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ドライビングポジションの重要性 2019.06.22
スポーツ走行においてドライビングポジションは非常に重要です。
遠心力が絶え間なくかかる車内において、身体が前後左右に振られてしまうと、的確なブレーキングやスロットルコントロールの妨げになります。
また、限界走行時は余裕がないので、リラックスした姿勢で手足が届く位置にハンドルやシフトノブ、ペダルをポジショニングすることで的確な操作が可能になります。
この投稿をご覧の方は普段、車に乗る際ポジションを的確に調整されていると思います。
一般的に理想的なドライビングポジションは、ステアリングやシートポジションの両方に当てはまりますが、膝や肘が伸びきらない距離が適切です。
ドライビングポジションと言っても、調整できる場所は、シートの前後位置、座面の傾斜角、背もたれの角度、座面の高さ、ハンドルの前後位置、ハンドルの角度というように、純正でもこれだけ調整できる部分があります。無段階で調整できる部分も多いため、組み合わせはほぼ無限大でしょう。
クローズドコースでの走行を前提とした場合、殆どの車が後付けでバケットシートを装着しています。これらのシートにおいては、自分の体型にフィットするような形状になっています。
このように、ドライビングポジションを煮詰めることも立派なチューニングです。
快適なドライビングを実現したい方は一度検討してみてはいかがでしょうか。
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塑性ボルト 〜ボルトの小話〜 2019.06.21
この記事をご覧の方で、一般的に使用されているボルトを締め付けるときに伸ばし切った経験はありますか。
この状態になったボルトは、破断する恐れがあるため再使用はできません。
しかし、ポルシェではコンロッド大端部の締結用ボルトや、クランクケースのロングスタッドボルトなどに”塑性ボルト(伸ばして使うボルト)”が用いられています。
このボルトの特性は引っ張られて変形することで、より強固な締結を実現し緩みを防止します。このときボルトが永久的に歪むか、除荷すると元に戻るかが変形量により異なります。
横軸にボルトの歪み、縦軸を応力(単位面積当たりの引っ張り力)でとりグラフを書くと下記の図のようになります。
グラフが線形の部分までは除荷すると元の変位に戻る弾性域、線形でない部分を塑性域と呼びます。
塑性域でボルトの締め付けを行うと増し締めができなくなります。
弊社ではエンジンをオーバーホールする際、取り外したボルトの全長を測定し、異常がないかを綿密にチェックします。基本に習い詳細に測定を行うことで、目視ではわからない異常を察知することができます。
最近997 GT3 3.8のチタンのコンロッドでボルトに傷を発見していますが、その画像です。
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