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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 425
2011.05.21

ウォルフガング・カウフマンさんは「ポルシェ ウィンター トレーニング」が終わった翌日帰国予定でした。ゲオルグ・フォルムバウムさんのスケジュールは1月27日まで日本滞在の予定で来日しました。それならば美味しい魚を食べ、雪見と温泉の旅に行こうということとなり、その話をカウフマンさんにしました。自分もぜひ参加したいということとなり、急遽帰国便の変更となりました。
「ポルシェ ウィンター トレーニング」の終了翌朝8時過ぎに軽井沢のホテルを発ち東京に戻りました。まず荷物の整理をしてムラタチューンのスタッフに見送られ東北の玄関口、上野駅に向かいました。窓口に並んで購入した乗車券をそれぞれ二人に渡したところ興味深げにじっと見入っています。数字で発車時刻は分かりますがあとは理解できない孤独とも思われる心境は、自分が異国に行ったとき味わう気持ちと共通した部分でしょう。
この乗車券を記念に持って帰りたいとの要望で下車時に改札口で押印してもらい二人は大切にバックに納めました。

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座席はとびとびでカウフマンさんは乗客が来るまで窓際の空き席を転々と移動し、カメラを手に車窓を飛び去る風景を納めていました。5mを越す雪国に同行すると聞かされ3時間程で目的の駅に到着したのですが、雪がないではないかと言いながら迎えの車が到着するのを待つ間に駅前広場に置かれたパイロンを手に「八千穂レイク」の氷上コースよろしく早速悪戯?が始まりました。
さすが北国、肌に触れる寒風は「八千穂レイク」とは違った寒さが感じられます。

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魚市場で仕事をする人を対象に朝7時から営業をする食堂、青森県八戸市の陸奥湊駅前にある「大洋食堂」を訪ねました。本来は午後3時で営業は終了ですが、新幹線の車中から電話を入れたら待っているから来てと言ってもらい女将さんの夏堀栄子さんと久々に再会しました。懐かしいお仲間と変わりなく食堂を続けられ雰囲気も変わりません。
魚は生臭いからと、ほとんど口にしないドイツから日本一旨い魚を食べに来たと二人を紹介し、早速皆さんと記念撮影がはじまりました。
最高の笑顔をご覧下さい。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 424
2011.05.20

八千穂レイクからのアプローチを出て町道を左折します。1km程で国道299号線にT字で交差しますが、冬期閉鎖されているので右折はできず自然と左折し八千代高原スキー場の下を更に3km程上り切ったところに、この看板が見えてきます。
この国道299号線は別称メルヘン街道の名称で呼ばれ、この先麦草峠を経て諏訪に至りますが、やはり冬季は通行止めです。ドイツにも同じ名称の道がありますが、とちらが本家なのでしょう。いずれにしてもドイツの名付け親は日本人のようです。
国道299号線を上り切り左折し県道480号線、松原湖高原線を下ることしばし、周辺はなだらかになり白樺林が一面に広がる開けた明るい地形に出ます。

今回ここにご案内した理由は、来年開催される「ポルシェウィンタートレーニング」の宿泊施設の下見に来たのです。一面白銀の中にこのホテルの看板が見えてきました。

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白樺林のアプローチが開けた眼前左側にスキー場、右下に隣接して来年の「ポルシェ ウィンタートレーニング」開催期間中、利用するホテルが現れました。山の頂まで伸びるスキーのゲレンデはロケーションとしても素晴らい大パノラマです。リフト乗り場下、圧雪の駐車場が何とも魅力的に見えるのは私だけでしょうか。

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陰影が美しかったのでホテルのロビーから玄関入口を写しました。

今回このホテルを選んだ理由は2年間に亘り軽井沢のホテルから八千穂レイクの会場まで毎日通いましたが、距離が長く不便なことが一番の理由です。そして今のホテルが来年の同時期に改装工事に入るため探していました。
そんな折り「ハーモナイズ」のオーナーにここのホテルの支配人を紹介頂きました。

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このホテルの大きな特徴はふたつありますが、まずひとつ目は一日のトレーニングでアクセルとハンドル操作で凝った足と腕の筋肉をほぐすのに有効な掛け流しの温泉があることです。日頃の激務からの心の解放は氷上をポルシェでドリフトすることで癒せますが、筋肉の疲れは日本人なら特に温泉が欠かせません。 
二つ目は温泉建家のホールに大きなアイスボックスが設えられていて、ご自由にお召し上り下さいと表示され、沢山の種類のアイスクリームが置かれていることです。北は青森から南は鹿児島から40人も集まればアルコールは一切口にしない「ポルシェ乗り」もいますから、ほとんど飲まないドイツから来たウォルフガング・カウフマンさんや両刀使いのゲオルグ・フォルムヴァウムさんは大いに喜ぶのではないでしょうか。来年が楽しみです。 
                                                                   ウィンタートレーニングウィンタートレーニング




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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 423
2011.05.19

今回で3回目を迎えた「ポルシェウィンタートレーニング」は、4日間の開催期間に準備のための予備日を一日加え5日間、更に後片付けまで入れ6泊7日間を費した2010年度最大規模の「スポルトファーシューレ」は無事終了しました。大勢の方々にご協力頂き参加された「ポルシェ乗り」の皆さんは来年もまたこの地での再会を約し帰路につきました。
ビジターでの見学参加でしたが一番遠方は青森県十和田市から来て頂きました。来年はぜひ参加したいとの意向で3月に開催された「ポルシェクラブ六本木」の総会で再びお会いすることができました。

更に遠方はドイツから参加頂きましたゲオルグ・フォルムヴァウムさんとインストラクターのウォルフガング・カウフマンさんを囲み慰労会が開かれました。

ウィンタートレーニング ウィンタートレーニング





日本語で「カンパイ」の後、フォルムヴァウムさんが挨拶をされいつか行きたいと思っていた日本にこのような形で訪れる機会を得て本当に楽しかった。4日間のカリキュラムを体調を整えるため1日休んでしまいすみませんでした。と彼の人柄をそのまま表現する挨拶がありました。
カウフマンさんは以前から日本食のファンで滞在中は日本食で通し、少々のパンか野菜とジュース位で肉はほとんど口にしません。にもかかわらず筋骨は締まり均整がとれた体型で素晴らしくタフです。
フォルムヴァウムさんは離日間際、日本に来て食生活が改善されとても体調が良くなった。僅かな間に4kgやせたと喜んでいました。

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それでも次々と出される日本料理をすべて平らげていますから、ドイツでの肉とバター、チーズの食生活がいかに高カロリーかが想像できます。
11時半過ぎまで続いた懇親会の歓談もようやく終わりました。皆さんは飲み過ぎて部屋に戻り休んでしまった時間、アルコールもほとんど口にしない菜食主義のカウフマンさんはロビーでドイツとの8時間の時差を利用してスケジュールの調整をしていますがタフなのに驚きです。そのエネルギーの源はどこからきているのでしょうか。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 422
2011.05.18

富士スピードウェイショートコースのブーリフィングルームです。
目を見張るモダンなデザインに改装されました。「ポルシェクラブ六本木」が昨年12月18日開催の「スポルトファーシューレ 8」以来の使用でしたから、今までのイメージで受付を訪れた参加者は一様に瞠目しました。こんなモダンな雰囲気でブリーフィングが受けられると、何だかこちらまでスマートになった錯覚を起こします。
テーブルも椅子も新しく、入口ドアーも今まではスチールにグレーの塗装を施しただけでしたが、これもスマートな作りに変わっています。

来年3月まで1年間このインテリアが楽しめます。さてその後はどんなデザインになるのでしょうかも楽しみです。

スポルトファーシューレスポルトファーシューレ




今日は一日、五月晴れの好天に恵まれ若葉の芽吹きの香りのなか、ショートサーキットとP2を終日使用して「スポルトファーシューレ 2」が開催されましたが全車無事故で終了することができました。
P2のオーバルコースにおいて開始1時間後に1台、2時間後に2台のリアタイヤのスチールが露出する状況が発生しました。それはとりもなおさず運転技術の向上の証です。オーバルのコーナー進入時に軽いブレーキを残しながらアスペックから微妙なアクセル操作とカウンターで脱出する操作を習得できたことによる成果です。次回の参加からはタイヤの残量チェックも怠りなくなるでしょう。

オーバル担当のDr.原中、田中哲也さん、ショートサーキット担当の古谷直広さんからそれぞれ講評があり、今回は更に充実した「スポルトファーシューレ 2」を終了しました。

スポルトファーシューレスポルトファーシューレ




休日の日曜日にもかかわらず電話の入った参加者1人が昼食後帰社しましたが、スタッフを含む全員です。一日走り終えた満足感と帰路の渋滞を思う入り交じった思いの中での記念撮影です。

担当者は参加者の皆さんが帰った後も居残り、残務処理です。
この間も渋滞距離が少しずつ長くなって行きます。
ご苦労様です。

スポルトファーシューレスポルトファーシューレ



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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 421
2011.05.17

「ポルシェクラブ六本木」が主催するドライビングスクール、ドイツ語で「スポルトファーシューレ」は、新年度が始まって半月を経た4月16日(土)に第1回目が好天の富士スピードウェイ本コースで開催されました。
それから丁度1ヶ月後の一昨日、5月15日(日)にショートコースとP2を使用して終日「スポルトファーシューレ 2」が開催されました。参加者は19名と少なく希望に沿うためブリーフィング時にグループ分けの希望をとりました。
ショートコースとP2に作ったオーバルコースを使って午前中の3時間、あなたが参加者なら、どちらのカリキュラムに参加を希望しますか。

参加者全員が集い昼食後の小休止の情景です。
車輌整備は、いつもの通り「ムラタチューン」の高野智亨が担当しました。
昨日は富士スピードウェイ本コースでフォーミラー車のインストラクターとして、今日は「ポルシェクラブ六本木」のインストラクターとして指導に当たって頂いた古谷直広さんです。今年1月に八千穂レイクで行われた「ポルシェウィンタートレーニング」からお願いし、今回も多忙の中、指導頂きました。
「ポルシェクラブ六本木」会長の小林博明さん、Dr.原中さん、カーレースを撮り続けるプロカメラマンの菊池一仁さん、津々見友彦校長です。皆さんリラックスして、話し込んでいます。

スポルトファーシューレスポルトファーシューレ





●●昼食後の休憩時間に「ポルシェクラブ六本木」が主催する初めての試みにして最大のイベント海外版「スポルトファーシューレ」の説明をいたしました。●●

今秋10月3日(月)から7日(金)までウィークデイの5日間「ニュルブルクリンクノルドシュライフェ」を貸し切って北ドイツ自動車連盟と共催で4日間と5日目、7日(金)は「ポルシェクラブ六本木」主催の「スポルトファーシューレ海外版」を開催する旨の説明会を開きました。
説明後参加希望者を募ったところ、19名中5名の方から参加希望の表明がありました。詳細説明会はムラタチューンに於いて6月11日(土)14時に開催いたします。参加費用は参加人数にも依りますが60万円以内に抑え、航空運賃も含む実費でとします。なお参加人数は30名を基準として算出しています。
「スポルトファーシューレ海外版ニュルブルクリンク」に興味をお持ちの方、参加を希望される方は気軽にお越し下さい。

今月28日(土)と6月11日(土)に「ニュルブルクリンク耐久レース」VLNが開催され、25日(土)に「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」がスタートします。少しこじつけとなりますが、今日5月15日(日)の「スポルトファーシューレ 2」以降、隔週毎に「ニュルブルクリンク」において耐久レースが開催されることとなります。
このスケジュールだけでもドイツにおいて、いかにモータースポーツが盛んかをご理解頂けると思います。こうした土壌、つまりこのような歴史と背景を基とした実績からポルシェやベンツ、BMWなど世界に冠たる数々の名車が生まれてくるのであって単なる偶然ではありません。

スポルトファーシューレスポルトファーシューレ





1時間休憩の後、全員で集合写真を撮り午後のカリキュラムに入りました。午前中P2のオーバルで練習した微妙なブレーキとアクセル操作を午後はショートサーキットで生かそうする「ポルシェ乗り」とそのまま更にP2で基本トレーニングを積むため、そちらに向かう車と自由選択としました。

朝のブリーフィング時に挙手でショートサーキットとP2の希望を募ったところ19名中、P2のオーバルに参加を希望する「ポルシェ乗り」が圧倒的に多く16名でショートサーキットの希望者は僅か3名のみでした。P2を希望した「ポルシェ乗り」はポルシェの真髄は微妙なブレーキとアクセル操作に尽きることを理解されています。

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