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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 1003
2015.05.13

すみません。
今日も丁度1ヶ月前のブログ990まで戻ります。
4月11日(土)に開催されたポルシェクラブ六本木主催のスポルトファーシューレ1の模様です。
ブリーフィングがはじまる頃から、曇り空は霧雨に変わり1回目の走行が始まる11時頃のレーシングコースは完全にウェットとなりました。
天気が崩れるとピット内は防寒具を着用して丁度良い状態で、タイヤの摩耗も少なくブレーキングからのコーナーへの進入、微妙なアクセル操作からの立ち上がりを実体験から学ぶには最良のコンディションが整いました。
そしてピット内のドライバーはスタートの準備に取りかかりました。
何となく慌ただしいそんな雰囲気をカメラに収めました。無意識に振り返ったところを捉えた素敵な笑顔の女性ポルシェ乗りです。
土曜日は仕事がら超多忙、そんな合間をぬって、わざわざ駆け付けてくれました。
いつも参加いただきありがとうございます。

FSWFSW




ピットから出ようとする930カレラは3月に入ってから御殿場まで4,5回慣らし運転で来ていていましたが、エンジンをオーバーホールして初めてのレーシングコースでの高速負荷テストを行うためスポルトファーシューレに初めて参加しました。
整備中不具合箇所は可能な限りの部品を交換し、またはオーバーホールを済ませての試走ですが、こうしたテストで負荷をかけることで次に生じるであろう不良箇所の故障を一般道の走行中に発生することなく発見できる貴重な試走です。
その結果は先のブログ990に記載した予想通りの成果?としての結論が得られました。

トップでピットを出て慣熟走行の先導車として大役を引き受けた930カレラです。
この後、4.000回転まで回すスポーツ走行を控えウォームアップに最適な先導役です。

FSWFSW




最初のフリーランは慣熟走行を2周して3周目にピットインした後は、タイヤ空気圧をチャックし、いつも通り各自フリーのスポーツ走行に移ります。
先導車930の後方にはポルシェ乗りの皆さんが並びました。
フォードフォーカスの後にはリアウィンドに黄色で斜めのストライブ入れた各(車)種各様のこれからポルシェ乗りを目指す皆さんが続いています。
スタートの11時を前に今まで舞っていた霧雨は粒子の細かい霧に変わりワイパーを必要としないまでに天候が回復しました。

FSWFSW




次回に続く

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 1002
2015.05.12

10回前のブログ、ポルシェパラノイア991に戻り、その続きを書かせて頂きます。
東京は連休に入ってから、連日初夏を思わせる日が続き、今は新緑の季節ですが、1ヶ月前本州最北端青森県八甲田山までオーバーホールしたばかりのエンジを載せた993カレラの慣らし運転で酸ヶ湯を訪ねました。
まだ冬の面影を色濃く残していていて積雪は何メートルにも及んでいました。
八戸から十和田に入り笠松峠を越え暫くすると、今までの湿り気を含んだ雪の臭いと共に温泉から生じる硫黄特有の香り?が漂い初めました。
気持ちはすっかり乳白色の湯船に浸った得も言えぬ心地よさを想像しています。

青森
青森




広々とした玄関を入り直ぐのカウンターで靴を預け、宿泊手続きを済ませると千人風呂の脇を通り地形に合わせて建てられた階段を上り西棟一階の部屋まで案内してもらいました。
10年近く前に訪れた時は確か湯畑?のように湧出した温泉が流れていた?中庭は面影を残す石が並んでいました。
中央に盛り上げられた土の上だけ雪が残り、湯畑?に雪がないのは湧出する温泉で地熱が高いためなのでしょうか。

玄関から眺めた駐車場北側の斜面は2階まで届く高さの雪を見ることができ、一帯はこの時期まだ3m以上の積雪があります。
夕方4時前に宿に到着し、早速ひと風呂浴びに千人風呂に行きました。

夕食は18時半を予約していましたから、それまでの2時間余、両足を湯船の縁に載せ居眠りをするともなしに、うっらうっらと、もう天国の心地です。
そして風呂の後の生ビールはまた格別の味でした。

翌朝は5時から朝食まで再び2時間、千人風呂は以前訪ねたときは混浴でしたが、朝8時から女性専用の時間帯が設けられていて、これも今までなかったことです。ひとまず家族風呂を少し大きくした程の男性専用風呂で食こなしの入浴をしてから、青森市内に下りましたが酸ヶ湯には18時間滞在し、6時間余、入浴を楽しみました。
東京に戻ってから洗濯をしても、手ぬぐいやシャツに硫黄の香り?が1週間以上残っていました。

青森青森




青森市内で棟方志功の記念館を見学した後、野辺地まで土産のホタテ貝を買いに行きましたが、贔屓にしていた店が臨時休業で仕方なく浅虫温泉までの中間小湊まで引き返しました。
野辺地への行きがけに声を掛け予約をしていましたから、地の漁港で上がった旬の魚をつまみにノンアルコールビールで乾杯、料理は海の幸を主体に山菜が加わり13品ほど出て、青森の地魚と温泉を堪能するポルシェでの男二人旅のフィナーレが近づきました。

青森青森



酸ヶ湯を出たとき降っていた霧雨も昼頃には上がり、西の空が明るくなり始めました。
東京まで750km余、好天ならこの時間西に向かって走るのは辛いのですが、薄曇りの天候は絶好のドライブ日和です。
日暮れまでに、どの地点まで行き着けるのでしょうか。
気を引き締め安全運転で、ともかく東京を目指します。

青森青森



次回に続く

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 1001
2015.05.05

フレンチレストラン ハーモナイズの駐車場で咲き初めた紅白の花桃です。
駐車場を右折し下り坂を清水町交差点までは距離にして約1km程で標高差は6~70m位でしょうか。
前回掲載した清水町交差点脇に咲く花桃と比べハーモナイズの駐車場に咲く花桃は開花が大分遅れているようですが、どうしてでしょうか。
距離は勿論、標高差もそれ程は違わず考えられるのは植樹されている場所の環境でしょうか。
今を盛んに咲き誇る清水町交差点手前の花桃は北に切り通しの土手が迫り、西はメルヘン街道が清水町交差点手前で東に向けカーブし北西からの風が遮蔽され日当たりが良い東南に開けているからでしょうか。
ともかく開花状況に大きな開きがあるのが不思議で写真を掲載してみましたが真相は定かでなく、推測に過ぎません。

春霞の中、大石川を隔てた見晴らしのよい山の上の桜が茫洋と霞んで見えて、午睡を誘う風景です。

麦草麦草




国道141号線を佐久南インターチェンジに向け少し走った、昨夜宿泊した“味里の宿 臼石"入口交差点を越したガソリンスタンドに入る空冷ポルシェ3台と無給油で帰路に着いた3台、あとの1台は中央自動車道から圏央道を経由し東名自動車道に向かったのでしょうか。

清水町の交差点までは全車一緒でしたが、その先はそれぞれ思うままの自由行動で帰途につきました。

麦草麦草




2015年に第30回を迎えた麦草峠開通式のパレードに歴代のポルシェを揃え参加しましたが、お借りした964CUPと72年式901Sです。

二日間で530km走り、車庫に戻ったところです。
2011年1月に入庫し診断からパーツの発注、本格的な作業が開始されたのは3月からで、エンジン、ミッション、足廻り全てのチューニング(調律)が完了しするまで1年6ヶ月を要し2012年梅雨前に完成しました。
チューニングで入庫時の走行距離70,739km、麦草峠開通式から帰って75,948kmです。
この間富士スピードウェイで開催されたポルシェクラブ六本木のスポルトファーシューレでレーシングの走行と6回ツーリング2回、5,209km走行し、この間キャブの調整1回、生産から42年経過し益々快調であることを報告いたします。

どの年代のポルシェも完璧に整備されているポルシェであるなら、ハンドルを握ると、その全ての車種が誕生した時代の背景を語りかけてくれているようです。

小林さん貴重なお車をお貸し頂き、ありがとうございました。

麦草麦草



次回に続く

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 1000
2015.05.02

白駒池駐車場で諏訪から麦草峠開通式典のパレードに参加したアルファロメオのドライバーと同伴者、そしてポルシェクラブ六本木の会員が初めて顔合わせをしました。
開通式典に初参加のポルシェクラブ六本木が来歴と現況を紹介し、参加したポルシェ乗り7名が各自、自己紹介をしました。
式典前に峠で会長にお会いしたとき参加車両の説明書を既にお渡ししてあり、挨拶で簡単な車歴の説明を付け加えました。
次回は来年の開通式典前に開催される八千穂レイクのウィンタートレーニングでお会いしましょうとお誘いしました・・・

アルファロメオクラブ?の正式名称は ASF/ARESE Shinsyu Fan だそうです。
2002年に県内に開業したアルファロメオの正規ディーラーのオーナーズサークルとして5名でスタートし、40名ほどの会員が集いましたが現在は23名在籍されているそうです。
創設当時の発起人である大島さんが会長を務められ、クラブ(サークル)の発起人ということで、会長というような大それたポジションではありませんし、メンバーの誰も、そう思っていないのでは?と自己紹介がありました。
今年度の活動計画は今回のメルヘン街道開通のパレードを初め、年間6回のイベントを組まれ、ツーリング、積雪前の走り納め、ディーラーと懇親会、忘年会を開催し、イベントの合間の飲み会は多数だそうです。

週末はサイクリングで信州の山々を健康維持を兼ねたヒルクライムをしているとお聞きし、今日の開通式典に参加して確信できたことがひとつあります。
それは園児からアルファロメオに乗る世代まで、妖精“プティリッツァ”の住む、豊かな自然環境の中で健康な身体、創りに専念しているからだと言う確信です。
つまり長野県が男女とも日本一の長寿県で、男性80.88歳、女性87.18歳であることは妖精“プティリッツァ”の住む、豊かな自然環境からだと納得できましたが、因みに日本人の平均寿命は、男性79.59歳、女性86.35歳です。

長野県人の長寿にあやかり、そして車を純粋に愛する者同士が縁合って知り合え、ポルシェ乗りもそのお裾分けにあやかるため長寿を祈念しバンザイをしました。

麦草麦草




再会を約し白駒池駐車場で別れ、アルファロメオの皆さんは分水嶺の諏訪湖を介した天竜川の源流、麦草峠を越え諏訪に戻られました。

冬期閉鎖され1時間半前まで長野地方事務所の職員が通行規制をしていたゲートを通過し、国道141号線清水町交差点に向けハンドリンク、ブレーキ、アクセルを微妙なコンビネーションで駆使コントロールしながら通過して行く6台のポルシェです。

麦草麦草




昼食の時間前に佐久穂町清水町交差点の直ぐ上の中部自動車横断道を間近に望むフレンチレストラン ハーモナイズ の駐車場に全車、滑り込みました。
東京から分割して乗せてきた荷物を仕分し各担当者が持ち帰る準備を済ませ昼食です。
全員が1名一車のため一杯飲みたいところですが、ノンアルコールビールで我慢をして、美味しい食事とコーヒーで済ませました。

麦草麦草




例年ですと丁度ゴールデンウィークの今の時期に桜が満開ですが、10日ほども早く咲き、冬から春に切り替わった麦草峠の開通式に花を添えたように咲き誇る桜です。

今回で1,000回を数えた拙文のポルシェパラノイアをお読み下さいました皆様に心からお礼を申し上げます。
これからも時間の許す限り書き続けたいと思います。
どうぞよろしくお願いを申し上げます。

1,000回を記念し、清水町交差点のメルヘン街道入口のすぐ脇に咲く紅白の花桃を添えました。

麦草麦草


次回に続く

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 999
2015.05.01

諏訪側と佐久側双方から、アルファロメオと初めてポルシェが7台の合計22台参加した、第30回麦草峠開通式典のパレードが終了しました。
茅野市から参加した“ちーぼ”を囲み茅野市金沢保育園の園児が様々なポーズでカメラの前に集まってくれました。
そのあどけない仕草が何とも愛らしく、園児一人一人が初夏の高原に咲く可憐な花を思わせるようです。
参加いただいた諏訪と佐久の園児の皆さん72名と引率された先生方に、この素晴らしい式典でご一緒できたことを心から感謝申し上げます。
伝説の森の妖精“プティリッツァ”の住む、豊かな自然環境と生命を大切にする温かい心のある信州で園児たちは元気に健やかに育まれるでしょう。

パレードで諏訪側に峠越えをしたポルシェが佐久側に引き返して来て、記念撮影が終了するまで後方で待機しています。
北側の法面には雪が残り、南側は春の訪れるのを待ち望んだ熊笹が既に新芽をのぞかせ標高の高い信州の遅い春もすぐそこまで訪れています。

麦草麦草



式典に参加された関係者や園児の車がそれぞれの方向に下山を初め、ポルシェの後方に園児の乗った佐久穂町と小海町のバスが追従をしたため、やり過ごした後、往路と同様生産年式順に並びハンドルと微妙なブレーキ、そしてアクセルを使い分け一気に白駒池の駐車場まで駆け下ります。

麦草麦草



式典の会場で事前に打ち合わせた通り、アルファロメオが佐久側、白駒池駐車場で待機してくれていました。

昼前、無風陽春、日だまりの駐車場で澄み切った高原の空気を一杯に吸い込むと仕事に追い立てられていた都会の環境からの解放感が何とも言えぬ素晴らしさで全身にしみわたります。
もし今日この式典に参加していなければ、気ぜわしく仕事を消化しているのだろなぁと想像すると、今この瞬間が如何に貴重で幸福か、薄くなった頭髪のそのまた内部と臓腑にまで清涼な高原の空気が行きわたる至福を実感できます。

麦草麦草



次回に続く