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ポルシェ専門店・これが分かればポルシェパラノイア 1052
2016.06.21

諏訪大社下社里引き二日目です。
春宮の御柱は昨日のうちに全て境内に引きつけられ、今日は春宮四が9時から、春宮二が10時から曳行してきた御柱を社殿の四隅に建てる建御柱の神事が執り行われています。
春宮一は昨夕建御柱を済ませ、春宮三は三日目の明日冠落としの神事が9時から行われ10時に建御柱が執り行われます。

春宮の曳行は初日で全て終えていますから、二日目は秋宮の四柱のみの曳行が行われます。
曳行の前の神賑わいの御柱街道では様々な衣装で着飾った長持ちを次々と見ることができ観客を楽しませ、担ぎ手の皆さんも長持ちを支援する皆さんも七年に一度の御柱祭を双方で楽しんでいます。

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諏訪大社下社の御柱祭は下諏訪町、諏訪市、岡谷市の氏子が総出で執り行うお祭りで、戦後10年を経た昭和30年の市町村合併で下社、八本の御柱は合併前の村がそれぞれの御柱を担当し曳行していましたから、その名残が現在も引き継がれています。
里引き初日の最大の御柱、秋宮一は61年前の旧川岸村が担当し、昨日曳行が終わった春宮二は旧長地村、春宮四は旧湊村が曳行を担当しました。

長持ちも同様に旧村の各地区が各一竿出していましたから、100竿を優に超す数が参加していたようですが、現在は地場の企業も参加しお祭りを盛り立てています。

戦前まで諏訪地方は製糸が盛んで日清、日露戦役以降の主な輸出品目の生糸は諏訪を中心に生産され外貨獲得に大きく貢献しましたが、富国強兵の名の下で戦費に換わり、結果は識っての通りです。
そんな歴史の中で誰もがよく知る “あヽ野麦峠” 山本茂実著や “百円工女” そして “片倉会館” が誕生しました。

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花笠踊りを披露してくれたお嬢さん方です。
向けられたカメラに気付き “オッと” と男性一人 、もう一人は“苦笑い” でした。

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ポルシェ専門店・これが分かればポルシェパラノイア 1051
2016.06.20

諏訪大社下社里引き二日目9時半前の御柱街道メインストレートです。
8時に春宮下馬橋から出発した秋宮一の御柱がご提供頂いた今日の休憩所前に到着するのは多分15時頃になるのでしょう。
そのつゆ払いをするかのように70余竿の長持ちが次々とやってきます。
大人に混じり小学生の長持ちも参加していて、なんとも華やかにして和やかな雰囲気です。
杉丸太を長持の上部で挟むように設けた栗の板が長持ちの重みで杉丸太がしなう時に擦れるギ~イコ ギ~イコと独特の軋み音を発しますが、御柱祭の木遣りと共通した独特の抜けるような澄んだ音色が周辺に木霊し御柱街道の家々と観客に響きわたります。

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里引き初日の昨日は木遣り、今日は長持ちを担ぎポルシェクラブ六本木の参加者を前に長持ちの衣装で木遣りを披露してくれた下諏訪町木遣り保存会の宮坂さんとは4年越しのお付き合いをして頂いています。
ひょうきんな中に意外性と鋭い洞察力を持ち合わせ、強い個性に魅力を感じさせてくれるお人柄です。


同行したポルシェクラブ六本木の会計を担当する飯塚さんと一緒にカメラに収まって頂きました。僅かな休憩を利用しての忙しいスナップでした。

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あぁ~ めでたなぁ~ 目出や~ぁ~ やれやれぇ~ と長持唄が始まるとみ竿の内側の長持ちを担ぎ、担ぎ手の皆さんは拍子をとり右 はすに構え、足を揃え長持ちの運行が始まりました。

法被、腹掛け、股引、足袋に草履と揃いの衣装で杖を突き、回転させたり、捧げたり、右足を斜めに先行させ何とも粋な立ち振る舞いです。

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ポルシェ専門店・これが分かればポルシェパラノイア 1050
2016.06.19

諏訪大社社下社里引きの二日目は春宮大門通りの下馬橋から秋宮まで御柱街道を曳行し三本を秋宮境内に引きつけます。
残る一本、秋宮四は他の三本と同様に春宮大門通りと国道20号線の交差点を70m程行き過ぎ旧中山道の四つ辻、大灯籠の交差点を左折した魁町で二日目の曳行を終了します。

今朝東京を発ち5時前と御殿場から6時頃到着した2組各2名が加わりました。昨夜泊まった鉄鋼泉から東に700mの諏訪大社社下社秋宮に参拝し商売繁盛、諸災消除を全員で祈願し二日目の準備は整いました。

今日も五月晴れ、秋宮の鳥居から八幡坂を隔て諏訪湖の西北塩尻峠方面の眺めです。

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秋宮の参拝を済ませ大社通り、八幡坂を下り800m程で春宮大門の交差点に至ります。
諏訪大社下社里引きの二日目はこの間の御柱街道が祭りのメインで、神賑わいの触れ太鼓、消防音楽隊、長持ち、花笠踊り、騎馬行列等の催事が行われ7年に一度の大賑わいを見せます。

大社通り四つ角から八幡坂を隔て秋宮方面の賑わいです。

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更に春宮大門に向け進むとスポルトファーシューレでお馴染みの幟が見えました。
今日のお宿は御柱実行委員会の向かい、こちらのお宅に全員でお世話になることになりました。

諏訪大社下社里引きの二日目の曳行は春宮大門通り下馬橋からで曳行開始は8時です。秋宮一が最初で予定では30分間隔ですが、氏子の皆さんは七年に一度の祭りを楽しんでいますから、予定は予定で昨日同様に予定通りには進んでいません。

お宿の前で長持ちの行列の間隙をみて曳行開始前に恒例の天突きで気合いを入れる参加者の皆さんです。

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ポルシェ専門店・これが分かればポルシェパラノイア 1049
2016.06.18

諏訪大社下社の御柱祭里引き初日、出発地注連掛の木落しは2時間遅れで13時少し前に行われ曳行が開始されましたが、30分ほどで昼食の休憩時間となりました。
弁当を携行していなかったので、注連掛から下馬橋まで約2,5km、さらに春宮大門で国道20号線の信号を左折し約2km、下諏訪駅入口の交差点手前、通りに面し窓を開け放ったしもた屋の座敷を見つけましたが、既に昼食時間を大分過ぎていたこともあり、お集まりの皆さんは昼酒にすっかりご機嫌の様子です。
朝食を採ったのは7時半でしたから、それから7時間、諏訪大社御柱の中で最大の秋宮一の曳行に加わり、昼食の休憩を機に約4km以上、夏を思わせる炎天下を歩きましたからさすがに空腹を覚え、まず口にした冷えたビールが五臓六腑にしみわたり生気を取り戻すことができました。 

海抜800m余、この時期諏訪の朝夕は肌寒い季節ですが、日中の暑さの余韻を残すかのような心地良い夕べです。
夕食後、すっかり暮れた鉄鋼泉前の旧中山道を舞台に浴衣姿の観客の前でエキゾチックな“炎の舞”が披露されていて、大いに楽しむことができました。

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19時に仕事を終え東京をスタートして22時過ぎ宿に到着した6名を迎え懇親会が深夜まで賑やかに開かれ、終宴後露天風呂に入ってから床につきましたが、翌朝は5時に起床し直ぐ隣の公衆浴場“旦過之湯”で朝湯を楽しんでいましたから、昨夜到着した皆さんは仕事に遊びに完全燃焼し、そのタフさに驚嘆しました。

朝7時前、宿泊した鉄鋼泉向かいのご夫婦と朝の挨拶を交わしたところ、住まいは東京でご両親が亡くなられた後の実家を見回りながら、御柱で里帰りをしたそうです。現在はムラタチューンの直ぐ北隣の向島に住まわれているそうで、すっかり打ち解け東京での再会を約しました。

7時30分に朝食を終え8時出発、全員が集合しポルシェクラブ六本木恒例の万歳を三唱しての出陣式?を済ませていよいよ出発です。

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今日の天気予報は昨日同様の好天です。
水分の補給が欠かせませんから、それぞれ好みの飲料を携行し徒歩10分ほどの秋宮に参拝するため途中で道草をしながらの出発です。

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ポルシェ専門店・これが分かればポルシェパラノイア 1048
2016.06.17

諏訪大社下社御柱祭里引き初日は予報通りの五月晴れの好天に恵まれ木陰に入ると新緑の樹間を通して心地よい薫風が吹き渡ります。
雲ひとつない澄み切った青空から降りそそぐ日差しは、盛り上がる熱気も加わり5月とは思えない熱さです。

春宮三の御柱が中山道とその先曳行される春宮東側の参道手前で小休止をしていました。
既に皆さん昼食は済ませたそうで、先行する春宮二が春宮境内にもある三番目の木落が終わるのを待機する状態の小休止で、下諏訪町木遣り保存会の小松会長はお仲間と談笑中、古田副会長は一人瞑想をしています。

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春宮二を曳く氏子以外通行規制で東側参道は通れないため迂回をして春宮の鳥居脇に出て下馬橋から大門通りを眺めた風景です。
七年に一度の御柱祭里引きは初日から大変な賑わいを見せています。
初日に曳行する春宮一から四まで春宮境内に引きつけ春宮一は建御柱まで済ませ二日目に二本、三日目は最後の一本、春宮三を建て春宮の御柱は終了します。
秋宮一から四までは春宮の御柱と同様に春宮境内東側の参道から杉木立で木落を行い春宮大門通りの下馬橋まで引きつけ初日の曳行を終了します。

下馬橋から南に向かって伸びる大門通りには、何処の祭りにでも見かける屋台が軒を連ねていますから弁当を持参しなくとも済ませることはできますが・・・・
春宮大門の交差点まで行き左折し、国道20号線に出て大社通りの四つ角に向かいました。
明日からこの辺りは御柱のメイン街道となりますが、今日はそれほどの賑わいは見られません。

御柱
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下諏訪町の温泉街の小路に入るといつものようにひっそりとした佇まいで、意気に着こなした女性二人の法被姿がなければ、いつもの春の風景なのでしょう。

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