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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 378
2011.03.17

「ポルシェ ウィンター トレーニング 八千穂」のトレーニングに参加したポルシェの大半が4年前にコンチネンタルタイヤが開発した “ウィンタータイヤ” を装着しています。このタイヤが開発されたため日本でもポルシェで氷上トレーニングが開催できるようになりました。
この機会を利用して毎年「ポルシェクラブ六本木」が主催する「氷上トレーニング」を支援頂いているコンチネンタルタイヤの高橋さんをお招きし、新たに開発されたサーキット用Sタイヤのプレゼンテーションを3日目の昼間トレーニング終了後、レストラン “ハーモナイズ” で開催しました。

昨日のブログでも既に紹介いたしましたが、新たにコンチネンタルタイヤが販売するサーキット用Sタイヤはニュルブルクリンクで活躍するウォルフガング・カウフマンさんが開発を担当しました。タイミング良くこの機会を利用して直接このタイヤの説明をしてもらいました。

カウフマンさんの後ろのディスプレーにそのタイヤが写ってますが、新たに開発されたSタイヤの商品名はコンチネンタル “フォースコンタクト” です。

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タイヤ開発と物流でドイツコンチネンタルタイヤと提携関係にあるヨコハマタイヤの技術担当者も「ポルシェ ウィンター トレーニング」にお招きし、新たに開発された “フォースコンタクト” について話をお聞きしましたが、ともかく素晴らしいと賞賛をされました。

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高橋さんからは、右上の図を基に既存のSタイヤとの大きな相違について説明が行われました。コンチネンタルの開発した “コンタクトフォース” はSタイヤでありながら、ウェット性能に優れていることとライフサイクルが長いことの2点が大きな特徴で、溝のデザインとカットについてパターンとブロックが既存のタイヤと大きく違うことでグリップ性能が格段に良くなっているとの説明がありました。

最後にカウフマンさんが質問に回答しました。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 377
2011.03.16

暖かい食事が皆さんのテーブルに順次、供されていきます。
 “ハーモナイズ”のオーナーの家族4人は一度に40名以上の夕食を用意した経験がなく大変なことと思います。ほぼ直線にセットされたテーブルは所々に通路を設けていますが、窓際に着席している人は移動が困難なので手すきの人と通路側に座った人が配膳を手伝い、夕食も参加者参加型の手作りイベントの一環と捉えています。
このような運営方法はウォルフガング・カウフマンさんには理解できないようです。

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ヨーロッパであれば、イベントに参加する人は、その費用は全て参加者が負担します。ですからこうして参加者が協力しイベントを行うという発想がありません。
それとヨーロッパにおいてポルシェに乗っている人はお金持ちであるということとポルシェという車はそれだけのステータスを備えた車だから協力して安い参加費でこのようなイベントを開催するなどという考えすら理解できないのでしょう。

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北欧の北極圏以北で開催するこの規模の「氷上トレーニング」ないし「ウィンター トレーニング」に日本から参加した場合、旅費込みで軽自動車の新車が購入できる程の参加費がかかります。
日本で同様の「ウィンター トレーニング」を開催する場合、その目的は明確です。ミューの低い氷上をポルシェで走り、アクセルとハンドリングを駆使し、いかにコントロールするかを習得することです。
厳冬期しかできないこのトレーニングが開催できる場所は、北海道を除き八千穂レイクと女神湖位しかありません。
今回「ポルシェクラブ六本木」が主催する「ポルシェ ウィンター トレーニング 八千穂」を陰で支えて頂きました皆さんです。上段はカウフマンさんで下段は八千穂レイク事務局の市川泰さんですが、相当疲れている様子です。そしてマンタイジャパン社長の大鹿潤一さんです。

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今回初めて「ポルシェクラブ六本木」の「スポルトファーシューレ」に参加頂きました日本GT耐久レースで活躍中の古谷直広さんです。

コンチネンタルタイヤが世界にその性能を問う新開発のSタイヤ “コンタクト フォースォース” の開発ドライバー、カウフマンさんとテスト中のニュルブルクリンク ノルドシュライフェで撮影した広告用写真です。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 376
2011.03.15

深々とした底冷えは氷の強度を増す代わり靴裏を通して冷たさが伝わってきます。ブリーフィングに聞き入る「ポルシェ乗り」は皆さんはどなたも寒さのため身体がこわばり加減でゆったり構えている人はいません。少しでも寒さを防ぐため腕組みをするか、防寒具のポケットに手を入れているかです。完全な防寒対策をした「ポルシェ乗り」との区別がよく見分けられるそんな寒さです。ここ八千穂レイクは今夜も零下15℃位まで気温が低下するのでしょう。
昨年は以前ドイツで購入した街歩き用の防寒靴を履きイベントに来ました。3日間通訳の仕事をして想像を超えた体験から今回はカナダ製の少し大きめの防寒靴を用意して来たそうです。その防寒靴の中に毛の靴下を2枚履いたことで昨年の辛い思いは解決したそうです。

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腕組みをして氷上で仁王立ちの Dr.原中はゴム長靴に滑り止めのピンが付いたゴムバンドを装着しただけですが、ピンでゴム長靴が氷と触れていないのでそれほど冷たくないそうです。この体躯ですから常人とは大きな隔たりがあるのでしょう。ゴム長靴で4日間通しました。こんなスーパーマンもこれだけ集まるといるのでしょうが、例外中の例外ですから、来年初めて「ポルシェ ウィンター トレーニング」の参加を考えている「ポルシェ乗り」は、Dr.原中の真似をしない方が賢明と思います。

ついでに来年開催される第4回「ポルシェ ウィンター トレーニング 八千穂」の予定は今年と同じく4日間開催され1月19日(木)から22日(日)です。

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2年連続で軽井沢のホテルから八千穂レイクのトレーニング会場まで通いました。
来年使うホテルは、この後に続くブログで詳細をお知らせいたします。

ウィンタートレーニングでは久しぶりにお会する皆さんが沢山いますが、息子さんと楽しげに語り合うカイエンで福島県須賀川から来られた「ポルシェ乗り」で奥さんと3人で参加されました。田園風景豊かな小高い丘の上に温泉掛け流しの居心地良い旅館を経営されています。忙しい仕事の合間わざわざ参加頂きました。
一度訪ねてみては如何ですか。細かな気遣いが心憎いばかりの素晴らしい“米屋” という旅館です。


約1時間遅れで八千穂レイクから、7km下ったレストラン “ハーモナイズ” での夕食風景です。家族4名で経営する瀟洒な店は美味しいので平日も適度に混み合っています。今夜の夕食の時間帯は貸切で「ポルシェ乗り」で一杯です。テーブルに出される料理は温かく、芯まで冷え切た身体に暖かなスープが浸み亘る思いです。満復になった後は。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 375
2011.03.14

2011年開催の「ポルシェ ウィンター トレーニング」は3回目の3日目です。
夕刻を迎え夕闇が一刻一刻と迫ってきます。17時30分前ですが辺りは、とばりが下り初めました。本来は17時に終了し、ここ八千穂レイクから7km下った“ハーモナイズ”で夕食をとるため出発の時間ですが、氷上レースの興奮が冷めやらず皆さん熱心に走り込んでいます。八千穂レイクの南岸にあるゲストハウスから氷上を走るポルシェを眺めました。

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夕暮れの八千穂レイク氷上に点灯するヘットライトは、アクセルの加減で冬に飛び交う蛍のような錯覚さえ起こさせます。それぞれのポルシェの挙動がヘットライトの動きで良く分かります。眺めているだけでドライバーの進捗度が分かり、他の人の運転を観察することは、ある程度まポルシェをコントロールして氷上を走れるようになったなら、とても有効な学習方法です。

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スケジュールより40分近く遅れ昼間の部のカリキュラムが修了いたしました。
身体の芯まで突き通すような寒さは、氷上コースの氷を硬化させるためには最良のコンデションなのです。インストラクターのウォルフガング・カウフマンさんは3日間の好天で夜目にも雪焼けの顔がハッキリと分かります。それは寒さのためもあります。

スニーカで参加した勇気ある若い「ポルシェ乗り」です。極寒の夕暮れ時、わずか10分程のビリーフィングですが、足元をご覧下さい。
この寒さは味わい深くじっくりと体験することで良く理解できます。一日中ほとんど立ち続けて一人一人の「ポルシェ乗り」にアドバイスを続ける2人のインストラクターと通訳に心から感謝を申し上げます。ほとんど動くことなく定常円の指導に専念頂きましたDr原中さんありがとうございました。ブログを借りお礼申し上げます。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 374
2011.03.13

ブリーフィング開始から約2時間「ポルシェ ウィンター トレーニング 八千穂レイク」の氷上レースは、冬の夕日が長い影を伸ばす頃フィニッシュのチェッカーフラックで終了しました。16時近く1時間40分に及ぶアクセルとハンドルを連動させた究極のテクニックを競う「ポルシェ乗り」達の意地とプライドを掛けた氷上レースは終了しました。タイム発表を前に走行タイムを計算するウォルフガング・カウフマンさんです。計算に手間取る間A、Bの両グループのメンバーは、自分の走りを思い起こしながらその結果を待っています。

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氷上で熱い戦いを繰り広げたレース結果はAグループが接戦を制し勝利を修めました。17時まで丁度後1時間走行できます。昨日も昼間のトレーニングは同じ時間に終了したのですが、会場から10分程のビレッジ八ヶ嶺(ヤッガネ)にセットした夕食のテーブルに1時間半程も遅れて着いた参加者もいましたから、注意を受けてからの自由走行が開始されました。

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因みに昨夕、昼間トレーニングの終了間際にパウダースノーに突入し、亀のようになって身動きがとれなくなった反省を込め、そして地元から参加の強みを発揮し、今日は除雪用スコップ持参で参加したことをご当人から聞き仲間の「ポルシェ乗り」一同を大いに笑わせたのが印象深いです。このような発想をする純粋?さが更に可笑しさを誘っています。

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