新着情報

ポルシェ整備 964エンジン オーバーホールからチューニングへ
2013.12.19


本日は、ポルシェ964のエンジンのチューニングをご紹介いたします。


写真はオイル落としとバリ取りを行った状態のエンジンブロックです。
エンジンオーバーホールと言われる作業は、通常このオイル落としとバリ取りまで行うことをです。

ポルシェ 整備 ポルシェ 整備


しかしながら今回のポルシェ964のエンジンはブロックを加工してエンジンオイルの流れを改善し、
駄肉を落とす等、エンジン内部の更なる機能効率向上を図る為の加工を施しています。

ポルシェ 整備 ポルシェ 整備


エンジン内部の加工は、長年に渡ってポルシェエンジンを加工し培われた経験が不可欠になります。
ムラタチューンこだわりのチューニング方法のひとつです。

ポルシェ整備 996GT3 車種問わず発生するホーンのトラブル
2013.12.18


本日は、ポルシェ 996 GT3のホーンの修理をご紹介いたします。


以前から何度かご紹介しておりますが、ホーンのトラブルは比較的発生しやすいトラブルです。
鳴りが悪い、また鳴らないといった症状が発生している場合は、点検をオススメいたします。

ポルシェ 整備

ポルシェ 996 GT3のホーンには高音と低音の2種類のホーンが取り付けられています。
今回は高音側のホーンの修理・交換を行います。

ポルシェ 996 GT3のホーンはフロントの車体下、右側の穴の中に装着されています。
この穴から水などがホーン内部に侵入し、音が小さくなったり、鳴らないなどのトラブルが発生いたします。

ポルシェ 整備

ポルシェ整備 964エンジン エンジンをスムーズに回すために
2013.12.17


ポルシェ 964エンジンの個々のピストンの重量合わせをご紹介いたします。


ピストンの重量は、エンジンをバランスよくスムーズに回すためには、
すべてのピストンが同じ重量であることが望まれます。

そのため、予め定められたピストンの重さを基準にして、その他のピストンを削ります。
写真は、ピストンの裏面を削っているところです。

ポルシェ 整備


ただピストンのどこを削ってもよいというわけではありません。

ピストンの燃焼室側を削るとエンジンの圧縮比が変わってしまうため、
ピストンの裏側など、機能や性能に影響のない部分を削っていきます。

ポルシェ 整備

ポルシェ整備 964エンジン 空冷エンジンに見られる特徴
2013.12.16


本日は、ポルシェ 964の空冷式のエンジンの特徴についてご紹介致します。

空冷式のエンジンは、その名の通り、走行風をエンジンルーム内に取り入れ、直接エンジンを冷却する方式です。

ポルシェ 整備


したがってエンジンの表面が空気に触れる部分が多ければ多いほど、冷却効果が高まります。
少しでも空気に触れる面積・・・表面積を増やすため、シリンダーヘッドの外側には写真のようなフィンが付いています。

ポルシェ 整備


空冷エンジンの特徴のひとつです。

ポルシェ整備 964エンジン カムハウジングの砂の発生原因
2013.12.15

本日はエンジンのカムハウジングの表面に現れる砂や異物の除去をご紹介いたします。

写真はポルシェ964のエンジンのカムハウジングです。

ポルシェ 整備


表面を拡大した。写真をご覧ください。表面が粉をふいたように灰色に変色していることがわかります。
この灰色の粉上の物体の正体は砂などの異物です。

ポルシェ 整備


エンジン内のパーツになぜ砂?と思われるかもしれません。

エンジンのカムハウジングは鋳型といって型と型を合わせ、そこに金属を流し込んで製作する方法で作られます。
型は繰り返し使用されるため、回数を重ねる度に型の中にある砂が微量ながらエンジンのパーツの中に入ってしまうため、このように砂が発生するのです。