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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 643
2012.11.12

グランプリコースの駐車場から参加者のポルシェは姿を消し、イベントの後片付けが早いのは、レースでもドライビングスクールでも同様です。
広い駐車場の西側一帯にレンタルしていた各種のポルシェが集められています。
インストラクターが使用したポルシェだけでも18台を数えます。
海外からの参加者のために用意されたレンタルのポルシェを含むとご覧の台数になります。

遙か東の空は晴れていますが頭上は再び雲に覆われ始めました。
西の空も遠くは晴れていますが、やはり頭上近くは重そうな雲が再び覆い初めました。
僅か2時間の間に天候はめまぐるしく変わりますが、これがこの時期のアイフェル高原ニュルブルクリンクの特徴です。

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次々と大型2層のローダーにポルシェが搭載されていきます。
大型トレーラー1台にポルシェが7台、上段に4台、下段に3台です。
5台のトレーラーが待機していますから35台のポルシェがこのドライビングスクールのため用意されたことなります。
新型ボクスターから991、997ターボと多種のポルシェが勢揃いしています。
何回かこのドライビングスクールに参加し、過去これだけの台数のポルシェのレンタカーが搬入したのを見たのは今回が初めてです。
いかに豪勢なドライビングスクールか窺えます。

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いつ走っても緊張するニュルブルクリンクノルドシュライフェのドライビングスクールは1台の事故もなく無事終了しました。
前半から中盤以降まで雨にたたられたお陰で参加者は誰もが気をゆるめることなく走り、後半の晴れ間でもカル鴨を解除しなかったことで無事故で終了できたと考えます。
別の見方をすればレンタルポルシェの参加者が多かったことが無事故であったことに大いに影響していると思いました。

緊張から解き放たれた19時ラ・ランテルナでの夕食の情景です。
昼食はリンドナーホテルで豪勢なバイキング料理でしたから、夕食は軽めにと思い特別に作ってもらったジャガイモのボイルと海鮮サラダ、そしてグラスワイン1杯です。

ドュッセルドルフから来たギュンター・フォルクさんとアルミグラフィックの芸術家アンドレアス・ヘットレッシュさんが加わりアルコールの消費量が増えました。
しかしフォルクさんは夕食後ドュッセルドルフに帰宅します。
ですからビールはジョッキ一杯のみです。
厳格な自己責任を問われるドイツと日本の大きな違いでしょうか。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 642
2012.11.11

2012年9月27日(木) 雨で始まったポルシェAGのニュルブルクリンクのドライビングスクールは後半も押し迫った15時前、にわかに好天となりました。
天候が回復した後、僅か1時間の走行でしたがノルドシュライフェのコンディションは急速に好転しました。
惜しむらくはあと30分早く天気が回復すればと願ったのは参加者全員同じだったようです。

全てのインストラクターが集合し解散式が行われました。
カメラ片手に会場内を移動するうちに何とジグフリード・シャラーさんが参加していのを見つけました。
お互い目が合ってびっくりです。
一日同じドライビングスクールに参加し最後のこの時まで会わなかったとは驚きです。
今回もやはり964RSで参加しています。
話では毎週サーキットに顔を出しているようで、こんな人とニュルブルクリンクノルドシュライフェを一緒に走っても、とても付いて行けません。

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参加者全員がディプロマを受領した後、帰路に付く迄のひととき皆さん会話を楽しんでいます。
ニュルブルクリンクノルドシュライフェで開催されるポルシェAGのドライビングスクールは上級者向けに用意されたプログラムで初めて参加する場合、このドライビングスクールには原則参加できません。
原則と断ったのはスクーデリアハンセアートに参加した証明書があれば可能だからです。
3年前までポルシェAGのドライビングスクールもスークーデリア同様にセクショントレーニングをカリキュラムに採り入れていましたが、初心者が2日間では全コースを覚えるのは無理です。
一方何回も参加しているポルシェ乗りは乗り手の技量に合った走行ができるようにとの要望を提案したことで、その希望が取り入れられカル鴨方式に変更となりました。
好天であれば14時からスポーツ走行が可能なのを知っての参加ですから天候との掛けのようなドライビングスクールです。

アルミグラフィックの芸術家アンドレアス・ヘットレッシュさんがポルシェ993GT2と997GT2RSのデザインとロゴの配置と大きさについてスケッチとサンプルを持参し意見を聞きに訪れました。
このドライビングスクールで配布されたアンケート用紙の裏にさっさとフェルトペンを走らせたスケッチでイメージ画を描き見せてくれました。

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日本語を話すドイツ人Dr.カムラーさんも特別注文のアルミグラフィックのサンプルに興味を示し会話に参加し意見を述べ提案をしてくれました。
前回訪独した3週間前に注文した作品のロゴの位置とサイズを決めるのにデジカメを用い説明するアンドレアスさんです。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 641
2012.11.10

ニュルブルクリンクで開催のポルシェドライビングスクールはチェッカーフラックまであと90分を残すのみとなりました。
スタート直前の第2グループを先導するインストラクターです。
昨年同時期に開催された時のインストラクターで1週間後の10月5日に開催されるポルシェクラブ六本木主催のスポルトファーシューレにインストラクターとして招聘したニコ・カストラップさんより若いようですが、二人とも実力を重視する欧米では年齢は無関係なことは言うまでもありません。

スタート間際の路面状況はウェットとドライの比率が80:20位です。
これだけ多くの参加者が一斉にノルドシュライフェを走り出せば天候も回復したのでコースの状況は急速に好転するでしょう。しかしそれでも6kmと11kmポストはウェットの路面がまだらに残りドライで走行して来て、いきなりウェットになった場合、アクセル操作が一瞬でも遅れたなら大変危険な状況に陥ります。

トラックディと同様にスポーツ走行にすると、どうしても競争心を煽りがちになり事故に繋がる確立が高くなります。
20分早い16時10分にチェッカーフラックが出て走行終了となりました。

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続々とピットロードに戻って来ます。グランプリコースからノルドシュライフェに続くアプローチの入口はパイロンで閉鎖され誘導スタッフが出ていますからチェッカーフラックと同時にグランプリコースを1周してピットインとなります。
雨にたたられたノルドシュライフェを一日無事に走り終えた安堵感から張り詰めた緊張が解き放たれどのポルシェ乗りもにこにこしています。
まさに男のロマンを地で行くような笑顔です。

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そんな中に工作機械制作会社の役員で Dr.カムラーさんがいました。
黒の997GT2RSのオーナーで日本に3年駐在していたそうで日本語で話しかけられ驚きました。ダンディーで長身のドイツ人がいきなり日本語を話すとは想像していませんでしたから、話しかけられたこちらは一瞬呆然とした表情になったと思います。日本語で話しかけられた瞬間、この顔と日本語はそぐわないとの思いが脳裏をよぎったと思います。アルミグラフィックデザイナーのアンドレアスさんが彼からの注文を届けにきました。
これでまた人との広がりができました。

早速10月5日のスポルトファーシューレの案内をしたのですが生憎既に予定が入っていて参加はできませんでしたが1月に開催される八千穂レイクの氷上トレーニングはジグフリード・シャラーさんと同様に興味を示してくれました。
さてどうなるでしょうか今から楽しみです。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 640
2012.11.09

朝8時頃から降り出した秋雨は昼食を取るためシャトルバスでリンドナーホテルに移動する頃も降り止まず天気予報では終日雨時々曇りでした。
秋のニュルブルクリンクですから小雨の予報は今までの経験から理解していましたが、本降りの時間が長く期待する曇天にはなりませんでした。

ところが15時間際、今までの西北からの風が南の風に変わり急速に天候は好転の兆しを見せ僅か30分ほどで何と待望の晴れ間さえ見えてきました。
天候が回復すると気温も急速に上昇し参加ドライバー達は一斉にピットからそして車から出て青空の下で喜びを全身で表現しています。もろ手を挙げバンザイの姿勢をするドイツ人のライバーです。


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ポルシェAGのカメラマンさえも羽を拡げたように屋外に出てシャツターを切り続け、この天候を待っていたかのようです。
待機する第2グループのポルシェの車列後方から眩しいそして待望の透き通った日の光が暖かく辺りを包み始めました。
昨日まで好天に恵まれていたので天気が回復すると路面がウェットからドライに変わるのにそれほどの時間は要しません。

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この天候がニュルブルクリンクでは曲者でノルドシュライフェにおいては特に気を付けなければなりません。
トレーニングの終了時間まで残すところあと90分です。
朝から降り続いた雨のため緊張を強いられたトレーニングですが、この青空で参加者は勿論、インストラクターも開放感に溢れ次々とノルドシュライフェを目指しスタートして行きます。

トレーニング開催日が好天の場合、後半にフリー走行を2時間設けるのですが、今回は全車無事故でトレーニングを終了する目的で終日カル鴨走行に終始しました。
トレーニングとトラックディとの大きな違いは上記に説明したカル鴨主体かフリー走行を主体とするかの点です。

カル鴨走行で先導するインストラクターに追走するポルシェの入れ替えはノルドシュライフェの直線コース20kmポスト付近でインストラクターに追走してきたポルシェが右にウィンカーを出し速度を落とし最後尾に付くことで自然と2番目を走っていたポルシェがインストラクターに追走する体勢になります。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 639
2012.11.08

今回開催のポルシェAG主催のドライビングスクールは8時から開始です。
参加者の受付は6時半にリンドナーホテルで始まりました。
サンドイッチ、コーヒー、紅茶、果物等の朝食がブリーフィング会場前のロビーに用意されブリーフィングは7時30分から始まり、8時迄にグランプリコースに移動しグループ毎に分かれトレーニングが開始されます。

昨日のブログにも書きましたがピット内に設けられた会場の様子です。
3区画の仕切を取り払い左側手前は水やジュースの冷たい飲み物で奥はコーヒーや紅茶などの暖かい飲み物が用意されたドリンクコーナーとなっています。
写真中央奥の壁面にもコーヒー、紅茶の他サンドイッチからケーキ、スナックのチョコバー等とリンゴ、ブドウ、オレンジが豊富に並び休憩のひとときを飲み物、食べ物でリラックスできるように前回同様にしつらえてありました。

左の写真左側にヘルメットの棚を装備したトレーラーが駐車し海外からの参加者のために沢山のヘルメットが用意されていますが棚の空いているスペースは貸し出されています。
ヘルメットの貸し出しは無料で参加者に渡すとき密封されたフェイスマスクを付けて渡されます。

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4番目のピットにはヘルメットが140程並べられています。
これだけの数が並べられているのは見たことがありません。
見事です。
ヘルメットの先のスペースは参加車輌のメンテナンスに使用されています。
何時も参加している顔なじみのメカニックが変わりなく来ていてくれたので何故かホッと安心感が漂いました。

篠つく秋雨の駐車場には休憩に入ったグループの最強、最新のポルシェが縦列に並び次のスタートまで待機しています。

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縦列駐車の後方には大型トレーラが並び2層のローダー上にポルシェ991が何台も積載されたまま待機しています。
昨年から特に中国、そして東南アジアからの参加者が急増しその参加者のために用意されたレンタルのポルシェです。
今回もやはり中国から集団で参加しています。
急激に参加者の構成に変化が見られますが、中国、東南アジアからの参加者数の激増は目を見張るものがあります。

秋の氷雨に雨具の襟を立て休憩ピットに急ぐ参加者とインストラクターです。
昨日まで好天に恵まれ今日はトレーニングが始まる頃からアイフェル高原ニュルブルクリンク特有の雨が降る始めました。
これがニュルブルクリンクの怖さであり面白さです。

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