新着情報

ポルシェ整備 964〜997 モデル・チェンジごとに進化するエアダクト   
2018.05.23

本日は、フロントタイヤ内側に取り付けられているブレーキのエアダクトをご紹介いたします。


このエアダクトは走行中に発生する走行風をブレーキローターの方向へ導風し、ブレーキローターに風を当てて冷却するために取り付けられています。写真はポルシェ997のエアダクトです。
 
ポルシェ 整備

ブレーキ冷却用エアダクトはポルシェ964に初めて取り付けられ、モデルチェンジごとに冷却性能を高めるため形状が変わり、進化しています。

下記の写真はポルシェ964 のエアダクトです。上記、ポルシェ997の写真と形状が異なっていることがお分かりいただけます。
 
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ポルシェ整備 964 カレラ2・足回り フロントロアアームのブッシュの経年劣化    
2018.05.23

ポルシェ 964 カレラ2のフロントのロアアームをご紹介いたします。

ロアアームとはポルシェの車重を支え、タイヤからの力を受けるパーツです。空冷エンジンを搭載しているポルシェは写真と同様のロアアームが付いています。
 
ポルシェ 整備


車体とロアアームを取り付ける個所はゴムブッシュというパーツで、長くポルシェを乗っていると亀裂が入るなど劣化していきます。
 
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ゴムブッシュが劣化したまま走行すると、ハンドルがガタガタと暴れたり、ハンドルを切っても曲がりにくいといった症状が出てきます。ゴムブッシュが劣化するとロアアームごと、アッセンブリー交換となります。

ポルシェ整備 996・ターボ トラブルが発生しやすいソレノイドバルブ    
2018.05.21

ポルシェ 996 ターボのエンジンのトラブルが発生しやすいソレノイドバルブをご紹介いたします。

ソレノイドバルブはターボチャージャーとアクチュエーターを繋ぐパーツです。
写真を見て頂くと接合部に向けて曲っている/変形していることがおわかりいただけます。
 
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この部分に長期的に負荷ががかかることによって、ソレノイドバルブが切れてしまう症状が
出ているポルシェ 996ターボをよく見かけます。
 
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ポルシェ996ターボのトラブルが発生しやすい箇所のひとつです。

ポルシェ整備 996・カレラ 足回りからの振動・異音の発生原因の一例      
2018.05.20

本日は、ポルシェ 996 カレラの足回りの「スタビリンク」の交換をご紹介いたします。


スタビリンクとは、下記写真のようにサスペンションとショックアブソーバーを繋ぐ棒状のパーツのことで、スムーズに動く様、上下の取り付け部分はボールジョイントになっております。
 
ポルシェ 整備


ボールジョイント部分はゴムブーツでシールされておりますが、
経年劣化によってブーツが破れる等してボールジョイントが正常に働かなくなり、
トラブルが発生しやすい箇所のひとつです。
 
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ちなみにボールジョイント部にトラブルが起こると走行時にガタガタという振動や異音が発生しますので、
もし愛車のポルシェからそのような振動や異音を感じた場合は、まず点検に出されることをオススメいたします。

ポルシェ整備 カイエン・ターボ オイル漏れによるチェックエンジンランプの点灯    
2018.05.19

本日は、ポルシェ カイエン ターボのオートマチックトランスミッションからのオイル漏れをご紹介致します。

 
ポルシェ 整備


お客さまが持ち込まれたポルシェ カイエン ターボは、運転席にあるチェックエンジンランプが点灯している状態でした。チェックエンジンランプとは、エンジンに深刻なトラブルが起きた際、ドライバーに警告するためのランプです。

警告ランプが点いた原因を調査しますとオートマチックトランスミッションへ接続されている電気系パーツのコネクタ(カプラ)箇所からオイル漏れしていることがわかりました。

 
ポルシェ 整備  ポルシェ 整備



オイル漏れの原因は隙間を密封するOリングの劣化です。