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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 853
2014.03.04

東の眼下に広がる佐久平からの上昇気流と北八ヶ岳の山稜を越えた北西の気流がぶつかり合い八千穂レイク上空で霧は雪雲となり、春のような日射しを遮り厳冬期特有の細かい雪に変わりました。
東西の気流が、交差して雲となる地点に偶然居合わせことで、天気予報の「所により、にわか雪」が発生する事象をつぶさに観察することができました。
車溜まりに待機する間にトヨタレーシングチームのエンジン組み立てのスペシャリストで86整備の達人小宮山泰央さんを講師にした受講風景です。

トヨタとポルシェのトップエンジニア二人が待機時間の合間に氷上トレーニングのカリキュラムについて話し合っているのでしょうか。
それともトップレベルの車開発の話でしょうか。
いずれにしても二人はクールとホットな関係です。
聡明な人の象徴である広い額に無帽で顎マスク、腕組みした頭にちらほらと粉雪が降りかかる小宮山さん・・・
一方のティモ・クルックさんはポルシェクラブ六本木が制作した風防付のウィンドブレーカーに毛のスキー帽で語り会っています。
特製のウィンドブレーカーは防寒も高性能な上、運転中でもかさばらないのが素晴らしいです。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング



雪が降り初め寒さが加わったことで目覚めたように一台、また一台とリンクに入って行きます。
最後尾のロードスターは津々見校長先生がマツダで借りた広報車両です。
丁度1年前の昨年、氷上トレーニング最終日にポルシェクラブへの入会を参加者の多数決をもって決定しましたが、今年は黒いカイエンで参加しています。
降り始めた雪に霞む池畔と白と黒の濃淡だけの冬景色は水墨画の世界です。
気持ち良いドリフト体勢でカメラに迫って来ます。
今年で2回目、昨年からの参加日数を加算すると6日目の見事なまでの成果をご覧下さい。

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ニュルブルクマイスターでドイツはシュッツトガルトから参加したポルシェ遣いのジグフリード・シャラーさんのドリフトです。
どのようコーナーも常に綺麗な姿勢のドリフトのまま通過していきます。
今回初めて氷上トレーニングに参加したボクスターでポルシェクラブ六本木の会員ですが見事な上達ぶりです。
昨日、今日で氷上在籍は1日半です。

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パッセンジャーシートのインストラクターがいかに有能かを語る実例です。
ポルシェ社のインストラクター、ニコ・カストラップさんの提案で今年はインストラクターが二人だからマンツーマンの指導に重点を置くことになりましたが、その成果です。
最もコントロールの難しい964でこれだけドリフトを決められることの見本です。
最後の写真は参加して丁度まる1日です。
昨日、遅刻し11時に到着した設計事務所と幼稚園の園長を兼務する超多忙人です。
パッセンジャーシートにはやはりニコさんが座り適切なアドバイスを受けた賜です。
ドリフトが始める直前と始まった直後の感覚を何回も繰り返し、体感で覚えたなら感動と成し遂げた達成感で自然とポルシェ乗りの領域に入って行きます。
因みにミツワ自動車販売で1990年の夏、新車で購入し過去一度もサーキット走行の経験はなく、一日でこの領域を達成した人は過去6回の氷上トレーニングで初めてです。
ニコさんの指導の素晴らしさです。

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次回に続く

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 852
2014.03.03

第6回氷上トレーニング2日目の最初のブリーフィングです。
集合時間前にリンクへ到着した参加者が昨夜の強風で傾いた幟を立て直してから、朝日を存分に浴びながらのブリーフィングが始まりました。
2日目からの参加者は5名いますが、そのうちの2人は既に去年も参加していますから、サーキット走行の経験者2名を除くと氷上トレーニングがスポルトファーシューレの初参加者は1名です。
この等の参加者は仕事の調整がつかず2日目からの参加ですが、その中には小林会長もいます。

41着限定で制作したポルシェクラブ六本木のウィンドブレーカー、後身頃のデザインについて、2月25日付№846のブログに記載しましたが、ご覧の通りです。
蛍光文字のデザインは夜間のトレーニングにも目立つようにしました。

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ブリーフィング中も東から西にゆっくりと雲が流れていましたが、冬の日は低い雲を避けるように昇り切り、輝くばかりの氷上リンクの白を更に純白で際だたせています。
除雪された小さい雪の山の日陰が緑のパイロンと等間隔に並びリンク内側の均等な雪の盛り上がりとマッチしリズミカルで楽しい光景の中、朝日を一杯に受け、まばゆいばかりに輝くリンクに散って慣熟走行が開始されました。

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トレーニングを開始して1時間30分を過ぎた頃、佐久平からの上昇気流が八千穂レイク南の山裾に沿って上昇を続け俄に霧が発生し始めました。
そして水墨画の様な景観に急速に変化を初めました。
僅か5分ほどの急変ぶりです。
冬の高山の厳しさと怖さです。
朝食時の好天が嘘のような激変ぶりで、自然はあなどれません。
ブリーフィング時までの春のような陽光は雲に覆われ、純白は灰色に、灰色は墨を流した様な濃い黒へと天に抜けるようだった青空は、雲に覆われ、あたりは厳冬期の冬景色に変りました。

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次回に続く

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 851
2014.03.02

1月15日(水)氷上トレーニング開催前日の夕食のお膳を囲んだ皆さんは程度の差こそあれ、二次会は早めに切り上げる予定で席に付いていたと思います。
座り込んでしまうと、飲むほどに、話すほどに盛り上がりを見せ、結局深夜日付が変わるまで話込んだようです。
と書いたのは私は途中で沈没したからですが、今夜の二次会はドイツからの参加者、ジグフリード・シャラーさんに自己紹介をして頂きました。
シャラーさんとは奇遇な縁で、2006年ニュルブルクリンクグランプリコースで開催されたポルシェ社主催のスポルトファーシューレに参加したのが出会いです。
その時のインストラクターがティモ・クルックさんです。
同じグループにシャラーさんがいたそうですが、全く記憶になく正直にお詫びを申し上げました。
シャラーさんは数年前からニュルブルクリンクノルドシュライフェでポルシェクラブ六本木からの参加者をよく見かけていたそうですが・・・・
3年前の秋、スクーデリアハンセアート(北ドイツ自動車連盟)が主催したニュルブルクリンクのイベントで同じ第9グループ(軍団)に属し、大いに意気投合・・・・
ドイツとヤーパン(日本)のポルシェ遣いとポルシェ乗りの交流は、こうして始まりました。
そんな数々の出会いが今夜こうして氷上トレーニングに参加した皆さんとの和となって拡がっています。
シャラーさんの通訳役を引き受けてくれたご婦人は、首都高速道でマニュアルの997を特訓後、ポルシェクラブ六本木のスポルトファーシューレに初参加しました。
近い将来“ポルシェ遣い”を目指す一方、国立大学では先進的研究者で医療人です。

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ウィンタートレーニング2日目の朝食です。
昨夜も二次会場の看板?まで粘り、今朝は5時に起床7時まで朝風呂で昨夜の飲み疲れを癒し、慌ただしい朝食です。
窓から射し込む朝日は、今日も好天の証です。

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夜間に吹き荒れた強風で幟が傾き修復に忙しい参加者です。
参加費用を安くするため立案から企画まで、すべて手作りで行うことで参加した皆さんは自分の存在と協力の大切さを実感して頂けます。
4日間のイベントを全員が協力して成し遂げることで、運営の進め方を記憶しその人達が次の年参加することで、それがベースとなり初めての参加者は活動の仕方を見真似で覚え運営の楽しさと意義を味わって頂き成り立っているのがポルシェクラブ六本木が開催する年間12回のイベントです。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 850
2014.03.01

第6回ポルシェウィンタートレーニング初日は短い冬の日を更に短く感じさせる一日でした。
10時、11時、12時過ぎ、13時前と次々に来客、そして遅刻参加者の到着が続き昼食時間が大幅に遅れたことを昨日のブログに記載しました。
氷上トレーニング初日の今日、リンクに到着した参加者は多忙の時間を調整し駆けつけているので17時過ぎに締めくくりのブリーフィングをして少し早めの終了としました。
北東の空、松の木越しに寒月が昇ってきました。

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先発隊8名と宿泊のみの12名、合計20名は既に昨夜から現地に入っていますから、2泊目を迎えていますが、多くの参加者を一堂に会し夕食のお膳を囲むのは今夜が初めてです。
津々見友彦校長先生の挨拶と乾杯の音頭に続き、ティモ・クルックさんが来日したドイツ代表として、挨拶をされました。
滞在4日目を迎えすっかりリラックスした雰囲気で日本の食文化を楽しんでいる様子です。
今日最後の参加者は夕食が始まる寸前の18時過ぎに宿に到着しました。
食卓はいつものことながら正月の延長のような豪華さです。
鍋、信州サーモン、鯉のあらいが添えてあり大食漢揃いのポルシェ乗り達も食休みが必要です。

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これを本当の箸休め?と云うのでしょうか。
1階の座敷から2階の宴会場に座を移し二次会が始まりました。
お膳の上の料理をご覧頂いたなら、その豪華さをお分かり頂けると思います。
今夜の宿泊者は最後の飛び込み1名を加え23名となりました。
二次会参加は開始も中間も出入り自由ですから、ひと風呂浴びてから再び席に戻る人もいて自然と思い思いに共通の話題を求め話が弾みます。
ジグフリード・シャラーさんがドイツで手当てしてくれたクリストフォーラス359号にティモさんの記事“ニュルブルクリンク攻略”と題して、10ページに亘り記載されています。
サインをしてプレゼントするティモさんと参加者の和です。

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