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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 462
2011.08.25

14時10分にピットイン、ドライブシャフトの交換をして再びスタートするポルシェワークスのハイブリットカーポルシェ997GT3Rです。この間約20分のタイムロスで既に優勝戦線から離脱していますが、次の来るべきレースに備え最善の努力を惜しまず果敢に挑戦するワークスのメカニック達です。

マンタイレーシングマンタイレーシング





マンタイレーシングのメカニックと協力し目の覚めるような早さでドライブシャフトの交換を終えたゼッケン9号車は第1コーナーに消えていきました。
しかし暫くしてチーフメカニックのレーネ・ラングさんに無線が入ってきました。そして再びハイブリットカーがピットインしてきました。昨年はチェッカーまで1時間余でエンジンが故障しリタイアしましたが、今年はデフ・フランジ交換後の再度のトラブルで苦戦を強いられているゼッケン9号車ポルシェ997GT3Rハイブリットです。

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左リアからの異音で20分程で再びピットインしてきました。
マンタイレーシングのヨーク・ベルガーさんが耐熱手袋をはめローターを外しドライブシャフトの再点検をしています。ニュルブルクリンク24時間耐久レースのライヴカメラが修理の様子を捉え映し出しています。
チェッカーフラックまで後27分です。最終ラップに向け各ピットから修理を終えた車輌が完走を目指しスタートしていきます。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 461
2011.08.24

ゼッケン16号車アプトアウディRS8LMSはボンネットの外れるアクシデントが発生し3位から転落しましたが豊富なレース経験を生かし順位を上げてきました。素晴らしいコンビネーションのチームワークでピット作業を終了し給油が終わるのを待つばかりです。ピット要員全員の視線が給油スタッフに注がれています。
終了と同時にエンジンが始動しスタートを切りました。4位、5位を走るフェニックスアウディRS8LMSに頭を押さえられていますが6位からの表彰台を目指し健闘しています。

マンタイレーシング
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ゼッケン71号車ニッサンGT-R カテゴリーSP8Tです。ニュルブルクリンクノルドシュライフェのツーリスト走行では常時数台見受けられるようになりましたが「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」は初挑戦です。
ドライバーの山本泰吉さんは今年1月に開催された「ポルシェクラブ六本木」主催の八千穂レイクの氷上トレーニングに来て頂きましたが、そもそもの出会いはニュルブルクリンク近郊のイタリアンレストランです。

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総合38位と初戦の車輌にも関わらず良く健闘しています。
やはり初参戦でもあり思うに任せないのは仕方ないでしょう。一旦GOサインが出た後再度ピット作業を再開するような場面がありましたが、このような経験が今後に生かされ一段と成長していくと確信します。これからも参戦してもうらいたい国産車です。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 460
2011.08.24

チェッカーまで1時間45分を残す頃、ゼッケン79号車で今年からRJNモータースポーツから参戦しているニッサン370Zの取材に訪れましたがエンジン不調で苦戦を強いられていました。
ミハエル・クルムさんから田中哲也さんにドライバーチェンジが行われた直後でした。日本勢の健闘を期待します。

ポルシェクラブ六本木が初めて富士のショートサーキットを使って開催した4年前にインストラクターで来日してくれたHEICOのパトリック・ブレンドルファーさんを訪ねました。ヘルメットの顎の部分に“日本のために走る”とシールが貼られてます。

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ゼッケン124号車は美しい排気音を響かせ最後のスティントに向けスタートしていきました。
レース前から何回かお目に掛かっていましたが、総合で50位SP4Tクラスで昨年に続き見事優勝しました。お世話になったレーシングドライバーが好結果でチェッカーを受けるのは素晴らしいことです。

ムラタチューンでコンピュータを担当する島守俊輔です。特技を生かしTVカメラの助っ人でレース観戦に参加しました。飛行機の移動疲れと時差ぼけで深夜からプレスセンターで6時間睡眠をとりましたから元気です。ユーロピクチャーの長谷部社長が疲れたら少し休んで良いよと言ったそうですが。
観戦者の中で最も睡眠時間を確保したが彼で不眠不休で取材したのは長谷部社長でした。

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最後のスティントを終了した
ニッサン370Zゼッケン79号車のミハエル・クルムさんです。
走り終えたどのレーサーもレーシングスーツから汗が滲み出ています。今回はエンジンの不調で思うような成績を残すことができず残念でしたが、このレースで勝つことはヨーロッパにおいて販売に直結すると考えて良いでしょう。ブレーキパットのエンドレス、サスペンションキットのKWなど沢山あります。
スポーツカーで参戦するのであれば最良のベースを備えた車輌で参戦し本当の意味で“がんばれ日本”を主張してもらいたいと思うのはこのレースを観戦しに来た日本人共通の認識でしょう。小さい日本の市場でなくヨーロッパ、アメリカ、そして中国で性能をアピールすることが重要ではないでしょうか。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 459
2011.08.23

マンタイレーシングの監督ウーヴェ・フルークさんはマーク・リーブさんをお送りだしチェッカーまで残すところ2時間を切って不動の総合優勝に向けた地固めに入りました。昨日朝9時スタッフ全員がピットに集合してから、既に29時間不眠でマンタイレーシングの参戦車輌を全車をフォローしてきていますから、疲労は極限に達しているはずです。メカニックのトップとして「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」で常勝チームを率いる責任者として当然のことでしょう。

12時30分から最後のスティントを走り終えたルーカス・ルーアさんです。顎からしたたる汗は拭っても拭ってもすぐまたしたたり落ちてきます。

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水分補給をして人心地がついた頃、周囲のメカニックが声をかけてきました。優勝への一歩を確かなものとした安心感とトップを走る重責からの解き放たれた開放感が心底感じられる瞬間でしょう。メカニックの質問に笑顔で答えています。約2分ほどの休憩時間です。その体力と回復力に驚きます。

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早速、シェフのオラフ・マンタイさんのもとへ報告に行き簡単な会話を交わしただけでピットに戻って来ました。2位を走る昨年の優勝車BMWゼッケン1番と
トップを走るマンタイポルシェは1ラップの差があり、ベストコンディションで周回を重ねるゼッケン18号車にオラフさんは満足しているようです。約2時間前からシェフもドライバーも総合優勝に照準を合わせています。昨年はレーススタート間際まで車輌整備をしていましたが、今年はレース前に全の車輌の調整は終わりレース展開は余裕をもって進んでいます。そんななかで去年との大きな変化はマルセル・ティーマンさんからルーカス・ルーアさんに変わったことです。

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昨年はVNLレースにおいて圧倒的な強さを見せつける勝ち方を展開していました。その延長上の「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」序盤1/3経過した22時20分に17kmポスト フランツガルテンでゴルフシロッコと接触しリタイアしてしまいました。
今年は去年の教訓を生かし淡々としたレース運びでます。

ウーヴェさんを囲んでムラタチューンから参戦したメカニック小宮山泰央とポルシェ997GT3Rハイブリットのドライバー マルコ・フォルザーさんです。彼は一昨年マンタイレーシングスクールを卒業した3名の若手ドライバーの一人です。昨年のマンタイトラックディのブログにも登場し、今後大いに注目されるドライバーです。
ピット内は既にマンタイレーシングの総合優勝ムードに向け盛り上げってきました。チェッカーまで後1時間45分あります。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 458
2011.08.18

昨夜23時過ぎシェフ オラフ・マンタイさんの指示でダブルステイントを消化すべくハンドルを握るマーク・リーブさんがトップを行くマメローレーシング ゼッケン33号車メルセデスベンツSLSとの差をじりじりと詰め23時25分トップの座を手中に収めてから15時間余、明け渡すことなしに守りきっています。
鈍い排気音を響かせゼッケン18番のマンタイポルシェ997GT3RSRが26番ピットに入ってきました。

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ドライバーチェンジは一瞬で終わりタイヤ交換の後は給油が終了するのを待つのみです。その間入念なフロントガラスの拭き取りが行われました。完全に仕上がっているマンタイレーシングの車輌はピットストップで特に手を掛けることもなく燃料タンクが満たされるのを待つだけです。39th「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」に王手を掛けたマンタイレーシングの26番ピット前は報道陣が詰めかけ勝利前の映像をカメラに修めるべく集まっています。

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今回「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」のDVD制作は今年で4年目となり4作目です。今回の制作にあたり日本から参戦しているチームと日本のレース車輌そして日本のドライバーがいかに苦心して、筋書きのないこの壮大なレースを戦っているかの映像をDVDでご覧頂き、その内容をお伝えすることで世界一過酷な24時間耐久レースを日本のモータースポーツファンに多少なりとも知って頂きニュルブルクリンクサーキットの素晴らしさを理解頂けたならとの思いから制作いたしました。メカニック然りドライバーは勿論少しのミスも許されない緊張の連続、その苦しさを乗り越えやり遂げることの素晴らしさをこのDVDをご覧頂いた一人でも多くの方に知って頂けたら、これに勝る喜びはありません。

画面のそこかしこにこのVDV制作会社ユーロピクチャの社長、長谷部さんが登場してます。

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日頃からたゆまぬ努力と訓練で言葉を交わさなくとも相互に理解できるチームワークがこのレースでは不可欠です。信頼をして任されたからには完璧にやり遂げて応えることで確実に勝利を手中に収められるのです。燃料を満たしGOのサインと同時に勝利に向けスタートするマンタイポルシェ997GR3RSRです。

39th「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」2011年版は9月10日(土)に発売されます。迫力溢れるレースの模様をぜひご覧下さい。

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