ポルシェ整備 928 スロットルセンサーからくるエンジン不調 その1
2014.10.31
ポルシェ 928 エンジン不調のトラブルをご紹介します。
お客様が持ち込まれたポルシェ 928は走行時は問題ないものの、
停車時などでアイドリング状態が維持できず、エンジンが止まってしまう症状が発生しておりました。
調べてみるとアクセルがどれだけ開いているかをコンピューターに送る
「スロットルセンサー」に問題があることがわかりました。
ポルシェ 928のスロットルセンサーはアクセルが全開か全閉の2つの状況で、
コンピューターに信号を送る仕組みになっています。
ですが、今回のスロットルセンサーは全閉時にコンピューターに送るべき信号を出しておらず、
その結果エンジンが止まってしまう症状が発生しておりました。
明日に続きます。
ポルシェ整備 カイエンターボ チェックエンジンランプが点灯した原因
2014.10.30
本日は、ポルシェ カイエン ターボのオートマチックトランスミッションからのオイル漏れをご紹介致します。
お客さまが持ち込まれたポルシェ カイエン ターボは、運転席にあるチェックエンジンランプが点灯している状態でした。チェックエンジンランプとは、エンジンに深刻なトラブルが起きた際、ドライバーに警告するためのランプです。
警告ランプが点いた原因を調査しますとオートマチックトランスミッションへ接続されている電気系パーツのコネクタ(カプラ)箇所からオイル漏れしていることがわかりました。
オイル漏れの原因は隙間を密封するOリングの劣化です。
ポルシェ整備 964カレラ2 タイミングベルトからの異音原因
2014.10.29
本日は、ポルシェ 964 カレラ2 ベルトをご紹介します。
ポルシェ 964 カレラ2にはクーリングファンとオルタネーターを動かすベルト以外に、エアコンのコンプレッサーを動かすためのベルトがあります。
点検のため、ポルシェ 964 カレラ2のエアコンを動かしてみると
エアコンのコンプレッサーを動かすためのベルトの周辺から異音が発生したため、確認を行いました。
すると「ベルトの張り」が強すぎたためにコンプレッサー側のベアリングに負荷がかかり、
異音が発生していたことがわかりました。
ベルトはただ新品に交換すればよいというわけではなく、最適な張りに調整する必要があります。
ポルシェ整備 964 経年劣化によるトラブルが発生しやすいポイント その2
2014.10.28
ポルシェ 964 カレラ 2 ブローバイホースの劣化の修理をご紹介します。
ブローバイホースは以前にご紹介したブローバイガスの圧力を一定に保つためのパーツ「ブローバイバルブ」 から右リアタイヤ前にあるオイルタンクまでを繋ぐホースです。
ブローバイホースはゴム製のパーツのため、経年劣化によって亀裂が入り、オイル漏れ等が起こりやすい場所です。
劣化したブローバイホースは新品に交換いたします。
ポルシェ整備 964 経年劣化によるトラブルが発生しやすいポイント その1
2014.10.27
ポルシェ 964 カレラ2 パワーステアリングオイル漏れの修理をご紹介します。
写真をご覧くださいエンジンルーム内の黒いパーツが以前もご紹介したことのある
パワーステアリングオイルタンク、シルバーのパーツがパワーステアリングのオイルポンプです。
オイルポンプから車体前部のステアリングラックにオイルを送るためのオイルラインからオイル漏れが
確認できました。写真を見ると一見オイル漏れが見られませんが、オイルラインを切ってみるとオイルが黒く
滲み出していることがお分かりいただけます。
オイルラインのもう一方を見てみるとこちら側は表面にオイルがしみだしているのが確認できます。
詳細なオイル漏れ箇所を確認するため、車体からパーツを車体から取り外しと洗浄を行います。