新着情報

ポルシェ整備 993 エンジンの診断と修理 1
2013.06.15


ポルシェ 993のエンジンの診断・修理を行っていきます。

 

まずは診断の際に見つかったプラグコードのひび割れの修理・交換を行います。プラグコードはゴム製のパーツのために、ほかのパーツに比べ劣化しやすく、ひび割れ等が起こります。


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ひび割れたプラグコードをそのまま使用し続けていくと、水分などが付着しリークを起こしてしまう恐れがあります。劣化したプラグコードはディストリビューターのキャップを除き、すべて新品に交換します。


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明日に続きます。

ポルシェ整備 993 耐久性の高いブレーキホースへの交換
2014.08.26

ポルシェ993のブレーキホースの交換を行います。


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通常はゴムのブレーキホースが取り付けられていますが、ステンメッシュのホースに交換します。ステンメッシュのブレーキホースの利点は、ゴム製のブレーキホースに比べ耐久性が高いことがあげられます。


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また性能面からも、ゴム製のブレーキホースですとブレーキを踏んだ時にブレーキホース内に満たされたブレーキフルードに加わる圧力をブレーキホース自体が膨らんで、吸収してしまうため、ブレーキを踏んだ力がそのままブレーキに伝わるとは限りません。


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ステンメッシュホースですとブレーキホース自体が膨らむことがほとんどないので、よりダイレクトなブレーキフィーリングを得られます

ポルシェ整備 993 エンジンマウントの違いによるフィーリングの変化 2
2013.06.13

 昨日に引き続き、ポルシェ 993のエンジンマウントの違いをご紹介いたします。


「ポルシェ社純正のレーシングタイプのエンジンマウント」は、鋳物で作られており、レース用車両向けに設けられたパーツです。

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またレーシングタイプのエンジンマウントについてはポルシェ純正品以外にも、アルミ製の社外品エンジンマウントなどが発売されております。

なぜ、ポルシェ純正品は鋳物なのか?ここにポルシェ社のこだわりがあります。


エンジンマウントについては・・・
クッション機構の少ないものに変えることによってエンジンの軽快さや加速感は増加します。
しかしながら、クッション機構がないことによってエンジンの振動や音が直接車体に伝わってしまうため、
その分、乗り心地は悪くなります。

好みに合わせたエンジンマウントをお選びいただき、より快適にポルシェをお楽しみください。

ポルシェ整備 993 エンジンマウントの違いによるフィーリングの変化 1
2013.06.12

ポルシェ 993のエンジンマウントの違いをご紹介いたします。


以前に「ポルシェ 968のエンジンマウント」のブログでもご紹介いたしましたが、エンジンマウントを変えることで、エンジンの軽快さや加速感などまるでエンジンチューニングをしたかのようにフィーリングが変わります。

写真はポルシェ 993 カレラのエンジンマウントです。
シルバーの盛り上がった部分にはショックを吸収するクッション機構となっております。

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続いてポルシェ 993 RSのエンジンマウントです。
ショックを吸収するクッション機構が小さなっています。

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最後に、ポルシェ社純正のレーシングタイプのエンジンマウントです。
これはリジットマウントと呼ばれ、クッション機構がまったくなく直接車体に取り付けられる形となっております。

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明日に続きます。

ポルシェ整備 964 ベルトの張りによる異音の発生
2013.06.11


昨日に引き続き、ポルシェ 964 カレラ2 ベルトをご紹介します。

ポルシェ 964 カレラ2には昨日ご紹介したクーリングファンとオルタネーターを動かすベルト以外に、
エアコンのコンプレッサーを動かすためのベルトがあります。

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点検のため、ポルシェ 964 カレラ2のエアコンを動かしてみると
エアコンのコンプレッサーを動かすためのベルトの周辺から異音が発生したため、確認を行いました。

すると「ベルトの張り」が強すぎたためにコンプレッサー側のベアリングに負荷がかかり、
異音が発生していたことがわかりました。

ポルシェ 整備 ポルシェ 整備


ベルトはただ新品に交換すればよいというわけではなく、最適な張りに調整する必要があります。