ポルシェ整備 993・ターボ マニュアルトランスミッションの修理 その1 2017.05.19
本日より「ポルシェ 993ターボ ミッションの修理」を数回に分けてご紹介していきます。
ポルシェ整備 ポルシェ車全般 ドアミラーの振動原因 2017.05.18
ドアミラーの固定ボルトをご紹介いたします。
ポルシェ整備 964 エンジンのクーリングファンカバーの破損修理 2017.05.17
ポルシェ964 カレラ2 エンジンのクーリングファンのカバーの破損の修理をご紹介します。
ポルシェ整備 964 エンジンフューエルプレッシャーレギュレーターの不具合 2017.05.16
ポルシェ 964のフューエルプレッシャーレギュレーターのトラブルをご紹介します。
フューエルレギュレーターは、燃圧を一定に保つためのパーツで中にゴムの膜があり、そのゴムの下側に燃料、上側がインテーク側に繋がっており、互いの圧力で燃圧を制御しています。
お客様の持ち込まれたポルシェ 964は、温感始動時にエンジンがかかりにくい症状が発生しておりました。
フューエルレギュレーターを調べてみるとフューエルレギュレーターの中のゴムが破れていてることがわかりました。燃料側とインテーク側とを隔てるゴムが破れていたため、インテークマニホールド側に燃料に燃料が送られ、インテークを通じて余分な燃料がエンジンに送られていました。
それにより想定された量に比べて燃料が濃くなり、特に高温下でのエンジンがかかりにくい症状につながっておりました。
ポルシェ整備 964と993の違いに見る空冷エンジンの進化 その3 2017.05.15
引き続き、ポルシェ964とポルシェ993のエンジンの違いからエンジンの進化をご紹介します。ポルシェ964とポルシェ993のエンジンでは、ロッカーシャフトのカムハウジングへの固定方法も異なります。
ポルシェ964はシャフトの両端をボルトで締めることで、シャフト両端の太さが増してカムハウジングとの隙間を埋め、固定されます。
一方のポルシェ993はボルト2本でカムシャフトに直接固定されます。
このようにカムハウジングからロッカーシャフト、ロッカーアームの小さな部分を比較しても964から993へより効率的になるようエンジンが進化しているのがお分かり頂けたかと思います。