新着情報

ポルシェ整備 996カレラ 足回り・バンプラバーのヒビの修理交換    
2016.05.16

ポルシェ 996 カレラの足回りの修理を行っていきます。まずはショックアブソーバーと車体の間に取りつけられているバンプラバーの交換を行います。


バンプラバーは、路面の凹凸によってショックアブソーバーが跳ね上げられたとき、車体に底付するのを防止するパーツです。

パンクラバーはゴムでできているため、年月が経過すると硬化・劣化し衝撃を吸収する機能がなくなってきます。劣化したパンクラバーは新品に交換します。

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明日に続きます。

ポルシェ整備 993 ターボ ショックアブソーバーの破損  
2016.05.15

お客様が持ち込まれたポルシェ 993 ターボのショックアブソーバーです。ショックアブソーバーの中にはピストンやオイル、ガスが入っており、ピストンが上下することでガスが圧縮されて、路面からの衝撃を受け止めます。

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今回のショックアブソーバーはピストンをガイドするベアリングブッシュが破損してガタが発生し、上下左右・自由に動いて正常に働かなくなっております。そのため、ピストンロッドとシェルケースの間に写真のように隙間ができてしまっています。

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ポルシェ整備 964 カレラ2・エンジン マグネシウム独特のサビ その2  
2016.05.14

昨日に引き続き、ポルシェ 964 カレラ2のエンジンのチェーンカバーからのオイル漏れをご紹介します。


凹凸になった錆をすべて除去し、洗浄を行いました。
粉上になった錆や凹凸部分が無くなっていることがご確認いただけます。


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このまま液体のパッキン交換をおこなって、チェーンカバーを取り付けますが、
ムラタチューンでは、再び錆が発生するのを予防するため、サビ止め塗装を行ってから、取り付けております。

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ポルシェ整備 964 カレラ2・エンジン マグネシウム独特のサビ その1  
2016.05.13

ポルシェ 964 カレラ2のエンジンのチェーンカバーからのオイル漏れをご紹介します。


車体からエンジンを取り外しましたところの写真です。チェーンカバーは赤丸の部分となります。
チェーンカバーからオイル漏れしていることが確認できます。

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チェーンカバーを取り外しました溝のようになっている部分をご覧ください。
凹凸ができているのをご確認いただけます。この凹凸部分は錆です。


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チェーンカバーはマグネシウムで製作されているため、鉄などとは異なり、このような錆となります。
凹凸部分の表面を削り取ると粉上になった錆が出てきました。


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ポルシェ整備 993エンジン トラブルの診断〜修理 その3  
2016.05.12

引き続き、ポルシェ 993に搭載された最後の空冷エンジンの診断・修理をご紹介いたします。


本日は、シリンダーにつながるインテークです。
ブーツから取り外したインテークをチェックすると上部が変形していることが確認できました。

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インテークにつきましては、以前にご紹介しましたがエアクリーナーから吸われた空気を密閉された状態でシリンダーヘッドに送り込むものであるため、このように変形してしまうとブーツと変形したインテークの間にできた隙間から余分な空気が入ってしまう恐れがあり、トラブルのもととなります。


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考えられる要因としましては「熱による変形」または、「ブーツを締める際に必要以上の力が加わったこと」が考えられます。