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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 904
2014.05.05

海水浴場すぐ手前の芦原と津波で剥がれた屋根、そしてテトラポットの側に横たわる「ゴジラ」のオブジェ?です。

1954年マーシャル諸島ビキニ環礁で核実験が行われ、東海域を航行していた静岡県のマグロ漁船の第五福竜丸の乗組員23人が被爆、船室の外に長く居た無線長の久保山愛吉さんは放射能被曝のため半年後に亡くなりました。
放射性物質を含んだ「死の灰」が広範囲に降り注ぎ、周辺に住む島民も数多く被爆しています。
1954年の水爆実験「ブラボー実験」は最も規模が大きく、広島に投下された原爆の1,000倍の威力だそうです。
当時水爆実験が大きな社会問題となり、核実験の海底に潜んでいた恐竜が突然異変を起こしゴジラが誕生したと言うストーリーで、東宝映画が円谷英二の特殊撮影を駆使した映画が「ゴジラ」が制作されました。
当時中学生まで学校が引率する映画以外観賞禁止でしたから、こっそり見に行った記憶があります。

郡山郡山



津波の防潮堤は根こそぎ倒壊し、どこが基部なのか素人には分かりません。
倒壊した防潮堤が歩道の様に続いています。遙かその先、海に落ち込んだ岬のまたその先が福島第一原発だそうです。
どこから来たのか20cm程の人形が横倒しの防波堤に横たわっていました。

郡山郡山



海岸付近の舗装道路は芦原の中にズレ落ちています。
海岸から3km程先の山裾の立派な家屋は1階のガラス戸は全て取り払うわれた様に無くなり二階の屋根が少し落ち込んでいます。
家主は避難区域ですから帰ることができません。
荒涼とした蘆荻は津波だけでない恐怖を感じさせます。

郡山郡山



次回に続く 

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 903
2014.05.04

ポルシェクラブ六本木の総会が開催された二週間後、前福島知事佐藤栄佐久先生の基調公演に触発され大熊町を訪ねました。
東北自動車道郡山ジャンクションから常磐自動車道を船引三春で下り、国道288号線を東に向かいます。
国道沿いのあちこちに大きな黒い袋が並び山裾の残雪と奇妙に対比して見えます。
行く手にゲートが設置され、事前に取得した通行証と申請した同乗者の身分を明かす証明書として自動車運転免許証の提示を求められました。
係員が確認後、30m程先のグリーンの扉の内側入りました。
なぜか心持ち息苦しさを感じます。

更に進んだ先の観光用表示です。

郡山
郡山




無人のまま3年を経た蘆荻の中の学校と海水浴場です。

郡山郡山



「渚にて」は1957年に書かれた小説で1959年にスターリン・クレーマー監督、グレゴリー・ペック主演で映画化されました。

核戦争後、放射能汚染により北半球は全滅と思われたアメリカのシアトル付近から謎のモールス信号が断続的に発信されていた。
硫黄島からマニラを経、メルボルンに避難したアメリカの原子力潜水艦は発信源の調査に向かう。乗組員は防護服を着て上陸、コンビナートの発信源に行ってみればブラインドの紐がコーラの瓶に絡まり、風に煽られたコーラの瓶が無線機のキーを叩いていた。

放射能汚染は徐々に南半球に南下し、人類滅亡が避けられない状況で再び原子力潜水艦はメルボルンに帰港する。
やがてメルボルンも大気中の放射能濃度が急激に上昇しはじめ、放射能被曝者が出始める。
被曝症状で苦しみ始めた人から薬物を服用し、街は次第に人々が死に絶えて行く。
赤ん坊も子供も。
皆が祈りを捧げた広場には「兄弟たち、まだ時間はある」と書かれた横断幕が風にゆれているが、人の姿はどこにも見あたらない。
艦長(グレゴリー・ペック)は、アメリカ海軍の軍人として母国での最後を望む部下と共にアメリカに去っていく。

哀愁を帯びた主題歌「ワルチング・マチルダ」が、誰も住めない海岸の風景とラップしていました。

郡山郡山


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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 902
2014.05.03

八千穂スキー場内のレストラン モンブランへ協賛して頂いたお礼の挨拶に伺いました。週明けの昼前でしたから忙しくなる間隙を縫って伺ったことになります。
お父さんがオーナー社長でお兄さんが専務ですが、お訪ねした時、お二人とも留守で常務の弟さんと奥さんがおいでになり、お礼の挨拶をすることができました。
土曜日夜の茂来館も、昨日昼のスキーセンターの演奏会もレストランの繁忙時間と重なり、行くことができなかったとお詫びを言われ恐縮しました。
辰野さんのご家族は元々諏訪の出身で、昨年11月に開催されたフォトハンティングラリーで麦草峠の駐車場に車を置き、徒歩で白駒の池を散策したとき立ち寄った白駒荘や八千穂高原スキー場内のモンブランやペンションを営むご一家です。
広いレストランの壁にはポルシェクラブ六本木主催の氷上トレーニングと演奏会のポスターが掲げられていました。
ポスターの話から、実は私も木遣りをやっていてと御幣(オンベ)を持って来られました。
諏訪大社上社で木遣りを唄われているそうで、突飛な話題に話が広がり忙しくなる前にお暇しました。

13時を回った頃、佐久穂町産業振興課観光係に挨拶にお伺いしました。
演奏会はお客様も沢山見え木遣り唄と今までの演奏会では見たことのない演奏技法のクライネット、超絶技巧のギターの演奏が好評だったこと。
昨日はプログラムに組み込まれていなかったスキーセンターの演奏会で、噂に聞く木遣り唄を初めて生で聞け良かったと大変喜んで頂きました。
皆さんに喜んで頂き、主催者としてこれに勝るやりがいはありません。

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最後に6日間美味しい料理を毎日ご提供頂き、更に佐久穂町の皆様と地元企業に参加頂いた「和と洋の伝統に親しむ夕べ」のキーマンとして、ご尽力頂いたハーモナイズへお礼の挨拶に伺いました。
丁度、協賛頂いた畑八開発の井上社長が会食をされ帰り際にお会いしましたのでお礼の挨拶ができました。

更に店内には6日間お世話なったホテルのスタッフが食事中で、お二人にも挨拶ができハーモナイズでお世話になった二組の方々にお礼を申し上げることができました。

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遅い昼食を済ませシェフを加えたオーナーご家族のお見送りを受け、今年のウィンタートレーニングイベントは全て無事終了いたしました。
レストランから400mほど下った清水町の交差点で大阪に帰る大鹿さん夫妻は右折し中央道小淵沢方面に、我々は左折し佐久南インターから上信越自動車道を東京を目指し、シャラーさん達に遅れること4時間半、佐久ジャンクションを目指し帰路につきました。
正面には長野県々歌で謳われる「浅間はことに活火山」の浅間山が雲の合間に噴煙をたなびかせていました。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 901
2014.05.02

「本当に大丈夫なの」と心配そうな表情でティモ・クルークさんがジグフリード・シャラーさんに聞いています。
僕はどちらにしても後部席の荷物の隙間に座っているだけだからと無関心を装うニコ・カストラップさんですが、本心はどうでしょう。
思い悩んでも仕方ないからまずはチャレンジしようと心に決め、ここで分かれ大阪に帰る大鹿さんと挨拶を交わすニュルブルクリンクマイスターのシャラーさんです。

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ニュルブルクリンクノルドシュライフェをポルシェの市販車で走らせたなら最速のティモさんも大鹿さんと別れを惜しんでいます。
東京までのドライバーを引き受けたシャラーさんが下諏訪町木遣保存会からプレゼントされた木札を見せてドイツ語で何やら言っています。

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パッセンジャーシートのティモさんもその後部席のニコさんも同じ仕草をしてドイツ語で何か言っています。
さぁ、皆さんドイツのインストラクター3人はドイツ語で何を言っているか解りますか。

3人はいずれ劣らぬニュルブルクリンクノルドシュライフェの強者達です。
まさか八千穂レイクから続く雪の下り坂のワイディングロードを怖がっているとは思えません。
日本語のナビを頼りに佐久南インターチェンジから藤岡、練馬ジャンクションを経由し、外郭環状線から首都高速道路を駒形インターチェンジ迄の道が解らなくなったらと心配しているのでしょうか。
ニュルブルクリンクノルドシュライフェの高速テストでは「シートに座った後はスロットルを全開にするだけだ」と言い7分37秒9のコースレコードたたき出す人ですから、そんな意気地がないことを言うはずがありません。


お守りのご利益を説明したのは木遣保存会の小口典久さんでしょうか。
宮坂宏明さんでしょうか。

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ポルシェ遣いのカレラ3人が言っているのは「お守りがあるから大丈夫」!!


次回に続く

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 900
2014.05.01

ウィンタートレーニング開催期間の前泊と終了日の宿泊を合わせると6日間お世話になりました。
今朝も朝日の差し込む食堂の中央に陣取った食卓を挟み味噌汁、納豆の朝食です。
その他、魚の煮付け、野菜の煮物、酢の物、半熟卵に海苔、サラダ、漬け物も残さず全て食べています。

ニコ・カストラップさんがドイツから持参した土産のワインです。
叔父さんのワイナリーで作られた逸品で封印にはオーナーのサインが記されています。

ウィンタートレーニング
ウィンタートレーニング



ブドウやトウモロコシのワイン、真ん中の黄色いボトルは高級ワインに黄卵が入ったシロップでドイツではアイスクリームにかけて食べるそうです。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング




写真のメンバーは先発隊で開催日前日に現地入りし、イベントが終了した翌朝全ての精算と忘れ物チャックが終わりました。
現地で徴収した諸費用等は飯塚さんから引き継ぎイベントの会計報告は大鹿さんが担当です。
日本語の旅行雑誌と写真集を手におどける3人と納豆が食べられない大鹿さんです。
無事東京の目的地に到着できることを祈念し、殿全員が玄関に集合して記念写真を撮りました。
インストラクターの3名は日本語のナビを頼りに浅草のホテルを目指します。
出発前の日本語の特訓は最も来日回数と滞在日数の多いシャラーさんを主に旅行雑誌で済ませました。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング



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