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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 299
2010.11.14

「ニュルブルクリンク耐久レース」VLN2010年の最終戦が10月30日(土)レース日よりの好天に恵まれた週末、14時少し前にスタートしました。アウディー、ポルシェ、そして新たに参戦したベンツと三つ巴のトップをかけた熾烈なレース展開となりました。スターティンググリットではトップでスタートし、その後レース終盤まで2位を走り続けたゼッケン114「マンタイポルシェ997GT3R」のレース序盤から中盤以降の様子をご覧下さい。

スタート時、5位の好位置につけ、後半以降一気にトップを狙う「マンタイレーシング」のHARIBO「ポルシェ997GT3R」ゼッケン88です。黒地のボディーにゴールデンベアーが良く映えています。ピットからコースに向けスタートを切ったシーンです。各写真のフロントダクトに注目してご覧下さい。
各シーンそれぞれ躍動感あふれる力走を写しています。「ニュルブルクリンクノルドシュライフェ」を走る車のアングルを知り尽くしたニュルブルクリンク公認のカメラマン、ヨッヘン・ヴァンさんは、各シーンで迫り来るポルシェの路面とタイヤの間隔を鋭くレンズで捉え、どれもが力作です。

最終スティントでレインタイヤを装着するゼッケン114「マンタイポルシェ997GT3R」です。最終戦の優勝をより確実なものとするため「神のわざ鬼の手」ならぬ早わざでタイヤを交換する「マンタイレーシング」のメカニックたちの作業中のスナップです。
ゼッケン88「マンタイHARIBO」は、この時まだ1位のと順位を縮めることができず苦戦を強いられていました。これも神のみぞ知る。自然のいたずらなのでしょうか。

マンタイレーシングマンタイレーシング


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西からの強い風に木々の枝は、ざわめきコースでは枯れ葉が舞っています。16位でチェツカーフラックを受けたゼッケン655の「ポルシェ997GT3CUP」で参戦したウィリアム・ガリーさんは「ニュルブルクリンク耐久レース」VLN2010年の最終戦は特別なレースとなりました。イギリス在住の彼は1週間前に、このレースへの参戦を決定し、堂々の16位になったからです。ヒッピーデザインのカラーリングのポルシェで、来年も参戦すると「マンタイレーシング」の技術を手放しで賞賛しました。

「マンタイレーシング」の古くからのお客様でゼッケン110の「ポルシェ997GT3R」を操り参戦するオーナーのバイス・ゲオルグさんは、事故で今シーズン2台目ポルシェです。アマチュアレーサーだけで参戦し続け、「ニュルブルクリンク耐久レース」VLN2010年の最終レースでトップのプロレーサーと互して戦い堂々7位と今年の最終戦でみごとな戦績を残しました。

6位で入賞したゼッケン112の「ポルシェ997GT3R」で「マンタイレーシング」から参戦したギンドルフ・マック、クルム・バッハ、ハーネ・アルミンさんの3人のクルーはヨコハマタイヤで走り7戦目の「ニュルブルクリンク6時間耐久レース」の2位に続き、好結果を出したことに大変満足しています。来年も同じスリックタイヤで参戦し常時5位以内を目標にすると語りました。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 298
2010.11.12

2010年「ニュルブルクリンク耐久レース」VLN最終戦、紅葉の「ノルドシュライフェ」アーレムベルグから6㎞ポスト、フクスレーレへ連続するS字カーブをフルスロットルでかけ下るレース車輌です。

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7㎞ポスト手前アデナウフォルストを通過する「マンタイレーシング」から参戦する「ポルシェ997GT3CUP」です。インから追い抜きをかける70才のドライバーの走りをご覧下さい。

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16㎞ポストブルーンヒュン、通称ギャラリーコーナーからアイスカーブへ向けインからアウトにトランクションをかける「マンタイレーシング」の「ポルシェ997GT3R」です。夜間は氷点下の今年、前日29日金曜日からテント生活を楽しむモータースポーツファンの多さには驚嘆するばかりです。

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14㎞ポスト手前、今、まさにカルーセルに突入せんとする「マンタイレーシング」のゼッケン110「ポルシェ997GT3R」です。このアングルからの写真は今まで見ることがと思います。そして最初の写真のポストと同じアーレムベルグから6㎞ポスト、フクスレーレへのアングルです。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 297
2010.11.11

今日のブログは紅葉の「ニュルブルクリンク耐久レース」今年の最終戦、第10戦の模様をパネル形式でご紹介する予定でしたが、変更しレース後の様子を更にお伝えします。「マンタイレーシング」のVIPルームのできごとです。マルセル・ティーマンさん宛てに激励の絵手紙が届きました。彼は最高の笑顔で、にこにこしながら開封し眺めています。描かれている車はポルシェで「マンタイカラー」に塗り分けてあり、彼の名が書かれた小さな恋人からです。

最終スティントまで2位に着けていた「マンタイレーシング」の「ポルシェ997GT3R」はポルシェワークスドライバーのマリク・リーブさんにドライバーを交代すると、一気にゼッケン99のフェニックスレーシングのアウディーR8LMSを抜き去り不動のトップとなりました。そして2010年最終戦の「ニュルブルクリンク耐久レース」は、10戦中7回目の表彰台の最上段に上り詰めました。7勝目の勝利を確認し、オラフ・マンタイさんがVIPルームに初めて姿を現し、ティーマンさんと最高の笑顔で祝福を交わしました。今シーズン7勝目の今日、昨シリーズのチャンピオンと再会を祝し。

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ポルシェとニュルブルクリンクを心から愛するポルシェとニュルブルクリンクを知り尽くしたマンタイさんの最高の笑顔をご覧下さい。今年の最終レースで愛弟子のティーマンさんが見守るなか「ニュルブルクリンク耐久レース」で不倒の7勝という戦績を残し今シーズンの幕を閉じました。

「マンタイカラー」の「ポルシェ997GT3R」はオラフ・マンタイさんのレース経験から確立した理論で創り出された傑作車です。このレース車輌を誰しもが早く走らせることができるのではなく、このレース車輌の極限を知るドライバーのみが極限で走らせることが可能で、いわば奥義を会得しなければ、みえない部分が「マンタイポルシェ」のレースカーに存在するのも事実です。
そしてこのレースカーの極限の手前に位置するのが、今年ポルシェ社からデリバリーされたストリートカーの「ポルシェ997GT3RS」であり「ポルシェ997GT2RS」なのです。

ゼッケン98「ポルシェ997GR3 CUP」で「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」と「ニュルブルクリンク耐久レース」に今年初めて参戦したHARIBOのオーナー夫妻と談笑するマンタイさんです。2011年1月15日に開催される「ドバイ24時間耐久レース」にも「マンタイレーシング」から参戦します。

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「ニュルブルクリンク耐久レース」最終戦のスタートドライバー、アーノルド・クラーセンさんとティーマンさんです。アーノルドさんは「耐久レース」の最多勝者でティーマンさんは「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」最多勝者で最速レーサーです。現在二人が置かれている立場は互いに最多勝者でもはあってもその微妙な違いは大きな隔たりがあります。

2010年「ニュルブルクリンク耐久レース」最終戦で「マンタイレーシング」の7勝に貢献したマリク・リーブさんが「マンタイレーシング」のVIPルームに優勝トロフィーを手に戻り早速、マンタイさんに祝福を受けました。

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昨年の「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」で使用した「マンタイレーシング」のオンボードカメラを製作し、その映像は「ポルシェクラブ六本木」が制作販売した37th「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」のDVDとして皆様にご覧頂きました。世界に先駆けたオンボードシステムを開発した製作会社のレンドナー・スピース社長です。HARIBOのぬいぐるみを抱えカメラに収まって頂きましたが、今年も「ポルシェクラブ六本木」制作するDVDに映像を提供頂く契約が成立しました。12月初旬発売の38th「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」のDVDにご期待下さい。

レース終了の約1時間前に降り出した雨は、レース終了1時間後に上がり夕空は、みごとに晴れました。夕陽に映えるニュルブルク城で時刻は午後5時40分です。

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午後6時15分、西の空は夕映えの中に暮れようとしています。今年「ニュルブルクリンク」で開催された耐久レースは、今日をもって全て終了しました。夕闇が刻々と迫り来るニュルブルク城を背景に2010年「ニュルブルクリンク耐久レース」は、とばりの中に幕を閉じました。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 296
2010.11.09

1枚のみ特別に制作されたポスターが「ニュルブルクリンク」の「マンタイレーシング」VIPルームに展示されています。2010年7月31日(土)に開催された「ニュルブルクリンク6時間耐久」ポカールレースで「マンタイレーシング」は「ニュルブルクリンク耐久レース」史上初の表彰台を独占したのです。その時の模様を表したポスターは、この後の怒濤の勝利を予感させるものでした。
8月11日に掲載した「ポルシェパラノイア 246」の冒頭を抜粋します。
歴史的勝利を収めた「マンタイレーシング」は、2010年第7回「ニュルブルクリンク6時間耐久レース」で42周、1023.498㎞を6時間6分で走破、今年もアイフェルのコースで歴史に残る最高の結果を残し、2010年7月31日(土)VLNレースを終了しました。表彰台を独占した3台の「ポルシェ997GT3R」は「マンタイレーシング」のゴールデンイエローの「HARIBO」ゼッケン88と「マンタイカラー」ゼッケン114と112です。
そしてこのポスターはスポンサーが1枚だけ制作しオラフ・マンタイさんにプレゼントしたのです。

チェッカーフラックまで残すところ1時間に迫った頃、西の空から簾のような縞模様の雲が雨を伴って強風と共に迫ってきます。

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ゼッケン660「マンタイポルシェ997GT3CUP S」のドライバーズシートにおさまったライナー・ホルツさんはレインタイヤに交換した後、最終スティントの給油終了を待ちます。その間に西からの強風と共に雨が降り始めました。初めは霧のような細かい雨でしたが、この後次第に本降りとなりピットエンドからコースインする頃には路面は完全にウェツトとなりました。

マンタイレーシング
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16時18分頃「ノルドシュライフェ」の最終コーナーを通過しグランプリコースに入る直前の「マンタイカラー」のゼッケン114です。ルーア・ルーカスさんからドライバーチェンジしたマリク・リーブさんはトップを走るフェニックレーシングのアウディーR8LMSを瞬く間に抜き去りトップに躍り出ました。雨が降り始めた時点でいち早くレインタイヤを装着したことで、30秒以上タイムを稼ぐことができました。

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給油とタイヤ交換を2分で済ませレースに復帰するリーブさんがドライブする「マンタイポルシェ997GT3R」です。アーノルド・クラーセンさんとトリオでのレース展開は、マルセル・ティーマンさんがレースに参戦していない現在「ニュルブルクリンク耐久レース」における必勝体勢は、にわかに揺らぐのではと心配をしたのですが、今年最終戦の「ニュルブルクリンク耐久レース」最終スティントで、みごとトップに返り咲きチェッカーフラックを受けました。
グリーンとイエローの「マンタイレーシング」のゼッケン114はポールポジションからアウディー、ベンツの強豪をおさえ4時間01分45.709のタイムで総合優勝を果たしました。

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右の人指し指を立て「優勝のサイン」を送ってくれたマルセル・ティーマンさんの心境は如何ばかりでしょう。辛いリハビリーを耐え何としても世界一難しい、そして世界一過酷で長い「ニュルブルクリンク耐久レース」に世界一早く走ることのできる“マルセル・ティーマン”が復帰することを願わずにはいられません。

優勝セレモニーの行われるブース下のピットに到着した「マンタイポルシェ997GT3R」からポルシェのワークスドライバーのマリク・リーブさんが現れました。ティーマンさんの前のディスプレーに大きく写し出されました。

明日は2010年最終戦、第10戦「ニュルブルクリンク耐久レース」の模様を紅葉の美しい「ニュルブルクリンクノルドシュライフェ」の風景写真と合わせてご紹介します。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 295
2010.11.08

ドイツのモータースポーツの奥深さを感じるスナップの一つです。父親の夫のレース参戦に家族が総出で応援を兼ね観戦に来ています。幼児の時からモータースポーに馴れ親しみ長い時間をかけ裾野を広げて来ていますから「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」に女性ドライバーが何人も参戦していても何ら不思議ではなく、ごく自然なことなのでしょう。ピットでは油にまみれた男の集団が秒単位の時間を惜しみ競い合っています。

少し大きくなると家で父親にレースの話を聞くのでしょう。窓辺でレースの模様をじっと真剣な眼差しで見つめる子供たちです。こんな光景がレース場のそこかしこで見受けられるのも日本と違います。

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そして、写真のご夫婦はこの子たちの大先輩にあたりますが、今でも二人でレースを楽しんでいます。30才から今年で40年間「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」と「ニュルブルクリンク耐久レース」VLNに参戦してきたそうです。今まで小さいレーシングチューナーを何カ所か変えながら参戦してきたそうですが、3年前から「マンタイレーシング」にメンテナンスを依頼していてテクニックとメカニックは最高であると大変喜んでいました。ライナー・ホルツさん70才と婦人のブリジット・ポルシェさんです。
ブリジット婦人は、その名の通りポルシェ一族です。ご主人のライナーさんは三菱自動車との仕事で来日しているそうです。994のバランスシャフトだったのでしょうか。聞き忘れました。

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オラフ・マンタイさんの心遣いでマルセル・ティーマンさんの回復を祝い特製ケーキが出されました。お嬢さんが小皿に切り分ける前に少し待ってもらい撮影をしました。毎レースごとに大きなケーキにいつも思い思いの絵が描かれていましたが、今日はティーマンさんの名前が記されています。私も彼女に少し取り分けてもらい試食したところフルーティーな味わいでドイツでは珍しく甘みが抑えてありました。

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「ポルシェ997CUPS」ゼッケン660の最終ドライバーとしてブリジット婦人の見守る中、ライナーさんがドライバーズシートに滑り込みました。タイヤ交換、燃料補給を素早く済ませチェッカーフラックの16時55分まで約40分間70才にしてなお果敢に挑戦します。ドイツにおけるモータースポーツファンの裾野の広さと層の厚さは、凄いの一語に尽きます。
一方、多忙を極めていたレナーテ・マンタイ婦人とティーマンさんが初めて再会を果たし、互いに喜びを分かち合っていますが、今年最後の「ニュルブルクリンク耐久レース」VLNはいよいよ終盤を迎え、トップ争いが気掛かりなところです。

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