地元の食材を主体に名物、佐久の鯉料理が食卓に添えられています。
他にご飯と味噌汁、更にデザートはこの時点で並んでいませんから、二人分の料理で大きなテーブルは一杯です。
なんとして片付けようか腹も身のうちと考えてしまう量です。

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次回に続く

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 761
2013.08.01


毎月第一土曜日、週末の夕刻6時からムラタチューンに於いてポルシェクラブ六本木の理事会が開催されます。
隅田川の花火大会は先週末27日でしたが、今日から8月を迎え今週末には2013年度第5回の理事会が開催されます。
理事会はどなたでも出席でき、且つ意見を述べて頂けるオープンな運営方法で開催されています。
何故なのかと疑問に思われる理事もいますが、会員の皆さんの生の意見をお聞きし理事会で討議を重ねた上、クラブの運営に迅速に反映するためです。
ポルシェクラブ六本木に興味をお持ち頂き、クラブの主旨を理解し会員相互の協力の下でクラブの透明性を維持し、存続することでクラブの存在意味があると確信するからです。
理想を追求しても実態や外部要因と乖離していてはクラブの存続は望めません。
まして空理空論は論外です。

当日の集まりにはポルシェクラブに入会を希望しているものの、もう半歩踏み出せないでいるポルシェ乗りと所有していてもサーキットは走ったことがない方々が参加しています。
こう云うポルシェ愛好家がポルシェでサーキットを走ることで路面から伝達される感覚をブレーキとアクセルを使い分けハンドル操作でコントロールすることができるようになるとサーキットの安全性と走ることの面白さを理解してもらえます。

隅田川花火大会
隅田川花火大会



肌にまとわりつくような蒸し暑さは、花火が始まって程なく涼しい風に変わり宴を張る屋上にも吹き渡りました。
曇り空を突き刺すように北東の空に伸びるスカイツリーの穂先は霞んで見えず照明に照らし出され茫洋と浮かび上がる尖塔基部です。
花火が始まって30分ほどでポッリ、ポッリと落ち始めました。
冷蔵庫の扉を開けた時の涼風に似た風の後ですから予想しはしていましたが、
こんなに早く来るとは意外でした。
すわとばかりに料理とワインの瓶を抱え屋内に退避しました。
帆布の椅子は手の空いた人が気を利かし方付ましたからその手際よさに驚くばかりです。

隅田川花火大会隅田川花火大会




僅か10分程で全て一旦事務所に退避しましたから、花火に託けた飲み会は正に花より団子を地で行くこととなりました。
何時もポルシェクラブ六本木が開催するイベントには忙しい中、参加頂いているカメラマンの菊池さんに二次会開宴のトップのご挨拶を頂きました。
カメラを手に世界中のレース場を飛び回った経験から語り掛ける豊富な話題は何時も新鮮で聞く者を飽きさせません。
後半締めの挨拶は先月開催された夏の風物詩シリーズ蛍狩りの企画運営を担当頂いた小林さんにお話頂きました。
多趣味でポルシェは副業みたいなものだそうです。

隅田川花火大会隅田川花火大会





趣味の本業は手作りの鉄道模型制作と全国の鉄道風景の写真撮影で昨年のポルシェウィンタートレーニングのポスターの写真も小林さんが撮影した作品を使わせて頂きました。

因みに写真は初冬の小海線小淵沢付近からの北岳と冬の佐久平から朝の浅間山を背景にした盛夏のこの時期一服涼風の素晴らしい写真です。

隅田川花火大会隅田川花火大会



次回に続く

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 764
2013.08.06

好天のメルヘン街道を再び佐久穂町清水交差点まで戻り、千曲川を渡り道なりに北に進んむと直ぐ小海線八千穂駅が右手に反対側左手は奥村土牛記念美術館です。
更に車を進めると昔ながらの景観がそのまま残る素晴らしい家並みに出会いました。
欅板に醤油味噌と標された手彫りの看板が玄関に掲げられ古きよき時代を感じさせる雰囲気を醸し出しています。

八千穂八千穂


長く突き出した軒先は雨の時、そのまま滴がしたたり落ちるよう小川まで張り出し、家屋の出入り口からそのまま石段を下り清流の小川で桶や樽を洗ったのでしょうか。
当時を偲ばせる風情と雰囲気は昔の感覚を蘇らせ赤土の土間の少し湿った臭いは完全な虜にすらしてしまいました。

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アスファルトで舗装され、白ペンキで標された標識やカーブミラーと電柱がなければ、この一角は正真正銘のメルヘン街道と謳われても良いのではとさえ思いました。
そのような景観に感動を覚えるのは同行した若い年代でも同様であることが解り、何やら少し安堵を覚えました。

何故でしょう。

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次回に続く

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 763
2013.08.04

天気予報で昨日の長野県は曇り所により雨でしたが、夜半パラついた程度で今朝は辺り一面靄が掛かったような天候です。ホテルの2階から眺めた八千穂レイクもやはり霞んでいて風もなく静かに日の出を待つのんびりとしたひとときです。
荒船山付近から昇る朝日を待つように山あいからゆっくりと靄が立ち昇り始めました。
朝4時に起床し一人朝湯に浸かりながら明けゆく東の空を眺め自然の美しさを楽しみました。

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信州、上州県境の山並みに沿って立ち込めた雲に遮られ浴室から一人でご来光を拝むことは叶わず。
雲が美しく鴇色に染まった4時30分頃が多分日の出だったのでしょう。
見る見る明るさを増した八千穂レイクを取り巻く白樺林です。
一人で寛ぐにはあまりにも贅沢で広す過ぎる浴室で湯船に浸かるこの贅沢さは何ものにも代え難く心身とも蘇るひとときです。

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朝湯に浸り3時間、朝日は雲間から昇り新緑のような高原は夏の陽ざしに照らされ白樺の木々は喜々とし爽やかな風に吹かれ、ひらひらと踊るよに枝葉が輝いています。
初夏の躍動感あふれる生命の息吹が一転し、厳冬期を迎えると辺り一面、白一色、時として空は鉛色となり強風が吹いたなら風上に向け身を屈めなければ立っているのが、やっとと思わせる時もあり、美しさと厳しさが一体となった自然に畏怖します。

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次回に続く