新着情報

ポルシェ整備 996 ギアの変速不具合の原因 その17 
2014.05.07

本日も引き続き、ポルシェ 996 GT2 トランスミッションの組み付け作業を行っていきます。
引き続き、ポルシェ 996 GT2 トランスミッションのギアチェンジの仕組みを紹介します。

ポルシェ 整備


センターケースを取り付けた後の写真です。
トランスミッションの外側にレバーがふたつあるのがご確認いただけるかと思います。


ポルシェ 整備



これはシフトフォークを動かすレバーで、昨日ご紹介したセレクターレバーシャフトに繋がっています。
また運転席にあるシフトレバーにも繋がっており、シフトチェンジが行われます。

従いましてギアチェンジの一連の仕組みは

【シフトレバーでギアチェンジを行う】

【シフトフォークを動かすレバーが動く】

【セレクターレバーシャフトが回転もしくは前後に動き、ギアが変わる】

となります。

ポルシェ整備 996 ギアの変速不具合の原因 その16 
2014.05.06

本日も引き続き、ポルシェ 996 GT2 トランスミッションの組み付け作業を行っていきます。
本日はポルシェ 996 GT2 トランスミッションのギアチェンジの仕組みを紹介します。

写真はセンターケースを組み付ける前です。
左側から5本の銀色のシャフトが組み付けられているのがご確認いただけます。


ポルシェ 整備


上からそれぞれ

【3速・4速のシフトフォークを支持するシャフト】
【5速・6速のシフトフォークを支持するシャフト】
【セレクターレバーシャフト】
【バックギアのシフトフォークを支持するシャフト】
【1速・2速のシフトフォークを支持するシャフト】

となっております。

ポルシェ 整備


その中のセレクターレバーシャフトがギアチェンジを行うために重要なパーツで、
セレクターレバーシャフトの回転と前後に動くことによってギアチェンジが行われます。


明日に続きます。

ポルシェ整備 996 ギアの変速不具合の原因 その15 
2014.05.05

本日も引き続き、ポルシェ 996 GT2 トランスミッションの組み付け作業を行っていきます。
本日はギアの組み付けが完了いたしましたのでピニオンとリングギアのバックラッシュの測定を行います。

ポルシェ 整備 ポルシェ 整備


バックラッシュはギアとギアのかみ合わせ部分にできるわずかな隙間のことです。
バックラッシュが正常な値になっていないと力のロスが発生したり、ギアを痛めてしまう原因となります。

ポルシェ 整備



バックラッシュの測定はボックスが溶接されたツールを用いてインプットシャフト側が回らないように固定し、
リングギア側を動かして、その動いた値をダイヤルゲージで測定します。

ポルシェ 整備



明日に続きます。

ポルシェ整備 996 ギアの変速不具合の原因 その14 
2014.05.04

本日も引き続き、ポルシェ 996 GT2 トランスミッションの組み付け作業を行っていきます。

本日はインプットシャフト、カウンターシャフトにギアの組み付けが完了しましたので、続いてセンターケースを組み付けて、5速、6速とリバースギアを組み付けていきます。



ポルシェ 整備




写真右・センターケース側から6速、5速、リバースギアとなります。トランスミッションへのギアの組み付けの一連の作業となります。


ポルシェ 整備


明日に続きます。

ポルシェ整備 996 ギアの変速不具合の原因 その13 
2014.05.03

本日も引き続き、ポルシェ 996 GT2 トランスミッションの組み付け作業を行っていきます。
本日はトランスミッション下部のカウンターシャフトにギアを組み付けていきます。

インプットシャフトに取り付けられたギアと対になっているため、写真右から1速、2速、3速、4速のギアとなります。

ポルシェ 整備

3速、4速のギアの間をよく見て頂くとインプットシャフトにはない、小さなギアが取り付けられているのが
確認いただけます。これはオイルポンプ用のギアです。

ポルシェ 整備


明日に続きます。