911のエンジンフード 2020.02.23
997GT3と993GT2のエンジンフードを比較しました。
エンジンフードに設けられたダクトに注目すると、
997GT3は車体前方から流れてくる空気をエンジンルーム内に積極的に取り込む形状になっていることがわかります。
それに対し、993GT2はエンジンルーム内の熱気を積極的に外部へ放出するような形状になっています。
リアエンジンの場合はエンジンルームの熱気を逃がしにくいため、このような工夫を施しているのでしょう。
991 ブラックエディション 2020.02.22
991ブラックエディションが車検整備で入庫した。
サイドシルの名称通り、ブラックが基調のインテリアやホイールが装備され、ボディーカラーももちろんブラックです。
また、サイドシルには”Black Edition”のエンブレムが取り付けられており、特別な一台であることを誇示しています。
930 シフトロッドブッシュの交換 2020.02.21
930のシフトロッドブッシュを交換しました。
911シリーズのシフトレバーとトランスミッションはロッドでつながっていて、滑らかな動きにするため、各部品の接合部分はブッシュが取り付けられています。
材質は樹脂でできているため、経年劣化を起しボロボロになっています。
画像下部のブッシュは使用されていたもので、上部のブッシュと比較すると、損傷の程度が良くわかります。
この状態になるとロッドとレバーの接合部分にガタが生じ、シフトフィーリングが悪化します。
新品のブッシュに交換することで、ポルシェ本来のダイレクトなシフトフィーリングを取り戻すことができました。
センターロックならではの部品 2020.02.20
997GT3のホイールはセンターロックで中心部のボルト1本で固定されています。
そのため、ローターとホイールそして車軸にズレが生じない工夫が施されています。
この車両のローターには画像に示す赤い突起物で名称は駆動ピンを取り付けて車体に装着します。
裏側まで突出しているため、これに車軸とホイールが引っかかることで、3つの部品がズレないようになっています。
フロントバンパーの進化 2020.02.20
930は別名”ビッグバンパー”の愛称で親しまれており、前方の大きなバンパーが特徴です。
今回はフロントバンパーを、930と15年以上後に発売された997で比較しました。
まず、バンパーに取り付けられたランプ類に注目すると、930は角型のものが搭載されていますが、997では曲線を含んだものが搭載されています。さらに997ではウインカーとフォグが同一のユニットに取り付けられています。
次にダクトに着目して比較します。997はバンパーに大型のダクトが設けられています。そのうち右側のダクトの奥にはラジエターが佇んでいることがわかります。
それに対して、930のバンパーにはダクトが見当たりません。空冷なのでラジエターはありませんが、オイルクーラーはどこにあるのでしょうか?実はエンジン本体と右フロントライト下に2個設置されています。